どうも、ハガネ屋(@imech_jp)です。
先日、7つの習慣のオーディオブック版をひと通り聴きました。
ひと通り聴いたと言っても、就寝時に聴いてそのまま寝落ちしたり食事の時にボケーッと流し聴きしたりとかも含みなので超テキトーです。
ただやはり、第2・第3の習慣で足止めをくらっていた身としては、それ以降(第4〜第7の習慣)までを”予習”することが出来て良かったなーと。
と言いますのも、7つの習慣って本来は「書籍版で読む」ものであって、真面目に読んでればおそらく第2・第3あたりで一番時間が掛かるはずなんです。
いわゆる「ワーク?」的なのが一番入っているコーナーなので。
で、多くの「7つの習慣を読めない人」に共通しているのが、この辺りを真面目に考え過ぎて先へ進めずあきらめた人じゃないかなーと思ったり。
でまあ、良くも悪くもオーディオブックの良さって、そういう箇所を「いったん」ボヤかして先へ進めちゃう所だと思うのです。
もちろん何となく読破した気になってしまうデメリットもありますし、結局のところは「書籍版読んでしっかりやろうね」ってオチになるんでしょうけども。
書評ではなく「感想」ですので、気軽に読んでください
さてここからは、7つの習慣オーディオブックをテキトーな精神状態でテキトーに聴いた人間のテキトーな感想です。
そもそも「聖書の次に売れているビジネス書」と言われる本に対して、ワタクシごときが偉そうに書評を書こうなんておこがましい話なわけで。
(※Wikipedia「ベストセラー本の一覧」読むと、聖書の次じゃなさそうだけど…)
それと、ワタクシはモルモン教徒でもなければキリスト教徒でもありません。
仏教でも神道でもヒンドゥー・イスラム・儒教でも学会員でもないのでご了承ください。
そんな罰当たりな無神論者の僕ではあるわけなんですけども、しいて「人生の軸」を一つだけ挙げるとすれば「7つの習慣」なのかなーと。
ほんと、モルモン教には何の興味も関心も無いんですけどね。ベジタリアンでもないし。
というのも、著者のコヴィーさん自体がモルモン教であるにも関わらず、自身が信ずるものも含め「それら(宗教)と徹底的に距離を置いて」書いたのかな?と。
ビジネス書としても自己啓発本としても、すごく「冷静」な本である印象を受けるので。
多かれ少なかれ、巷のビジネス書〜啓発本の背景には、誤解を恐れずに言ってしまえば「洗脳」の意図が隠れていると思っています。
それは良い意味での洗脳かもしれないし悪質な洗脳なのかもしれないけど、いずれにしても、本人の人格的な成長を置き去りにしたまま「高揚させられる」感じ。
もちろん、そういう話になってくると「いやいや、7つの習慣にもそういう要素はあるでしょ」って声もあるかもしれない。
それは例えば「影響の輪と関心の輪」のくだりだったり、あるいは「理解してから理解される」のくだりなのかは分かりませんけれども。
ただやはり思うのは、上記の話にしても「一朝一夕」には身につくものではないんです。
そこをギミック的に「無理やり読み手を高揚させてしまう」ことで満足感を抱かせる。
これが「巷によくある啓発本」の類だと思うんですよね。
そういう視点で考えると、7つの習慣ってそういうギミックに一切頼っていないんです。
頼ったほうが楽に"洗脳"できるのに、あえて「理屈」で説明する。
「こういう仕組みだからこうなる」「だから結局こうしたほうがベストですよ」と。
だから読み手も終始冷静でいるしかないし、ゆえに単調さを感じて他の「高揚させてくれる」楽な啓発本に走る読者がいるのかなーなんて思ったりして。
そういう意味で言うと、いわゆる「自己啓発マニア」な類の人達にはあまり受けは良くない気がします。だって「高揚させてくれない」から。
ただし、その代わり圧倒的に説得力のある「理屈」を展開することで「読み手の納得を呼び込む」。これが7つの習慣の基本スタイルではないかな、と。
ですから個人的に、7つの習慣ってのは「漢方薬(東洋医学的)」だと思っています。
飲んですぐ頭痛が解消する、バファリンのような有難い錠剤ではないということですね。
頭ではすぐに理解できるけど、簡単に「腹に落ちない」
ちなみに、こんな偉そうに感想を書いておいてアレなんですが、読んですぐに理解できるのかと問われれば恥ずかしながら僕には無理です。
ここで言う「理解する」とは「腹に落ちる(腑に落ちる)」という意味で。
言ってることは分かるけど「これ全部出来たら偉人になれるよね」レベルだし、そう簡単に出来ないことばかりだからこそどれか1つ出来るだけでも立派な「成長」。
読破なんて言っている人がいたら、その人は「伝記に名を連ねる」レベルの人か大うつけ者かのどちらかです(笑)そもそも読破って言葉に無理がある(何度も読むし)。
「難しくて投げ出した」とか「難解なことを書いている」と言う人もいますけど、前述のとおり内容自体はシンプルで分かりやすい・・・はずなのですよ。
もし難解に思えるのだとしたら、それは「ページ数のボリューム」によるものです。
というか、そのことを「オーディオブック版」によって気づかされました。
進めなくて悩んでいた「第2」「第3」辺りをすっ飛ばして、第4の習慣以降で語られていることをオーディオ版で聴けるのは大きい。
書籍版だと、飛ばし読みにどうしても罪悪感を感じますからね。
いずれにせよ、書籍版で7つの習慣を読むことに挫折した人ほど、このオーディオブック版によって再び息を吹き返す可能性が非常に高いです。
そして可能であれば「書籍版を読んで振り返ってみる」ことで、改めて書籍版7つの習慣の価値に気づけるのではないかなーと思います。
とりわけ、事例集などの「感情に訴えかける」系のコーナーは、音声版のほうが「より」重みをもって襲い掛かってきますのでオススメです。
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