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自分を変えたい

Febeで聴きたい、お手頃価格&原理原則系オーディオブック20選

2013年8月29日

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どうも、ハガネ屋(@hagane_ya)です。

Febeの所持ポイントが地味~に結構たまってきたということもあり、
これから聴きたいと思っているオーディオブックを物色してみました。

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で・・・どうせだから今回、備忘録をかねてまとめ記事にしておきます。
「Febe おすすめ」等で検索して来る方もポツポツいらっしゃいますし。

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なお「20選」としましたが、全ての書籍を読んでいるわけではありません。
その代わり、以下の条件を設けつつ入念に選んでいます。

・いわゆる「原理原則」に迫る内容であること
・「オーディオブック化されていない原理原則本」の代替品になりそう
・Amazonレビューで高評価、かつレビューがサクラ臭くないもの
・一冊3000円以内で購入できる
・収録時間が長め(5時間前後)かつ、単品で完結している
・続編(例:「○○の法則2」)などは挙げるとキリが無いので除外

 

なお、すでに当サイトでご紹介済みの書籍については除外しています。
「7つの習慣」「巨富を築く13の条件」この2冊のことですね。

理由は・・・以前、割と詳しく記事を書いていることもあるんですが。

Febe!で7つの習慣のオーディオブックを購入してみた

7つの習慣のオーディオ版を聴いてみて気づいたこと

「思考は現実化する」に挫折した人向けのオーディオブック

 

この2冊は、ビジネス書枠における優先度を考えた場合”別格”だからです。

もちろん、活用するであろう分野次第で変わってくるとは思いますけど
基本的には、この2冊以外で優先的に買うべきものはほぼ無いと思います。

よって、それを踏まえた上で「次の一冊を買うならコレ!」というスタンスで
個人的に(あくまで”個人的に”)気になる、オーディオブックの一覧です。

※クリックで各項目へ飛びます(戻る時は右下のBACK TO PAGETOP)

・「原因」と「結果」の法則
・第3の案 成功者の選択
・夢をかなえるゾウ
・仕事は楽しいかね?
・超訳 ブッダの言葉
・超訳 孫子の兵法
・渋沢栄一「論語」の読み方
・論語物語
・三国志で学ぶランチェスターの法則
・ランチェスター思考 競争戦略の基礎
・ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知
・ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて
・プロフェッショナルマネジャー
・伝える力
・見通す力
・ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-
・生き方―人間として一番大切なこと
・賢者の書
・スタンフォードの自分を変える教室
・ハーバードからの贈り物

 

Febeで聴きたい、お手頃価格&原理原則系オーディオブック20選

 

原理原則・定番系

「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

 

色褪せることのない自己啓発の古典的名著 ミヤコ 様より

本書は、英国出身のJames Allen氏が2冊目の著書として1902年に書いた『AS A MAN THINKETH』を坂本貢一氏が翻訳したものである。

今から1世紀以上も前に書かれた本ではあるが、カーネギーやナイチンゲールらに強い影響を与えた自己啓発書の古典的名著として、今なお版を重ね広く読まれ続けている本である。

世の中に起こるいかなることも、必ず原因があって当然の帰結として起こっているという「原因と結果の法則」を説き、一見したところ、時に不公平に感じられ、時に混沌として見えるこの世の中は、全て秩序正しくまわっていることを本書で提示している。

自分の目標や進むべき道をしっかりと持ち、自分の力を信じて進めば、その思いは必ず具現化される。ただ、そこには清らかな思いや自己犠牲を厭わない心が必要であり、人を批判し愚痴を言う姿勢は必ず自分にマイナスのかたちとして具現化されることを説く。

このように、よい原因を作りながら自己形成が進めば、苦悩とは無縁になり、心身ともに健康な状態にもなり、真の喜びを感じられる人生を歩むことになる、という著者の主張は、私たちの人生の充実は、すべて私たちにかかっている、という当然のことを再認識させてくれる。

本文は90ページ弱ほどで、読みやすく書かれているため、短時間で読破できる本である。また、「原因と結果の法則」というタイトルも含め、訳者の訳も素晴らしい。時を超えて多くの人に読まれ続けている自己啓発の古典的名著をどうぞ。

 

短くて手軽、内容は深い HAZE

ロビン・シャーマの「3週間続ければ一生が変わる」という本で紹介されていたのが読んだきっかけです。「自己啓発書の元祖みたいなもの」ということで、重厚なボリュームあるものを想像していたのですが、思っていたよりもずっとボリュームは少なく、すぐに読みおえることができました。

「具体的な実践内容に乏しい」という意見がありましたが、私はこの手の自己啓発書で、本当に自分に合った実践内容を示しているものに殆ど出会ったことがありません。本当に賢明なことが書かれている自己啓発書は少ないと思うのです。

それは実践の手段は人それぞれであるという事に基づくものだと思っています。普遍的な価値を提供して、実践を各自に委ねた点にこの書の価値があると思います。

内容についてですが、主に自分の思考または思想をコントロールすることにより改善を行うという事に終始します。個人的にはやはり理想的な西洋思想が色濃いという印象を受けます。東洋思想はもっと実践と現実に基づき、現状に即して柔軟というイメージがあります。

記載に無駄な表現が無く、それでいて説得力の強い不思議な本です。常に手元に置いておくのに適しています。

 

第3の案 成功者の選択

第3の案 成功者の選択

 

自己変革の力を持った一冊 瞑想家 様より

この本の解説を見た時に感じたのは、「何を今更…。」という思いでした。アインシュタインの有名な言葉「問題はそれと同じ次元では解決できない。」を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

対立した2つの意見はそれと同じ次元にいては解決できない。だから1つ上に上がってって、より高い次元で第3の案を出す必要がある。それはもう言い古されていて、自己啓発をかじったことのある人にとっては、既に共通認識となっているテーマではないでしょうか。

なのに今更、このテーマだけに絞って、ビジネス思想の大家コーヴィー博士が、わざわざ600ページの本にして、大層な丁壮で出版する。そのことに違和感を覚えたのでした。

でも、読んでみると、さすがはコーヴィー博士という感じです。書いている文体から感じる精神性の高さに圧倒されます。そして、これでもかという程の実例の山。職場、家庭、学校、法律、社会、世界、などいろんな場面における、第三の案の具体的なエピソードを類まれなる洞察力と解説力で、書かれています。

それらを、読んでいくに従って、たんなる知識であったアインシュタインの言葉「問題はそれと同じ次元では解決できない。」が、ようやく、自分にも使えそうな、技法や意思決定へと昇華されていくのです。読んでいて、何度もなるほど!と唸りました。そしていかに自分が知識だけで、それを理解できていないのかを痛感しました。

大切なのは、いろんなテクニックを網羅することではなく、1つの原則にしっかりと根ざすこと。これは、著者の代表作「7つの習慣」に通底していたメッセージでした。本書もまたそれに矛盾すること無く、原則に忠実に、何度も何度も例で示すことで、知識ではなく行動や選択に役立てられるところにまで読者を導こうとした、意欲作だと感じました。

読み終えた今では、このテーマだけで560ページを費やしたというところに、コーヴィー博士の稀有な才能と、誠意と覚悟を感じます。

対策なので短時間で読み終えられるものではありませんが、この膨大なページとエピソードを読み進めて追体験をくぐり抜けていくと、読み終えた頃には問題を見る視点が変わっている自分がいて驚きました。これぞ読書体験の理想ですね。

