HAGANEYA(@imech_jp)です。
Evernoteが便利な理由の一つに「スタック」「ノートブック」「ノート」という形で、情報を整理することができる、というものがあります。
それぞれを簡単に説明すると、スタックが「本を机の上に積み上げた状態」。ノートブックは「手帳」。ノートが「書類」です。それらは全て「本棚」であるEvernote内に収納されます。
わかりづらい方のために「パソコンのフォルダ」で例えると、以下の図のようになります。
厳密には意味合いが異なりますが、スタック=「親フォルダ」で、ノートブック=「子フォルダ」と考えるとわかりやすいかもしれません。そして、子フォルダであるノートブックの中に入る書類=「ノート」ということになります。
当初は、(呼称を含め)Evernote独自の階層構造がイマイチよく理解できていなかったため「.txt形式で書類をMy Documentsに保存するほうが遥かにわかりやすくない?」と思っていました。私の場合、Evernoteを知ってから本格的に使い始めるまでに3年のブランクがあったんですが、その一番の理由はコレだったりします。。。
なお、階層構造(ツリー構造)はパソコンのフォルダでも再現できるので、Evernote自体の特徴というわけではありません。ただ、Evernoteには階層構造を活かしつつの「それ以外のメリット」もあるので、普通に書類を管理する方法に比べてアドバンテージがあると思います(※この辺りの話は、別の記事にて)。
スタック(親フォルダ)を上手く利用すれば、ノートブック(子フォルダ)だけだと散らかってしまいがちなEvernote内の書類を効率良く整理することが可能です。特に複雑な操作や作業は必要ありませんので、興味があったらぜひ試してみてください。
ノートブック(子フォルダ)をスタック(親フォルダ)内に入れる方法
「ノートブック」メニューの左の三角をクリックすると「最初のノートブック」という名前のノートブックが出てきます。この「最初のノートブック」を右クリック→「スタックに追加」→「新しいスタック」を選択してください。
「ノートブックのスタック」という名前で、スタックが生成されます。「最初のノートブック」が「ノートブックのスタック」のすぐ下に入ったのがおわかりでしょうか?
基本的には、この作業の繰り返しでノートブックを整理していきます。
ちなみに「ノートブックをドラッグ&ドロップで上か下にちょっとだけ動かす」ことでもスタックを作成可能です。やりやすい方法で作っていけば良いかと思います。
スタックを利用するにあたって、一つ注意点があります。
それは「ノートブックが最低1つ無いと、スタックを作ることはできない」ということです。「スタックだけ作ろう!」と思って右クリックメニューを探しても「スタックを作成」という項目は見つかりません。この仕様を理解していなかったので、使い始めの頃に混乱したのを覚えています。
スタックを「作成」ではなく、あくまでもスタックに「追加」するというルールです。
冒頭にもあるとおり、スタック=本を机の上に積み上げた”状態”なので「積み上げる本が無いのに、どうやって本を積むの?」ということなんでしょうか。洋ゲーのRPGもそうですが「欧米の人は”現実世界の再現”というテーマに対して異様なこだわりを発揮するよなぁ・・・」と考えさせられます。
スタックを使ったノートブック整理方法の一例
私がEvernoteを整理する際に参考にさせていただいたのは、こちらです。
参考記事
OZPAの表4に寄稿しました。私のEvernoteの全ノートブックと運用術を晒しています。 | Cross Mode Life
あまり高度なことはわかりませんが、色々な方のEvernote整理術を読んでいき「この方法が一番わかりやすいかも」ということで、2年前から「ほぼそのままの状態」で使わせていただいてます。もっとも、使わないスタック・ノートブックが多数出てきてるので、そろそろ大掃除しようかなとは思ってますが。。。
「番号を振る」ってのは一見単純ですが、タイトルだけで管理するのに比べると、遥かに視認性が良くなります。iTunesで音楽ファイルを扱う際、頭に連番が振られているかと思いますが、あれと全く一緒です。タイトルだけだと「これって何曲目?」となってしまいがちですからね。
最後に
書類がすぐに引き出せると、探しものに時間を割かずに済むため、仕事の能率は確実に上がります。
Evernoteでスタックをフル活用すれば、膨大な数のノートブックがあっても折りたたんでスッキリ表示させることが可能です。状況に応じて「編集したいノートブックが格納されたスタック」だけを開けば良いので、使わない手はありません。
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