気が向いたので、またまた中古パソコンを買っちゃいました。
-
本当にお買い得?胡散臭くない?人柱覚悟で『ワジュンPC』の中古パソコンを買ってみた
SSD換装・メモリ増設・Office正規品・Win10アプデ済み。PC自体のスペックが高い上に豪華オマケまで付いて3~4万円。中古とはいえ安過ぎ。
続きを見る
-
【デスクトップPC編】続・人柱覚悟で『ワジュンPC』の中古パソコンを買ってみた
前回たまたま良品を引き当てただけじゃないの?と若干疑っていましたが、結論から言うと「今回も変わらず良品でした」という話です。
続きを見る
今回購入したのは、パナソニックの『Let'snote CF-NX3』。レッツノートと言えば、ビジネスマン向けパソコンの定番中の定番ですね。
CPUは、第4世代Core i5-4200U 1.60~最大2.60GHz。カタログスペックによるとメモリは4GBですが、例のごとく今回購入した本体は8GBに増設。内蔵ストレージもSSDに換装された状態で届きました。
体感パフォーマンスについては、さすがに第4世代。ノートパソコンにも関わらず、以前レビューした第3世代Core i5搭載デスクトップPC『DELL OptiPlex 3010 SFF』と同等レベルのサクサク感を実現しています。
-
今さら『DELL OptiPlex 3010 SFF』レビュー:業務用では希少!HDMI端子を搭載した省スペース型デスクトップPC
中古デスクトップでHDMI搭載モデルは意外と希少かも?コンパクトな本体サイズ&ギーク感漂う金網デザインも素敵。DQXが快適に動く性能です。
続きを見る
『Panasonic Let'snote CF-NX3』のスペック ※ワジュンPCカスタム版
-- | スペック |
---|---|
モデル名 | Panasonic Let'snote CF-NX3(詳細な型番は不明) |
CPU | Intel Core i5-4200U 1.60~最大2.60GHz |
グラフィックス | 内蔵Intel HDグラフィックス4400 |
OS | Windows10 Pro |
ストレージ | SSD 240GB |
メモリ | 8GB RAM(公称で最大8GB。非公式で16GBに増設可能) |
ビデオメモリ | 1745MB(メインメモリーと共用) |
表示方式 | 1600×900px、12.1型ワイド(16:9)HD、TFTカラー液晶 |
外部ディスプレイ出力 | 最大1920×1200px |
無線LAN | Intel Dual Band Wireless-N 7260 IEEE802.11a(W52/W53/W56)/b/g/n準拠 |
モバイルWiMAX | IEEE802.16e-2005準拠(受信最大28Mbps、送信最大8Mbps) |
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T |
Bluetooth | Bluetooth v4.0 |
I/Oポート | USB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×1、RJ-45×1、VGA×1、HDMI×1、マイク入力端子、オーディオ出力端子 |
リムーバブルメディア | SDカード×1(SDHCおよびSDXC対応/UHS-I高速転送対応/著作権保護技術対応) |
駆動時間 | バッテリーパックS:約13時間、バッテリーパックL:約26時間 |
充電時間 | 約2.5時間(電源OFF時)、約3時間(電源ON時) |
バッテリー容量 | バッテリーパックS:公称6800mAh、バッテリーパックL:公称13600mAh |
サイズ | 高さ2.54×幅29.5×奥行き19.75cm(バッテリーパックS装着時) |
重量 | 1.13kg(バッテリーパックS装着時)、1.34kg(バッテリーパックL装着時) |
リリース | 2014年1月24日 |
詳しいスペック情報はこちらでどうぞ。
『Let'snote CF-NX3』のベンチマークを測定してみた
まずは、ベンチマークソフト定番の『CrystalDiskMark』。
比較対象の下2つがどちらも第3世代なので当然っちゃ当然ですけど、CF-NX3のほうが性能は上です。
続いて、こちらも定番の『ドラゴンクエストX ベンチマークソフト』。
640×480px環境での動作は、なんと "快適"。スコアも『ThinkPad X230』の2倍弱ぐらいまで伸びています。
また『ThinkPad X230』と『Optiplex 3010』の 1280×720pxでの動作が "やや重い" になっているのに対し、『Let'snote CF-NX3』は初となる "普通"。ドラクエ10をプレイするかどうかはさておき、思っていた以上に性能は高かったです。
『Let'snote CF-NX3』のココが良い!