広くお勧めしたい1冊です。

 

コヴィーの力作 ciao 様より

正直なところ普通は大ヒットを出した著者のその後の本はイマイチ…ということが多いので、この本には期待していなかったのだが、結果的に特に以下2点の点からこの本は良かったと私は思う。

1) 内容は「7つの習慣」に書かれていることの繰り返しではない
2) Win-Winの解決策に具体的に突っ込んでいる

Win-Winの解決策はどうしても理想論的に終わりがちで、あまり真正面から突っ込まれてこなかったポイントだが、この本では深掘りして理想論として終わらせない考え方を与えてくれる。

もちろん読んだからといって、すぐにそんなWin-Winの解決策を生み出すことは私はできていないのだが、最近仕事で小さな困難に当たったときに、より相手側の視点に立って両者プラスの方法はないか、もう一度考え直すことの回数は増えている。

その積み重ねで少しずつWin-Winの解決策を生み出せるようになると私は思う。

 

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

 

文字だけで、ここまでの仕組みを作った著者に頭が下がります。 kaizen 様より

なにか、夢をかなえようと思ったときに、いろいろな条件が揃わないとうまくいかないことがあります。それをいっぺんに解決することは難しいので、諦めてしまうことがあります。

本書で紹介しているやり方は、1日に1つだけ挑戦してみて、先に進んでいく方法です。

それも、押しつけがましく何かをやりなさい、というのではなく、心が和むような話があって、それを読んだあと、挑戦するかどうかは、読者の判断にまかされた形で、挑戦してみるとよいこと1つだけが記載してあります。

こういうやり方は、すごいなと思いました。ここまでの内容を作り上げた著者の感覚には頭が下がります。挿絵の象の像も、すっとぼけていていい感じですね。緊張せずに読めるところがすばらしいと思います。

 

自己啓発書のまとめ本 roe 様より

劣等感とよくある成長意欲はあるが、実際に成功する為の行動をしていない平凡サラリーマンと、自称数々の偉人達に教えを行ってきた関西版インドの神「ガネーシャ」の2人で展開する。

多くの人が、自己啓発に興味があっても結局知識の寄せ集めで頭でっかちになってる主人公と自分を重ねることが出来るのではないか。そこから感情移入できるので非常に読みやすい。

特に、ガネーシャの教えに納得する主人公に、この教えを君は既に受けたことがある、と言うシーンは逸脱。このシーンと、本書で伝えたい核心となる部分はリンクしている。

読み物として読みやすい上に、与えられる『課題』の身近さ、またそれを与える理由に説得力があるので、行動しやすい。するかしないかは自分次第。しかし、特定の要因を実際の行動に具現化したにすぎない課題が多く、課題を行う理由に基づいて自分の場合に調整する過程を踏まないとダメだ。

恐らく、この主人公に共感して気持ちも新たに「頑張る」ビジネスパーソンが増えることは確かだろうが、手軽な良いとこ取りの本書でどこまで主人公と同じ結果を得られる人が増えるかは微妙なところだ。

本書の最後に教えの元となる参考文献が山ほどあるので、課題の途中で壁にぶつかったらそれらを読んで、更に深めることが出来れば本書を十二分に活用したといえるのではないか。

 

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

 

他とは一線を画する自己啓発本 Rintaro73 様より

七つの習慣に代表される自己啓発本の考えは、5年後、10年後の大目標を考え、それを月間⇒週間⇒デイリーと細分化していくことで将来理想の自分になるというもの。これを読んだ時は、画期的だと思い、しばらくの間モチベーションの向上に役立った。

しかし、論理的に正しいかというと、例えば芸能人になりたい、サッカーで全国優勝したい、という目標を立てた場合に必ずしも上記手法が完全に機能しないことを考えるとどのような目標にでも合う手法ではないのかもしれない。

かくいう私も5年間七つの習慣の方法に基づいて自己管理を行ってきた。最初の3年間はうまく機能したものの、最近になって逆に目標が理由となってフラストレーションを感じる毎日であり、むしろ手帳自体開きたくなくなってしまった。そんな時にふと手にした本がこれ。

まさに、上記のような状況に陥っている原因がはっきりと示され、かつソリューションまできちんと提示してくれており、久しぶりに精神的に元気が湧いてきた。

本書同様、大目標⇒中目標⇒小目標ではないアプローチを示していて最近読んでよかった本には、岡田氏の「あなたを天才にするスマートノート 」。両方ともページ数は薄くてすぐ読めてしまうが、1ヶ月くらい何度も読み返していると、徐々に従来の自分の思考回路が変わってきているのが実感することができる。

思うに、目標には自分の努力、影響によって到達できる部分(自分の能力の向上、量の決まった仕事の処理)と自分では一定の影響しか与えられない部分(身長、外見、出世等)がある。前者の目標にはまさに七つの習慣的なアプローチが適しており、抜群の威力を発揮する。また、日々の忙しさに忙殺されずに自分が本当にやりたいことを思い出させてくれる点で大きな効用がある。

他方、自分の長期目標ばかり意識していると、今度は目の前の仕事がだんだん嫌になってきて、究極的には上司から依頼される仕事が全て無駄な作業に思えてきてしまう。

しかし、個人の幸せはあくまでも他人(嫌な上司も含めて)が喜ぶことによりもたらされるのであり、そのためには目の前の仕事に誠心誠意取り組まなくてはいけない。

地に足をつけて、皆が抱えている目の前にある問題点の解決に尽力し、ちょっとやそっとでは諦めないことが周囲の人の喜びにつながり、かつ「目標の中で自分の影響が及ばない部分」とも仲良く人生を歩む秘訣だと感じた。そして、このプロセスを継続していく過程で、精度の高い自分の影響が及ぶ大目標が再構築されるのではないだろうか。

 

混沌とした人生を肯定し、その中で成功するための心理を教えてくれる本。 深海アシンメトリ 様より

いわゆる自己啓発書。
単調な仕事をする毎日にいささか疲れた主人公……彼に、大富豪の発明家のおじいさんが人生論を語るという構成になっています。

この本の肝は、「人生設計や目標を打ち立ててそれに邁進する、という生き方は必ずしも正しいとは言えない」ということを、やんわりと、説得してくれているという点だと思います。

発明家のおじいさんは、「理想、計画、目標といったものに苛まれ、あるべき姿ばかりを追い求めて彷徨う人生など楽しくない」と言い、「目標が叶ったとしたら、それで本当に満足できるのかね?」と問いかけます。

彼曰く、目標を達成したとしても、それで人生が飛びぬけて華やかになるわけでもなく、そこに至るまでに費やした労力の割には、意外に満足感は低いことが多いのだそうです。(これは、個人的に同感します)

それよりも、人生を無造作に、カオスに、日和見に生きて、その時々の気分によって、自分のやりたいことをやってみればいい。

そもそも、世の中には「こうすれば成功する」「成功するにはかくあるべき」といった先入観が支配的に過ぎる。大成功した企業や人というのは、理想的な行動様式を備えていたから成功したわけではなくて、成功した後に、徐々にそういう行動様式になったのである。

だから、成功者を手本としてその尻を追いかけるのは賢い生き方ではない。

人生の成功の殆どは偶然の産物なのだから、他人の真似ではなく、自分の感覚に任せて、いろいろと試してみて、10回に1回成功するようなオッズに賭けたほうが、確度が高まるし、人生も充実する。頭のいい人が、むやみに目標や理想を追いかけるのは、実はあまり賢い方法ではない。

