毎日歯ブラシを使って舌をゴシゴシと磨いているのですが、ブラシの種類によっては舌を痛めてしまう恐れがあります。実際、硬めの歯ブラシで舌を磨いた際に切り傷が出来てしまうことも過去にありましたし、危ないっちゃ危ないですね。
また、歯ブラシだとどうしても舌の奥まで届かず、頑固なニオイが落ちません。ニオイの原因としては他にも "胃が悪い" とか "歯の磨き方に問題がある" などの場合もあるので、その辺も確かめてみたいところです。
というわけで、放っておくと下に溜まってしまう舌苔(ぜったい)を取り除くことができると噂の『コケとっと舌クリーナー』を購入してみました。
値段は割と高め
本体価格は、送料を含めて1,500円前後。
もちろん電化製品などに比べれば少額ですが、"このフォルムに" この金額を出そうと思うと勇気が要りますね。ぶっちゃけ私のように、二の足を踏んでいらっしゃる方も結構多いのではないかと思います。
だって商品写真を見る限りだと、ただの "長いスプーン" ですからね。こんな物に果たして1,500円の価値があるのでしょうか・・・
『コケとっと舌クリーナー』を使ってみて感じたメリット
舌の付け根まで届く
そんな中、使い始めてまず真っ先に感じたのが「舌の付け根まで届く!」ということでした。
前述の通り "柄が長い" ことに加え、"スプーン部分の横幅が広い" 形状になっているため、ちょうど良いポジションから舌苔をかき出すことが可能です。商品写真を見ているだけでは中々伝わってこない使い勝手の良さに感心しました。
また、"スプーン部分が薄い" ので舌に当てた際のフィット感が良く「良い仕事してくれそうだな~」と期待させてくれます。
スプーンでも代替が利くような気もしますが、両方を実際に使い比べてみたところ、コケとっと舌クリーナーだとなぜか「オエッ」となりにくいのです。おそらく、前述の "薄さ" が関係しているのではないかと思います。
謎の口臭(メンマ臭?)が無くなる
感じ方には個人差があるため的確な表現が難しいのですが、ここ最近 "メンマ" のような口臭が気になっていました。
口を閉じたまま鼻で息をしてみると、たま~にこの臭いがするので「何が原因だろう?」と悩んでいたのです。デンタルフロスで歯間を掃除しても消えないし・・・
もしかすると "胃" なのかな?と思っていましたが『コケとっと舌クリーナー』を使い始めて以降、メンマ臭がキレイさっぱり消滅してしまいました。
このメンマ臭、他人と話していてもたまに感じることがあります。以前は「胃が悪い方なんだろうな・・・」と勝手に思っていたのですが、まさか自分から臭ってくるとは思いませんでした。もし気になる方は、ぜひ舌磨きを習慣として取り入れることをオススメします。
なお以下の記事によると、謎のメンマ臭の成分は "乳酸発酵" である可能性が高いようです。そう言えば、毎日ヨーグルトを食べているので、それが理由だったりするのかな?
参考記事
チタン製なので無味無臭
食器用スプーンはステンレス製であることが多いかと思いますが、舌に触れた時に金属特有の味がしがちです。
料理によっては金属特有の味を感じにくいこともありますし、食事の際はそこまで気になりません。ですが舌苔の除去用として食器用スプーンを使ってみると、料理に誤魔化されない分、あの不快な味が口の中に広がります。
『コケとっと舌クリーナー』はチタンを使っているため、あの独特な金属の味がしません。ただ、中には「チタンも金属の味するじゃん」という方もいらっしゃるようなので、こればっかりは何とも言えませんね。
ちなみに、やたら商品が高額なのは、チタン製であることが理由みたいです。
専門器具なので洗面所に常備しておける
洗面所にずっと置いておける。正直、これが一番のメリットかもしれません。
「食器用スプーンで代用できるじゃん」ってのは、確かに半分合っています。ですが、食器用スプーンは結局のところ "食器用" ですので、洗面所に常備しておくには違和感があります(絵的に)。
また、家族で生活している方であれば「何で洗面所にスプーン置いてるの?汚らしい」と周りから注意されてしまう場合があるかもしれません。
"掃除用に下ろした歯ブラシ" みたいな感じできちんと分けて保管できるのであれば食器用スプーンでも良いかもしれませんが、やはり用途の異なる道具が置いてあると落ち着かないってのはありますね。
あと、スマホやタブレットなんかもそうですが、何でも出来るけど "何でもやらない" っていう道具は結構多いです。例えば「スマホでゲームやってたら、いざ電話しようと思った時にバッテリーが無くなっていた」みたいなことってありますよね?何でも屋の弱点ってココなんですよ。
半永久的に使える
"ブラシタイプの舌磨きではないので毛羽立たない" というのもありますが、材質がチタンなので錆びません。
チタンは金やプラチナに匹敵する耐食性であり、その名が "錆びない" という意味を持つステンレスをも凌駕する金属です。
繰り返しになってしまいますが、商品が高額な理由は "チタンだから"。
"良い物は長く使える" とはよく言われますが、まさにこういう所ですよね。もし本商品を擬人化したら「スプーンなんかと一緒にするんじゃねぇ!」という愚痴が聞こえてきそうです。
『コケとっと舌クリーナー』を使ってみて感じたデメリット
肝心の "舌苔" はそこまで取れない
Amazonカスタマーレビューでも言及されていますが、パッと見の舌苔は取れていないように見えます。
芸能人のような "赤々しい舌" にするには、これだけでは難しいのかもしれません。個人差はあるとは思いますけど。
とは言え "舌が原因の口臭はバッチリ取れる" ので、口臭予防グッズとしては優秀です。
2017年10月23日追記:
食後に必ず牛乳(カフェオレ)を飲んでいるのですが、試しに飲むのをやめてみたら舌の赤みが復活しました。
もっとも私の場合、眠気防止やリフレッシュが目的なので飲むのをやめるつもりはありません。ブラックコーヒーに切り替えるという手もありますが、胃への負担・利尿作用・空腹感・冷や汗などなど気になる副作用?も出てきたりしますし、なるべくなら避けたいかなぁ・・・
関連記事
コーヒーを飲むと「貧血」のような症状が出るので原因を調査してみた
ともあれ、どうしても気になる方は "食後の乳製品をやめてみる" というのも一つの方法だと思います。人の前に立つ機会が多い方・人付き合いの多い方は、よかったら参考にしてみてください。
起床直後の口臭除去能力は "まあまあ"
全く効果が無いというわけではありませんが、起床時の口臭を取り除きたいのであればデンタルフロスも併用したほうが良いです。
口臭の原因は人それぞれですが、内蔵からくるものでない限りは "歯磨き" "歯間の掃除" "舌磨き" 全てを習慣化することで大体は解決します。
どんな美男美女であろうと起床時の口臭は逃れようがありません。一つ一つ原因をつぶしていくしかないですね。
最後に
もし、歯ブラシをそのまま舌磨きに使っていて舌苔除去効果が感じられないのであれば、試しに本商品を導入してみてください。
冒頭でも書きましたが、歯ブラシだと舌が傷つきやすいですし、歯を磨いていると徐々に毛羽立ってくるため環境が安定しません。
結局のところ、舌磨きを習慣化させるためには "安定した使用環境" が必要です。
記事本文をお読みいただいた通り『コケとっと舌クリーナー』には、舌磨きを習慣化させるための条件が複数揃っています。
一見、スプーンで代用できるようで "意外とできない" というのが、本商品を2週間ほど使ってみた段階での率直な感想です。
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