最大24~27時間のバッテリー駆動 ※バッテリーパックL装着時
レッツノートは元々バッテリーの持ちが良いことで知られていますが、本モデルで省電力性を高めたことにより、旧モデルの『CF-NX2』から飛躍的に駆動時間がアップしています。
【JEITA 1.0】
-- | NX1 | NX2 | NX3 | NX4 |
---|---|---|---|---|
バッテリーパックS | 8時間 | 9時間 | 12~13.5時間 | 13.5時間 |
バッテリーパックL | 16時間 | 18時間 | 24~27時間(※) | 27時間 |
なお、NX4からは『JEITA 2.0』準拠で計測した場合の駆動時間も併記されています。NX1~NX3までの公称値は不明ですが、計算上は大体こんな感じになるはず。
【JEITA 2.0】 ※NX1~NX3は私が勝手に算出した値です
-- | NX1 | NX2 | NX3 | NX4 |
---|---|---|---|---|
バッテリーパックS | 5.5時間 | 6時間 | 8~9時間 | 9時間 |
バッテリーパックL | 11時間 | 12時間 | 16~18時間 | 18時間 |
ただしあくまでも "公称" なので、実測でこのレベルのパフォーマンスを期待するのはやめておきましょう。
個人的には、JEITA 1.0の計測値の半分ぐらいバッテリーが持てば十分じゃないかな~ぐらいに考えています。実際『ThinkPad X230』のバッテリーが体感でそのぐらいでしたし。
-
今さら『Lenovo ThinkPad X230』レビュー:デスクトップPC並に快適な作業環境を持ち運べるモバイルノート
中古PCですが、当時のハイスペックモデルなので余裕で現役です。第3世代Core i5を搭載しており、AtomやCeleronと比べても数倍の性能差があります。
続きを見る
まあそれでも、バッテリーパックLであれば10時間以上(Sでも6~7時間)は余裕で持つわけですからね。外で使うパソコンとしては、かなり理想的な駆動時間ではないでしょうか。
レッツノートはユーザー数が多いこともあり、旧モデルの新品バッテリーが現在でも比較的入手しやすくなっています。定番リース品ならではの大きな大きなアドバンテージですね。
なお『JEITA 1.0』は、2001年6月20日に発表された "バッテリー搭載PCの駆動時間測定方法" です。13年後の 2014年1月20日にアップデートされた『JEITA 2.0』のほうが、より現実的な値として参考にしやすいのではないかと思います。
参考リンク
JEITAバッテリ動作時間測定法
※文字数の都合により、記事タイトル上は "26時間" と表記しています(検索の1ページ目に出てくる公式サイトのカタログスペック通りです)。ただ CF-NX3にもいくつか種類があり、モデルによっては24時間のものや27時間のものも存在します(Let'snoteの公式カタログPDF参照)。いずれにせよ、間を取って "26時間ぐらい" といったところではないでしょうか。
軽さとバッテリーの持ちを両立できている
前項ではバッテリーパックL装着時の圧倒的な駆動時間について触れました。
ただ、そもそも NX3からは省電力性が大幅に上がっているので、バッテリーパックSだけでも割と長時間パソコンを使い続けることが可能なんですよね。
というか、バッテリーパック "S" って言ってるけど、実は 6800mAhぐらい容量があるんですよ。で、このバッテリー容量って『ThinkPad X230』の9セルバッテリー(最大サイズ)とほぼ一緒なんです。
X230の場合は9セルバッテリーが上限なので、どんなに頑張っても駆動時間を実測4~5時間(公称9.4時間)ぐらいまでしか増やせません。しかも、9セルバッテリーを装着すると本体重量が1.5kgぐらいになってしまうから、気軽に持ち歩くには少々厳しいんだよなぁ・・・結局デスクトップPCみたいな使い方になっちゃってるし。
つまり、"バッテリー容量を合わせて" 比較するとこうなります。
-- | 重量 |
---|---|
Let'snote CF-NX3 | 1.13kg |
ThinkPad X230 | 1.5kg |
NX3もバッテリーパックL装着時は 1.34kgとそれなりの重さにはなりますが、それでも X230に比べると 150gも軽量。モバイルノートとして使うことを考えると、やはりレッツノートに軍配が上がりますね。
ホイールパッドによるスピーディーかつ快適な閲覧性
最新情報をお届けします