・・・というのが、発明家のおじいさんの主張です。

読み終えた後、今までの自己啓発本にはない、不思議な感覚になりました。それは、人生を敷かれたレール通りに生きるとか、目標を立てて頑張る、といったような息苦しい生き方から、自分を解放してくれるような気がしたからかもしれません。こういう生き方のほうが、実は自然なのかもしれないなぁ、と思った次第です。

 

古典

超訳 ブッダの言葉

超訳 ブッダの言葉

 

原始仏教のテイスティング naichi 様より

古代インドでブッダ自身が活躍していたころの語録を直弟子たちが暗記・暗唱して伝えられきたとされる古い数々の経典。その中から、誰にでもわかりやすそうなものを著者がセレクトし、現代風に超訳したという一冊。

著者は、東大出身の住職、小山龍之介氏。お寺とカフェの機能を備えた『iede cafe』などを主宰している人物である。

◆本書の目次
一  怒らない
二  比べない
三  求めない
四  業を変える
五  友を選ぶ
六  幸せを知る
七  自分を知る
八  身体を見つめる
九  自由になる
十  慈悲を習う
十一 悟る
十二 死と向き合う

昨年ヒットした『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』、『超訳 ニーチェの言葉』の”仏教版”とも位置づけられる手法には、賛否両論もあることであろう。

しかし、本書は日本に根づいている、いわゆる「仏教」ではなく、より原理的な原始仏教をテーマとしているのである。

ブッダの教えには「細かいルールは、時代の変化に合わせて柔軟に変えた方が良い」ということが記されている。そしてその言葉通り、仏教は中国、日本へと伝来する間に二重、三重に屈折し、大きな変容を遂げた。超訳とは、まさに「仏教」の本質なのである。

選ばれた言葉を眺めていくと、「○○しない」という言葉が非常に目立つ。めぐりめぐって無駄と思われることを排除していく姿勢は、宗教というよりも、合理性を追求した哲学のようでもある。

よりシンプルに、無に近づいていった先のあるべき姿は、行動ではなく、状態を指すというのが、一番の特徴と言えるだろう。

「けっして私に依存することなく。君自身の感覚をよりどころにするように」という教え方は、押しつけがましさがなく東洋的な親近感を覚える。

また、特に印象に残ったのが、「もう、生まれ変わらない」という台詞である。諸説あるようだが、本書によると、煩悩を無くせば「輪廻転生」はないというのが、ブッダの教えであるようだ。

余談だが、最近読んだ森 博嗣の『自分探しと楽しさについて』と、あまりにも主張が似ていて驚いた。工学系の出身者は熟成すると、形而上学的な方向ではなく、ブッダの方向に近づいていくということなのだろうか。こちらもおススメ。

 

「超訳」の氾濫の中で  五島雅 様より

昨今、山のようにでている。「超訳」本のひとつ。

評者は文学、哲学、宗教等の「超訳」ブームを肯定的に捉えています。これらに共通しているのは「わかり易く」ということと「訳者の恣意的な訳が多い」という点だと思います。そのため、原本の意味が必ずしも伝わらない場合もあるでしょう。

しかし、きっかけとしては良いと思いますし、また大筋を頭に入れるという意味でも良いと思います。

本書についても、原文等を読んでいないため確かなことは言えませんが、内容はまっとうなものだと思います。仏教の基本的な教理がくだけた言葉で書いてあります。まったく仏教知識のない方にはよいのではないでしょうか?

# 別の著書で筆者がブランド物の服に対する自身の執着を語っていました(最後に残った「執着」が服だそうです)。
で、104「持ち物に執着しない」でブランドの服が例に挙げられており、少し笑ってしまいました。

# 158「たとえ、君が過去に罪を犯したもであっても」は「超訳」ではなく、難解なものになっていると思います。ここだけ他と違い異質になっていると思います。何か理由があるのでしょうか?

 

超訳 孫子の兵法

超訳 孫子の兵法

 

初心者には良い コジコジ 様より

内容としては大変分かりやすくきちんとまとまっていると思います。孫子の兵法を読みたいけど、全く読んだことがなくて不安だなぁっていう人には是非オススメです。ただ、こういった分かりやすい本には必ず著者の意向や実体験の話(偏見)が例として解説しています。

孫子そのもの教えを重視したい方にとってみればこれは邪魔なのかもしれませんね。きちんと勉強されたい方は入門書と専門書の2つを所持するのが良いと思われます。

 

全文だから納得のいく!初めての方・孫子再読の方にオススメです MOYO 様より

孫子の兵法をビジネスシーンに取り入れている方、たくさんいらっしゃいますよね。でもでも、それって本当に、「理解して」取り入れていますか??

私も昔にどこかの孫子本を読んで意識はしていたのですが、なんだか自分に定着しませんでした。それってどの本も、例えば「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」なんていう、孫子の"フレーズ"だけを抜き出して解説していたからなんじゃないかなと思います。

全文読まなきゃ納得できない!でも、自分じゃ読めるわけないし~…とすっかり諦めていたころにこの本と対面しました。

全文です!今まで、"金言"なんていってフレーズだけで理解したつもりになってましたが、こう通して読んでみると、「そういうこと言っていたのか~!!」と発覚した内容も多く…ものごとには起承転結があるんです。全文を読んではじめて「孫子」を理解できた気がします!

もう孫子は散々やったよ~、という方にこそ、オススメです!初めての方も、誤解なく孫子を取り入れることができるこちらをオススメいたします!

全文だからこそ、ストーリーがあって読み物として面白かったです。作者の方は韓国人の方だそうですが、文章もとても読みやすく、読み終わるまで日本人が書いたと思い込んでいたくらいです!

オススメです!

 

渋沢栄一「論語」の読み方

渋沢栄一「論語」の読み方

 

論語と渋沢栄一、その両方を知るのに最適の書 敬天愛人 様より

ビジネスマンで自分の生き方を模索している人には最適だと思います。渋沢栄一は、明治時代にあって数多くの企業を起こしたにもかかわらず財閥のように所有しなかった、まさに日本人が理想とする経営者だと思います。

その彼の経営のモットーは「論語と算盤」。その考え方が竹内均(ニュートン編集長)という異質の人物の監修によって蘇っています。

内容は100を超える論語の言葉とその解説、そして、一部に渋沢栄一のエッセンス。論語自体それほど長くない書物なので、この本だけでかなりの部分をカバーしているとも言え、論語の入門書としても最適です。

 

漢字の羅列に息吹を吹き込む論語最高の解説書 草雲雀 様より

論語と言うと、中学のとき漢文で習った漢字の羅列をレ点や返り点で行ったり来たりして読みその結果、なんだか分かったような分からぬような日本語になり、内容も良く分からなかったというのが今までの常で、論語が良いと聞かされても今まで全くピンと来ないのが現状であった。

この本を読んですぐ分かるのは、著者渋沢栄一がまさしく論語一本を人生の教訓、所謂バイブルとして事に当たってきたということ。

渋沢栄一は幕末の動乱期から明治大正昭和を生きた人で日本経済の父と呼ばれる。第一国立銀行のほか、東京ガス、東京海上火災保険、王子製紙、秩父セメント(現太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、京阪電気鉄道、東京証券取引所、キリンビール、サッポロビールなど、多種多様の企業の設立に関わり、その数は500以上とされている。

