以前、Android で RPGツクール2000/2003 を動かす方法をご紹介しました。

2000/2003時代は、雑誌『テックウィン』やネット上で開催されていた “コンパク(コンテストパーク)” の影響も相まって、数多くの著名な作品が生まれています。

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ツクール全盛期に専門学校生だった私は、テックウィンを毎月買っていました。

定期購読するキッカケとなったのは確か、ツクール2000で制作されていた『千年紀の少女』という連載作品だったかと思います。この作品、ネット上で検索しても情報がほとんど出てこないんですよね・・・プレイ画面に至っては、一枚も出てきませんし。

2018年2月28日追記:

なななななんと!2018年1月12日に、作者の鎌田 翔己さん(SKさん)が『千年紀の少女』を無料公開されていました。実に17年ぶりの再会です。

タイトル画面に映ったアイラ(プレイヤーキャラ)の一枚絵を見て「そうそう!これこれ!」と当時の記憶が蘇り、興奮してしまいました。

ジャンルはアクションRPGなのですが、操作方法がかなり独特です。

フィールドを歩いていると敵がランダムエンカウントで出現するわけですが、その際 “コンバットモード” に切り替えなければ剣を振ることができません。しかも、コンバットモードの間は方向キーの上下左右がそれぞれ “上下左右に剣を振る” ボタンに変わり、その場から身動きが取れなくなります。この、アスレチックモードとバトルモードを切り替えて攻略していく感覚は、初代プリンス・オブ・ペルシャあたりに通ずるものがありますね。

ともあれ、この不自由なアクションこそが『千年紀の少女』というゲームの、やや取っ付きにくい点だと言えるでしょう。ですが、安易に普通のアクションRPGにしなかったという点において、私はすごく魅力的な要素だと感じています。

この作品、正直2001年のツクールゲーとしてはちょっと信じられないぐらい、自作素材&オリジナルのシステムで構成されているんですよね(むしろ、それ以降のツクールゲーと比べても異質です)。高品質なドット絵・特殊なゲームシステム・ボイス付きED曲といった数々の要素。当時ここまで凝りに凝りまくったツクール作品を私は他に知りませんし、これぞまさに “オーパーツ” だと思います。

当時はテックウィンを数ヶ月分買わなければ全章プレイできなかった作品ですから、実質4000円相当の作品とも言えますね。もちろん、作者様のおかげで現在は完全無料でプレイできますので、興味があればぜひ遊んでみてください。

・・・ツクールXPをテーマにした記事にも関わらず、ツクール2000の話題に大きく逸れてしまい申し訳ありません。では次項より、Androidスマホ&タブレットでRPGツクールXP/VX/VXace作品を動かす方法についてご紹介していきたいと思います。

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『ねこRPGXPプレイヤー』の使用準備&使い方

専門学校を卒業後、サラリーマンになってからはゲームをプレイする時間がなくなってしまったため、自分の中のツクールエピソードは2000/2003で一旦終わってしまうことになります。

そのため、2003の後継作である『RPGツクールXP』やそれ以降のツクール作品については一部の有名作品以外ほとんど知りませんが、この時代の作品に思い入れのある方もたくさんいらっしゃるでしょう。

そんな RPGツクールXP や、XPの後継作『RPGツクールVX』『RPGツクールVX Ace』を動かすことができる Android用エミュレータが、今回ご紹介する『ねこRPGXPプレイヤー』というアプリです。

 

インストール後アプリを起動すると、本体ストレージ直下に [KernysRGSS] というフォルダが生成されます。この中に、ゲームやゲームの動作に必要な RTP (ランタイムパッケージ) をコピーすれば OK です。

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外部ストレージでゲームを管理することも可能です。その場合は、右上の [スパナ] アイコン → [ゲームのインストールフォルダ] から、以下の格納場所を指定してください。

/mnt/external_sd/KernysRGSS

格納場所のフォルダ名は何でも OK ですが、公式にならって [KernysRGSS] にしておくと分かりやすいかと思います。

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また、本アプリは韓国製なので、初期状態だとゲームタイトルがハングル文字で表示されてしまいます。

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これを日本語に直すには、右上の [スパナ] アイコン → [デフォルトのエンコーディング] から [SHIFT-JIS] を選択してください。

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なお RPGツクールXP作品の起動については、RTP を用意する必要はありません。

試しに『青鬼』を起動してみましたが、特に問題なくプレイできそうです。何せ、アプリのホーム画面に “青鬼6.23をインスト” なんて項目があるぐらいですから、おそらく最後までプレイできるのではないでしょうか。

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『ねこRPGXPプレイヤー』にVX/VXace用RTPをインストールする方法

RPGツクールXP作品は RTP 不要ですぐに動かせるのですが、RPGツクールVX/VXace作品については RTP が必須となります。

まず、ホーム画面の上にある “すぐにゲームのダウンロード” をタップしてください。巷で “Quick download games” と説明されている部分ですね。

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ねこRPGXPプレイヤーの公式サイトに移動しますので、アイコンが4つ並んでいる箇所の一番左にある ↓ のアイコンをタップしてください。

リンク先ページの RPGVX_RGSS.zip と記載された箇所から VX用RTP のインストールが可能です。同様に RPGVX_RGSS.zip と記載された箇所から VXace用RTP のインストールが可能となっています。

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最後に

そもそも RPGツクールXP/VX/VXace で制作された作品をロクに知らないので動作確認した作品数はかなり少なめですが、とりあえず『青鬼 (XP)』は余裕で動きます。

『おっさん or die (XP)』は一応プレイできますが、特定の箇所で必ずエラーが発生するため、こまめにセーブしながらプレイする必要がありそうです。

また『らんだむダンジョン (VX)』『魔王物語物語 (XP)』『ぼくのすむまちVX (VX)』『Moon Whistle XP (XP)』あたりは、不具合が出てプレイできなかった覚えがあります。

もちろん、安定動作する作品も探せばあるかと思いますので、ぜひ色々と試してみてください。ちなみに『easyRPGプレイヤー』が独自素材作品の動作精度が高いのに対して、『ねこRPGXPプレイヤー』はどちらかと言うと “デフォルト素材作品” がよく動く印象です。

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