その同氏が『論語』一本をバイブルとしてきたと言い、その同氏自らその論語の解説に当たっているのだから説得力がない訳がない。私もいろいろなビジネス書を読んできたが、そのエッセンスが全て含まれている。目からうろこである。

加えてこの本には著者の今までの体験に基づく説明が書かれていること、かつ、その当時の著名人たちとの交友からの人物評が事細かに書かれており、それだけで独立して一冊の本ができるほどである。その人物評が実際に著者が会って話をした結果のものだけに誠に興味深い。

昔から子どもに素読をさせるのが良いと言われており、今も一部でブームになっていると聞く。頭の体操程度にしか考えていなかったが、私はこの著書を読み、自分も幼いときに素読をし論語の一部でも良いから頭に残しておけばと思った程である。この本を読んでおけば子どもに素読をさせるときにある程度の説明はできるようになろう。

特にビジネスに携わる人にはお薦めである。

 

論語物語

論語物語

 

論語の背景を読む良書 watakenn3 様より

論語は孔子と弟子達の「話し合い」を綴った書物である。言うまでもなく話し合いにはそれに似合った「背景」が存在する筈で、これが無ければ言葉の意味を正確に伝える事が難しくなる。悲しい事に論語は「子曰く」で始まる章が多く、話し合いだけが収録され背景は途切れている。

本書はその背景を「物語風」という形で補う様に編纂されており、孔子や弟子達の人物像が生き生きと描いている。背景の補い方についても史実に基づいている為なのか誇張表現は一切無い、言わば自然体な形に収まっている。

特筆すべきは作者の表現力の深さで、2012年に読んでも表現に全く古くささを感じず、繰り返し繰り返し味わいたくなる内容に仕上がっている。一つあたりの物語が電車の中、病院の待ち時間等のちょっとした空き時間にも読める尺度で描かれているというのも何度も読み返したくなる要因かもしれない。

巷には論語を現代風にマネジメント題材として扱ったり、リーダー学として掘り下げた本が幾つもあるが、それを読むくらいならば本書を読んだ方が得る所は大きいと確信して止まない。

 

人生の教科書 星野明 様より

年が改まって、まず手にしたのがこの本だった。

本書は私のいわば「人生の教科書」だ。初めて出会った時、私は冗談抜きに泣いた。手元の本には、涙のこぼれ落ちた跡がしみになって残っている。

「論語」というと、何やら堅苦しい道徳ばかりが並べられているような気がするが、本書は決してそうではない。孔子とその弟子たちとの、人間味溢れる言行録なのだ。ここに「聖人」孔子の姿はない。

確かに孔子は、人格の完成した人間として描かれてない訳ではない。しかしそれは、人間を超越した「聖人」ではなく、身近な親しみのある「師」なのである。

孔子を取り巻く弟子たちは、立派な「師」に就いているのだから、さぞかし優秀な弟子だと思うが、違う。みな「馬鹿」なのだ。「馬鹿」といっては弟子たちに悪いが、我々凡人と同じく、先生にこっぴどく叱られることもあれば、生きることに苦悩もする。

全然普通の人間なのだ。だからこそ、私が手近に置いて「人生の教科書」としたい所以なのである。

本書は「論語物語」であって「論語」ではない。

「論語」を再構成し、「論語」にはない言動の背景、あるいは孔子と弟子の心理をも描写してしまう、著者下村湖人の力量が素晴らしい。彼が優れた思想家であり、また教育者であることが自ずとうかがえる。彼の代表作である「次郎物語」も、合わせて読みたくなる。

本書は万人に薦めたいし、特に教員や教員志望の者は必読するべきではないかと思う。

 

三国志で学ぶランチェスターの法則

三国志で学ぶランチェスターの法則

 

戦略を学ぶ良書 孔明の罠付きw じゃが~ 様より

表紙とタイトルで既に「これは孔明の罠だ」と気付いたアナタはスルドイ!しかし、罠と気づいてもやらねばならぬこともある。横山光輝先生のマンガ三国志に学ぶでも、三国志通史を学ぶでもありません。もちろん、延々とランチェスターの法則を解説するものでもありません。

なのに、読んでいて非常に楽しめます。初級者向けとして非常に有効です。三国志のエピソード、戦略解説、そして現代の任天堂やパナソニック、キャノン、アップルといった有名どころの戦略エピソードがちょうどいいバランスで記載されています。

本格的に戦略論を学ぶ方は読まなくてもいいでしょう。しかし、実際に現場で困っている、弱い製品や営業力で戦わなくてはならない、へたをすると担当は自分一人だ、

そんな場合も組織では往々にしてあると思います。そのような場合でも、どのように戦略を使えば良いかも記載してあります。ランチェスターの戦略以外にもマイケル・ポーターの戦略論やブルーオーシャン戦略にも触れており、楽しく学べます。

金儲けだけを目的にするのではなく、義も大事にするよう説く章もあり、商売の全体像をうまく捉えていると感じました。

 

三国志でお茶を濁すのではない、非常にわかりやすいランチェスター戦略 ふとあご 様より

三国志好きでビジネス書もそれなりに読む評者としては「お!」っと目の止まるタイトルだ。内容も三国志の正史についても演義についても記載があり著者の三国志への造詣の深さを感じさせられる。

また、三国志の有名な場面を題材にランチェスターの法則やその他の戦略論の解説がわかりやすく書かれるとともに、企業の事例も豊富に掲載されており、現代のビジネスにおいてどのように活用されているかということも非常に理解しやすい。

しかし、逆に戦略解説と企業事例が見事すぎるが故に、その前段に出てくる三国志のエピソードがやや霞んでしまい、「解説と企業事例だけ読めばいいや」という気分にさせないでもない。

また、ランチェスターの法則以外にも、ファイブフォースモデルやブルーオーシャン戦略、コアコンピタンス経営などについても触れられているが、どれも有名な戦略論であるため、それなりに戦略論を知っている人にとっては物足りない内容かもしれない。

そういった点を考えると本書を最も有効に活用できるのは、三国志好き、且、これから戦略論に入門したいという人なのではないだろうか。

 

実用・マネジメント系

ランチェスター思考 競争戦略の基礎

ランチェスター思考 競争戦略の基礎

 

地に足をつけたビジネス戦略論。 ひさし 様より

ランチェスター戦略とは
「市場リーダーシップ戦略」と「ニッチ戦略」から構成される
競争戦略論のフロンティアである

という前書きから始まります。最近のビジネス本では、ブルーオーシャン戦略やイノベーション戦略のように、"変革"により成長を実現していく類の本が流行っていると思います。

この本では、冷静且つ客観的に市場を見て、その中で攻め・守り・撤退を的確に判断することにより成長を実現していくことを語っています。

"ランチェスター思考"という兵法をベースにしてビジネスに応用した"ランチェスター戦略"ですが、読んでみても違和感は全く無く、むしろ実感にかなり近い感覚をもてました。

携帯業界を当てはめてみても、それぞれの会社が取るべき戦略は、このランチェスター戦略の考え方でほぼ説明できそうですし、実際にそれで攻めている会社(イーモバ)もあることが紹介されています。

競争が激しいレッドオーシャンでいかに血を流さずに戦っていくか、ヒントが見つけられたと思います。

 

劣等感に囚われている小・中学生にランチェスター戦略を学ばせたい。 孔明 様より

弱者が強者にどうやって対抗していくか?それはおそらく多くの人間にとって幼少時代から感じている命題であろう。ランチェスター戦略において、圧倒的な存在である「強者」は1人で、集団の他の構成者は残らず「弱者」と定義される。つまりは、圧倒的大多数の人間は弱者に位置付けられると説くのである。

その弱者がどうやって圧倒的な力を持つ強者を向こうに回して戦って勝利を収められるのか?それは勝てる分野への戦力の一点集中である。

誰にも「得意としている分野」「人よりも抜きん出ている分野」はあるはずであり、その点においては弱者が強者を上回る存在となることは珍しいことではない。(喩え、他の全ての分野において強者に劣ることがあろうともである)

弱者はまずその分野での集中で勝利を収め、一定のシェア(存在感)を獲得することで次の戦略への足掛かりとせよというのである。これは決して「勝つことそのものが目的」ではなく、次なる一手を打つための極めて重要な第一歩である。

思えばこの世の中は「競争社会」である。受験・恋愛・結婚・商売・・・・・・etc。この世に生れ落ちた瞬間から、人は他者との競争の中に晒されていることを否定することは出来まい。

幼い小・中学生であっても他者との関わり合いの中で、自身の劣等感に悩み優秀なものへの羨望や嫉妬に駆られてしまうのである。そういった他者への嫉妬や羨望という負の感情は解決する手段を持たない場合は、多くの場合で成長に置ける大きな妨げとなることであろう。

だからこそ、劣っている弱者が強者と干戈を交えるための戦略は日常的にも必要である。学校の教室で!グラウンドで!体育館で!その他ありとあらゆる場所で!

けれど、多くの大人となった者は子供時代にそういった戦略を専門的に学んだという人はいるまい。学校も親も塾も勉強は教えても、「日常で勝つための戦略」は教えてはくれないのである。

それは戦略を専門的に学んだという経験を持つ者がいないだとか、「戦略」が難しそうだとかいう先入観による点も大きいだろう。

大人がランチェスター戦略を学んだならば、それを子供に伝えるべきである。優れたものは世代・年齢を問わず広く受け入れられるものであろう。むしろ子供こそが学ぶべき「ランチェスター戦略」であるのかもしれない。

 

ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知

ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知

 

ドラッカー事典としても活用できます 北海道のドラッカリアン 様より

ドラッカーの言葉や英知がまさにまとまった一冊です。何かのテーマについてどこに書かれていたかなと調べたい時に、先ずはこの本でドラッカーの言葉を確認し、その解説を読んで、そして、もとの本に戻る(この本の中にどの本からの引用かが書かれている)ことができます。

聖書の中に「こんなときにはこの聖句を見ればよい」と解説したページがあるものがありますが、同じように経営で悩んだときに目次を見てそのページに行き、言葉に出会い、そして本著でじっくりと考えることができる。そのような活用もできる本です。

もちろん、この一冊のみでも十分に読み応えがあり、学ぶこと、考えることは多いのですが。ドラッカー先生と対話を続けながら翻訳を進められた上田先生だからこそ書けた本であると思うし、ドラッカーの言葉は今も今後も生き続けると確信できる一冊です。

 

簡潔!明朗!わかりやすい! 読書っていいな 様より

ドラッカーの数ある著書から160の言葉を引用し、5つのテーマ(成果を挙げる・強みを引き出す・組織を動かす・人を動かす・変化を捉える)に分類。それぞれの言葉を1-2Pで解説。この本で要点を知り原著を読む。原著を読みこの本を読む。どちらもありだと思う。

そうそう「読書ノート」のような一冊。筆者の上田先生だからこそ、これだけ簡潔明朗にわかりやすくまとめられるのだと思う。

「なんだったけ?」「なんて言ってたっけ?」「どう動けば良かったかな?」と振り返りパラパラめくるのに最適な本。

 

ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて

ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて

 

入門でありながら既に貴重な示唆に富む TakahiroPE 様より

名前は知っていたが、著作をこれまで全く読んでおらず、まずは、と手に取ったこの本との出合いは自分にとって貴重なものになるかもしれない。

この本はドラッカーの世界の入り口の前に連れて行ってくれるのではなく、入り口を少し入って高みから全貌を見せてくれる。ドラッカーの言葉の一つ一つが、今持っている疑問や問題を解決する糸口になると直感的に感じる。経営や組織に関する問題を抱えている人なら誰でも読むに値する良書です。

また、本書だけでもヒントを十分に与えてくれるかもしれないが、紹介されている著作をことごとく読んでみようと決意させられた。そういう意味でもまさに入門書です。

 

読みやすいが内容は高度 yajiyaji 様より

本書の読後感をまとめると、「全体(山脈)との格闘(走破)」となろうか。ドラッカー著作の翻訳で定評がある通り、著者の文章は非常に平易かつ簡潔であり、本書をすらすら読み進めることができる。

ただ、筆者がドラッカー思想と格闘している様子が印象に残るため、読み終わった後、なんとなくすっきりしない。

本書はドラッカーに関する入門書の位置づけである。普通、入門書というと、「大事なことは三つ。その一はこれ、その二はこれ」と順番に書いてあり、読み終わると分かったような気になって、すっきりする。

しかし本書は、なにかものすごく大きなものを右から左から上から下から見て、懸命に全体像を描き出そうとしているものの、三つや四つにすっぱり割っているわけではない。「その一」と思って読んでいた話が「その三」につながっていたり、「その四」が「その二」に戻ったりする印象を受ける。

したがって非常に読みやすいにも関わらず、何か重複しているような気がしてくる。このため、いわゆる入門書のお手軽なすっきり感を味わえない。

実は、最後まで読むと明らかになるように、本書は正確には入門書ではない。ポストモダンの視点から、ドラッカーという山脈を見渡そうとしている、非常に意欲的かつ高度な本なのである。

ドラッカーを40年近く訳し続けてきた著者なりの、ドラッカー思想に基づく問題提起がなされている。問題提起の本なのであるから、読んですっきりしたらかえって変と言える。。

ドラッカーは日本で人気があるが、著書が非常に多く、どれから読めばいいのか悩ましいところがある。

ドラッカー本人よりドラッカーの書いたものを熟知している著者が初めてドラッカーについて書いた本書を読むことで、山脈を一望し、自分なりに興味を持ったところから、ドラッカーの本を読むのがよいと思われる。

 

プロフェッショナルマネジャー

プロフェッショナルマネジャー

 

本気で経営を行おうと思う人にとっての最高の教科書 バルティモラ 様より

いつか会社を興そうと夢を持っている人の背中をどーんと押してくれる本。

緩慢に日々を過ごしているビジネスマンには、本書を読み通すのは苦痛に違いない。しかし、本気でビジネスの頂点を目指す人間にとっては、こんなにも面白く、かつわかりやすく、ヒント満載の本はないと思う。

自分が起業家タイプなのか、一サラリーマンとして安泰に過ごす人間なのか、この本を読んでみて、面白いと思えるか、もしくはつまらないのか、その感じ方で占うことができるはずだ。

どんな人間でも、よい経営者になるチャンスがあるとこの本に書いてある。学歴なんか関係ない。目標を掲げ、情緒を失わず、努力を重ね、執念を持ち続けていればと。

実際に血の滲むような苦労を経験した著者から生み出された言葉には、非常に説得力があり、柳井さんが最高の教科書だと言っているのも素直にうなずける。起業を目指す人にとって、できるだけ感性の鋭い若いうちに読んでおきたい、時代を超えた名著である。

 

終わりからの逆算 月に捧ぐオアシス 様より

財務系CEOの数字を必達する生の姿。エピソードのなかに散りばめられた格言のようなものが結構響きます。

経営は逆算、報酬は金銭と経験、TOP20%に入る、徹夜することではなく問題を解決すること、数字が強いる苦行は自由への過程である。うまくいかなかったら次に策を、でなかったらまた次の策を打つ、経営とはそういうのもであるし二者択一のペーパー試験とは違うのだという強いメッセージがこめられている。

ケツを叩いてくれる一冊。

 

伝える力

伝える力

 

ハンパでないわかりやすさへのこだわり コンテッサ

わかりやすく伝えるためには、本質的なことと、形式的(テクニック的)なことがある。

本質的なことは、ほんとうにわかっていないと、わかりやすく伝えることはできない。具体的には

1.教科書はわかりにくい。(教科書も疑う。自分の目で見て、感じることが重要)
2.子供の質問は、大人のようにわかったふりはしないから、本質を突いている。
3.謙虚でないと、モノの本質は見えてこない。など。

形式的なことは、聞き手の立場にたって表現すること。具体的には

1.カタカナ語を使わない(カタカナ語を多用する人は高尚なことを言っているように錯覚している)
2.聞き手主語の文章にする
3.接続詞を使わずに文章を構成する。論理的であれば、接続詞はなくてもわかる。
4.逆説の「が」はわかりやすいが、順接の「が」は文章をわかりにくくする。など。

わかりにくい表現や、曖昧な表現を避けるよう、とことん言葉を選び、文章を吟味している。当たり前のことばかりとレビューに書いている人もいるが、ここまでこだわっているだろうか?そして、ちゃんと実践できているだろうか?なんとなくわかった気になって見過ごしている人が多いのではないだろうか?

だからこそ、本書に書かれているような言葉の選び方や、文章の構成の細部にこだわった池上さんの伝え方が群を抜いていて、わかりやすいと受け入れられていると思う。

 

若手向き lennon103 様より

本書が発行されたのは2007年5月。それから6年後に私が買ったのは、実に第114刷である。有名人の本とはいえ、驚異的である。

さて内容だが、「人を動かす」(カーネギー)などを読んだことのある中堅ビジネスマンにとっては、それほど意外ではないと思う。「叱るのは1対1で、褒めるときはみんなの前で」、「謝ることは危機管理」などである。若手ビジネスマンには有用かもしれない。

違和感を感じた部分もある。ある芸能人の毒舌について、人柄が伝わるため多くの人は気分を害さないと述べている。私がその多くの人に入らないのは確かである。

私に参考になったのは、話し方の教材として落語が適しているとの意見。久しぶりに聴いてみようかな。

 

見通す力

見通す力

 

「見通す力」のプロセス・・それは、仮説思考 papillon 様より

見通すテーマを決める

情報を集める

情報を選別する

仮説を立てる

仮説を検証する

仮説が間違っていた場合、もう一度仮説を立て直す

その仮説を検証する

仮説、予測を立てたら、とりあえず人に話したり、文章にしてみること。文章を書く段階で、考えが整理され、仮説を生み出すためのよい刺激になる。人からの感想やコメントをもらうことで、仮説の修正に役立つ。

最初の結論は間違ってても当たり前。重要なのは、考えるプロセス、修正していくプロセスである。後半は、その実践例である、とっても親切な本になっています。

 

情報は、集めるだけではダメなんだ きしもと 様より

「わかりやすいニュース解説といえば池上彰氏」という印象だったので、池上氏の本は、政治や経済の理解を深めるために手にとることが多かったが、ビジネスに役立つノウハウも随分たくさんお持ちだということがわかった。ジャーナリストとしての仕事の方法を、ビジネスマンにも応用しやすい形でわかりやすく説明してくれていた。あっという間に読んでしまった。

世の中には、「情報をどうやって集めるか」について語った本は多いが、その情報を「どうやって活かすか」について書かれたビジネス書は少ない。

本書を読んで、これまで情報を集めるだけ集めて賢くなったつもりで満足してしまっていた自分が恥ずかしくなった。集めた情報は、先を見通すことに使って初めて活きるものなのだ。

「先を見通す」なんて大変そうだし、私のように普通の会社員にできるわけがない、必要ないと思っていたが、コツをつかめば簡単そうだし、仕事にも役立ちそうだ。学生さんの、受験の小論文対策や、就職対策にもよいのでは。

政権交代や業界の見通しについて、実例があったのはおもしろかった。なるほど、こうやって解説しているのか、というのがわかった。せっかく仕事に役立つノウハウなので、もう少し仕事の場面で使えそうな例があるとなおよかったのにということで、星は4つに。

 

スピリチュアル系

ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-

ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-

 

すばらしい! waki郎 様より

私はふだんスピリチュアル本を一種のエンターテインメントとして読んでいるようなのですが、ときどき「もう沢山だ!もう時間をつぶしている暇なんてない!本物を、そのものズバリを教えてくれ!」と思うことがあります。

この本はそういう時期(つまり今)に出会った本で、読んでいる間に何度も「う~ん・・・」「う~ん・・・こりゃすごい・・・」「渋い・・・」「う~ん・・・」と思ってしまいました。

もう回り道はいやだと思う人にはオススメです。ちなみにこのときもう一冊、作者の前著である「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」を同時に購入し、「ニュー・アース」を読んだあとに読み始めたのですが、内容は完全に重複しているのでどちらかで良いと思います。

ただ、「さとり・・」の方は監修者のエゴのようなものが見え隠れして私にはちょっと読みにくい感じがしました。また、本書のほうがより直截的で、より彫琢された内容だと思います。

おそらくこの作者は完全にある境地に辿り着いていて、今後の著作があるとしてもまったく同じような内容になるんじゃないでしょうか。
ニサルガダッタ・マハラジの「私は在る」をカフカのような無駄のない文体で書いたのがこの本だと思います。

 

本格的に目覚めるための本 みそキムチ 様より

高い本ですが、それだけの価値がありました。

私は精神世界や宗教・宇宙関連が好きで、ベストセラーの自己啓発本や引き寄せ・スピリチュアルを含め、これまでたくさんの本を読んできました。それらはそれぞれとても素晴らしかったですが、この本を読んだことで、これまで蓄えてきた知識や思想がすべて整理され繋がって、頭の中でパワーアップしたように感じました。

そして、もうこのジャンルの本を読みあさることがなくなるかもしれないとも思いました。本を読むことよりも、生活の中で実践していく方に重きを置くようになったからです。

確かに言っていることは他の本からでも吸収できるのかもしれませんが、何というか、表現の仕方・解釈の仕方とでも言いましょうか・・・分かりやすさと矛盾を感じさせない完成度が素晴らしいのです。

まさに、読むことで「目覚め」を強化することを目的とした、深い本です。

「今に在る」ための具体策が主な内容になっています。自分の中にエゴやペインボディを感じとったとき、どのように対応すればいいのか。他人や状況に対してどのようなスタンスで臨めばよいのか。そして、「今に在る」ことができれば人生にどのような変化がもたらされるのか。とても明確で分かりやすいです。

多くのスピリチュアルや引き寄せ本のように、意識を変えて幸せに!現実を創造しよう!というようなお手軽さや爽快感・高揚感は得られません。それもまたエゴであるといいます。その辺りは、本を読むことで手軽に前向きになりたい人には向かないと思います。ただ、そこから脱したい人には強くお薦めします。

敢えて言うならば、この本から得られるものは安らぎと自己肯定感でしょうか。本格的に自分という存在に取り組みたい人の手に渡るべき本であると思います。「準備ができている人」なのでしょうか。本の中にもそのような記述がありました。

どんなに意識が変化しようが、人間であることからは逃れられません。そしてエゴを完全になくすこともできません。ただ、エゴに自分を同一化するのをやめ、常に気づくことで大いなる存在と繋がり、そのバランスの中でうまく生きていくことが大事だと思いました。

とにかく読んでみてください。読まないのは勿体ないです。
直感で読みたいと思ったのなら是非、素直に流れに従ってみてください。

 

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

 

利他 六等星 様より

ご存知京セラ名誉会長の稲盛さんの自伝。単純な成功本ではなく、むしろ、宗教本に近い。経営者、一般社員のどちらにもお勧めの一冊である。

文体は易しいが内容は決して軽く読める本ではない。一言ひとことが重いので、寝る前に読んだりすると考えさせられて眠れなくなるかもしれない。朝の通勤電車の中で読んだ方が、目を覚まされてよい。

京セラが小さかったとき福利厚生などに不満を言ってきた新入社員に「会社を立派にして自分でつくり上げろ」と叱り、入社式では「これからは社会人になるのだから、今度は社会に対してお返しをしていく番だ。

『してもらう』から『してあげる』側へと立場を180度変えなさい」と諭すなど、「利他」の心を教えたエピソードなどを読むと、創業時から精神的高さをお持ちであったようだ。読後に影響されて、仏門に入る覚悟を持つまでには至らなかったが、心の持ちかたはかなり学ぶことができた。

最終章で「利を求める心は事業や人間活動の原動力。だが自分のことばかり考えず、人にも良かれという『大欲』を持て」、と稲盛さんは教えている。

自分のやりたいことを全ての考えの中心に置き、会社での評価を常に気にし、転職時の年収条件に真っ先に目が行っていた頃を思い出すと、身につまされる。「利他」は今後の生き方の軸として、覚えておきたい考え方だ。

 

著者の生き方に関する哲学が詰まった、日本を代表する自己啓発書 ミヤコ 様より

本書は、京セラやKDDIを設立され、現在は名誉会長や最高顧問を務めておられ、多くのご著書も執筆されている著者が、ご自身の生き方に関する哲学を実直に語った本である。

初版の2004年から版を重ね続け、現在では100万部を突破した本書は、著者の代表的著作であるとともに、時を経るごとに存在感を増し、現在ではどの書店でも見かける、日本を代表する自己啓発書ともいえる本だろう。

著者の生き方の哲学は至ってシンプルである。

この世に生を受けた目的は、己の心や魂を高め練磨することであると言い切り、誕生の時よりも命を終える時の方が高貴な魂を持つことができたかどうかが大切であると説く。そして、その魂や心というものは、日々の仕事にど真剣に向き合うことで磨かれていくという。

また、清く、利他の心を持って、正しく、一生懸命に、謙虚に仕事に向かえば、必ずそれに見合った幸せな人生が開ける。因果応報の法則は、長い目で見れば必ず当てはまり、毎日をいかに生きていくかで人生は決まっていくという。

大学卒業時までは、思うような成績が取れず、挫折を味わい、仕事を通して自己実現を果たしてこられた著者ご自身の生き方の経験に裏打ちされた、本書で提示されるこれらの「稲盛哲学」は、やはり説得力に満ち溢れているし、強く心を刺激されるものである。

本書を読めば、著者の経営哲学も、この人生哲学を根本にしたものであることが分かる。近年では、松下幸之助氏や本田宗一郎氏といった日本を代表する経営者たちと並び称されることもある著者の哲学が詰まった本書は、質実剛健であるとともに、非常に刺激的である。

 

賢者の書

賢者の書

 

子どもと一緒に生きることを考えることができる 猫踏んじゃった 様より

読み終わった感想は、「本当に買って良かった」と思える本に出会えたことに感謝している自分がいます。さっそく、子どもたちと妻にも読んでもらいました。この本は、教育図書として子どもから大人まで十分通用する内容となっています。

読めばわかります。そして、書いてある内容を実行することの難しさもわかります。でも、内容は単純なことです。単純なことをやり続けることができる人は、賢者と呼ばれるのでしょう。

「コビーの7つの法則」は難しすぎて子どもは読めません。「グッドラック」も子どもには理解できないでしょう。コビーとグッドラックの元ネタと言われる「ジェームス・アレンの法則」も高校生からなら理解できるかもしれません。

この「賢者の書」も説教臭いと言われれば、そうかも知れません。でも、子ども(小学4年生から)も理解できて、この本について自分がどのように感じたか、そして今後どのように行動すればよいかを考えることができます。

心の広い、人に優しく自分に嘘のない人に育ってほしいと考えるのであれば、今すぐ購入してください。外国の教育本のパクリかも知れませんが、そんなことは関係なく良い本です。私自身、この本には☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(星10個)をつけたい位です。

 

考える本です "ぶぶうう" 様より

良いほんと出会いました。「道は開ける」以来の自己啓発書のヒットだと思います。主人公の少年の成長を、自分も体感しているみたいで、本当に心が成長していく過程を一緒に実感できました!

 

ベストセラー系

スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室

 

退屈だが素晴らしい本 どろすの 様より

低評価の方の意見には、「ありきたりのことしか書いてない」「誰でも分かっているようなことばかり」というのが多いですね。私もそのように感じ、読み物としては退屈だと思います。

しかし、「自分を変える」ということは、そんなに目からウロコがボロボロ落ちるような、新しい驚きに満ちたことでしょうか?むしろ地味で、退屈な作業を積み重ねた後に来るのが、本当に「自分を変える」ということではないでしょうか。

例えばこの本にたびたび出てくる、禁煙について。私は20年間吸い続けたタバコを断ってからおよそ8年になりますが、特にその間、目新しいことをやって禁煙したのではありません。私がやった(やらなかった)のはただ一つのことだけです。つまり、タバコを吸わないことです。それ以外の方法は、多分ないでしょう。

夢を叶えるというのは、しんどくてつまらないものです。決してクリエイティブでも、エキサイティングでもありません。本当に夢を叶えたことのある方でしたら、多分おわかりかと思います。そうしたことを踏まえて、この本を読むなら、きっとあなたの人生は変わるでしょう。

 

誘惑に負ける心の挙動に切り込んだ良書  T_Mahler 様より

勉強に、ダイエットに、人間関係にと目標達成のためなら何にでも使える良書です。
やりたいこと、やらなくちゃいけないことがあるのに気づいたらネットサーフィン…。
そんな僕も今試しているところですが効果は絶大です。

ところで、この本の最も優れている点は、「我々が誘惑に負けるその瞬間」をよく捉えている点だと思います。では、なぜそれが重要なのでしょうか。

そもそも私たちは目標達成のための心理学的、経験則的な方法を既にいくつか知っています。例えば、

'A「目標とメリットを紙に書いて貼っておく」
'B「頑張ったらご褒美をあげる(行動分析学的アプローチ)」
'C「歪んだ思考を論理的に正し、行動を矯正する(認知療法的アプローチ)」

などです。これらには一定の効果はありますが、それぞれ欠点もあります。それこそが「誘惑に負けるその瞬間」に弱い、ということなのです。

'Aの方法でどれだけ目標の重要性を認識しても、無意識のうちにPCでネットをしたりお菓子を食べてしまったりした人は多いでしょう。
Bはその上「ご褒美」を設定するため、例えばそれが食べ物であれば肥満に、買い物であれば金銭的問題に繋がるでしょう。
'Cの認知療法も素晴らしい方法ですしこの本とも近い立ち位置だとは思いますが、「誘惑に負けるその瞬間」にノートを開いて自分を論破するのはなかなか難しいところです。

つまり、「破滅の瞬間」に勝つ方法がまた別に必要となってくるのです。

一方でこの本の著者は心理学的、生理学的手法でその瞬間に切り込んでいきます。私達はなぜ誘惑に負けるのか、その理由・パターンが次々と明らかになり、対抗策が示されます。

「良いことをすると悪いこともしてよいと思ってしまう」「感情や欲求を押さえつけると逆効果」など、私達が本能的とも言える誘惑への道を断つには、少なくともこういった知識を得ておき自分を客観視することは重要だと思います。

また、「一章からは一つだけ試しなさい」と明示されているのも良いです。例えば30個もの思考ツールを手渡されても、どれを使ってよいやらお手玉状態になってるうちにどれも中途半端…というのが関の山でしょう。

そういったところも、多数の学生を相手にフィードバックを得ているのでしょう、非常に実践的だという印象を受けました。おそらく、この授業では紹介されたけど実際には役に立たないと分かって省いた「机上の空論」もあったことだろうと思います。

結論として、この本はやや怪しげな邦題ではありますがその名に恥じない素晴らしい本と言えます。もう一度書きますが、僕のようにだらしなくて、やりたいことが全然できない人に頑張ってもらいたくてこのレビューを書きました。一緒に果てなき誘惑から脱出しましょう。

 

ハーバードからの贈り物

ハーバードからの贈り物

 

そっと背中を押してくれる ハムさん 様より

アメリカ屈指のビジネススクール「ハーバードビジネススクール」では、学期末の最終講義で教授が自身の体験に基づいた訓話を学生たちに聞かせるのが慣習になっているという。ハーバードの教授陣が学生に贈った珠玉のメッセージを集めたのが本書。

仕事で落ち込んだ時、くじけそうになった時、迷ったり悩んだりした時、「初心」を思い出させてくれるメッセージで溢れている。

内容ががホワイトカラー、ビジネスリーダーを主な対象としているきらいはあるが、全部で15篇のメッセージには今を生きるすべての人に対する優しい視点で書かれている。原題「Remember Who You Are」もなかなか洒落てて素敵だ。

自分を見つめなおす時にお勧めな一冊。

 

ハーバードの教授はエリートばかりではない くろやぎ 様より

ハーバード・ビジネススクール伝統の期末最後の授業を選りすぐって掲載している、とのことで手に取った。確かに「珠玉」ということばが当てはまるような心に沁みるメッセージにあふれていて、15人の教授の話は、どれひとつ退屈するものはない。輝かしい将来が約束されているMBA課程の若き学生に向けたスピーチだが、人生に立ち向かう姿勢を教えている内容はエリートだけに聞かせておくのはもったいない。ぜひご一読あれ、という一書である。

私自身が身につまされたのは、この本の着想を得た時の著者自身の境遇である。著者は大学卒業、4年間の銀行勤務の後、このMBAコースで学びはじめたが、当時のアメリカは不景気の真っ只中にあり、就職の当てもなく、学生ローンの金額だけが増えていく不安な日々を送っていた。

アメリカの教育事情はよく分からないが、25年前の私も奨学金残高が増え続ける中で大学院へ進んだ学生のひとりだった。食うや食わずの苦学生、というわけではなかったが、親の援助を当てにできない経済環境の中で高校の頃から合計6種類の奨学金を借りており、大学院へ進学することにより返済総額が更に2倍半に増えることになった。本書の「はじめに」を読んで、あの頃の不安に満ちた日々を懐かしく思い出した。

25年前の私には励ましてくれるような教師が現れなかったが、本書の著者は「伝統の最終講義」を聞いて、人生に立ち向かう勇気を取り戻すことができた。そして、このすばらしい講義を本にまとめることを思い立つ。

そんな著者が本書のために選んだのは、何不自由なくエリートコースを歩んできた人ばかりではない。
インドの小村に生まれた父親の苦学経験を自らの教訓とする教授、過去に3回ハーバードから不合格通知を受けた教授、清掃婦をしながら育ててくれた母を誇りにする教授、etc.。

こんな教授たちの人生のアドバイスを見逃す手はない。

 

まとめ

・「原因」と「結果」の法則・第3の案 成功者の選択・夢をかなえるゾウ・仕事は楽しいかね?・超訳 ブッダの言葉・超訳 孫子の兵法・渋沢栄一「論語」の読み方・論語物語・三国志で学ぶランチェスターの法則・ランチェスター思考 競争戦略の基礎・ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知・ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて・プロフェッショナルマネジャー・伝える力・見通す力・ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-・生き方―人間として一番大切なこと・賢者の書・スタンフォードの自分を変える教室・ハーバードからの贈り物

※クリックで各項目へ飛びます。

 

あくまでも「Febeで現在購入可能な」ものの中でのチョイスであり、
”個人的に気になる次の一冊”に過ぎないことを改めてお断りしておきます。

ちなみに、ここまで長ったらしく書いておいてアレなんですが
今すぐ聴いておきたい意志が明確にあるのは、せいぜい以下の3点程度。

・「原因」と「結果」の法則
・第3の案 成功者の選択
・ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-

「原因~」と「第3の案」は、普通に取り入れたいんですが
スピリチュアル系で唯一「ニュー・アース」だけは純粋に気になってます。
Amazonレビューを見る限り、同種の書籍における完成型っぽいので。

次点で、このへんでしょうか。
・夢をかなえるゾウ
・仕事は楽しいかね?
・賢者の書

いずれも、”逆算型ビジネス書”に対するカウンター的な内容のようなので
息抜きにちょうどいいのではないかなーと思っていたりします。

 

ドラッカーに関しては、できれば「マネジメント」本編の音声版が欲しい所。
代替品で、ドラッカー入門&プロフェッショナルマネジャーというノリですが
いずれにしても、今のところは優先して取り入れるつもりのない分野です。

古典は、超訳シリーズじゃなければ優先順位は上がったかもしれません。
論語物語は、娯楽をかねて聴けそうなので、多少気にはなっていたりして。

あと、流行りのベストセラーモノ(スタンフォード、ハーバード)については
今から読み始めて、これだけ聴く!と決めている人であれば良いだろうけど
既に土台となる書籍がある自分には、不要っちゃ不要な気がします。長いし。

 

なお今回のまとめ記事を書くにあたり、こちらも参考にさせていただきました。

参考:必読!年収1000万円超えのビジネスパーソンが選んだ20冊

 

いちおう、見出しがビジネスマン~起業家向けとなってはいますが、
7つの習慣・論語・聖書・道は開ける・生き方辺りは普通に役立ちそうですし
司馬遼太郎作品や三国志は、物語としても楽しめるので良いかもしれません。

ただし、くれぐれも注意しておきたいのは「多読マニア」に陥らないこと。
もっと具体的に言えば「自己啓発書マニア」にならないよう気を付けること。

自己啓発マニアな時点で、自己を啓発できているとは到底思えませんからね。

 

むしろ、”最初の一冊”をとにかく生活に役立てられるよう努力すること。
そのためには、最初の一冊選びは慎重にすべきではないかと思います。

こんな記事を書いてる人間が発するべきセリフではありませんけれども(笑)

 

FeBe

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