HAGANEYA(@imech_jp)です。
クロス・マーケティング社の調査によると「読書の習慣がある」日本人は約50%、その内「紙の書籍で読む」日本人の割合は約94%も存在するそうです。
この結果自体は「そりゃそうだろう」という感じですが、"紙の書籍" 派の57%が「今後も電子書籍を利用する予定がない」というのには、かなりの温度差を感じました。まだまだ、そういう状況なのね。。。
9割超の "紙の書籍" 派の人達に届くかどうかはわかりませんが、電子書籍愛用者として「自分がメリットだと感じるポイント」をいくつか挙げてみようと思います。
目次
電子書籍のメリット
- 本ダニに悩まされる心配が一切無い
- 汚れない
- 指を切らない
- たくさん持ち歩ける
- 暗い場所でも読める
- わからない言葉が出てきてもすぐに調べられる
- プリントする手間が省ける ※PDFの場合
- インク代が掛からない ※PDFの場合
- 注釈・マーカーなどの編集が自由自在 ※PDFの場合
電子書籍のデメリットと"解決策"
電子書籍のメリット
本ダニに悩まされる心配が一切無い
このメリットを真っ先に持ってくる人は少数派かもしれません。私はとにかく「虫が苦手」なので、本ダニと言えども気になってしまいます。特に "古書" への警戒心は凄まじいです。
そうは言いつつも "安い" ので紙の中古書籍を手にすることも多いですが、虫が付かないように毎日掃除しています。
Kindle本やPDFは、本ダニの心配が一切無いので、ページをめくる際の「次のページに虫が挟まっていたらどうしよう?」という恐怖心から解放されます。
汚れない
もちろん使用状況によっては、画面が汚れる場合もあります。そのために "保護フィルム" や "強化ガラス" などがあるわけですから、汚れが気になる人は「保護すれば良いだけ」です。
保護フィルムなんて、(こだわりがなければ)100均でも手に入ります。私のiPadには100均の保護フィルムを貼っていますが、もう1年以上も貼り替えてません。
指を切らない
※あまりにも痛そうなので、モザイクを掛けています。
私がおっちょこちょいなだけかもしれませんが、たまに「"新品の本" や "雑誌" で指を切ってしまう」ことがあります。これをやらかしてしまう度に「この本読まなきゃよかった」なんて気分にさせられがちです。
”鋭利な箇所が存在しない” 電子書籍なら「指を切ってテンションが下がる」ことや「大切な本を血で汚す」ようなことが一切なくなります。仮にタブレットや電子ブックリーダーで怪我をするとすれば、せいぜい "落として足の甲を打撲" ぐらいでしょう。
たくさん持ち歩ける
電子書籍のメリットでベスト1にこれを挙げる人は多いのではないでしょうか。
私は "多読派" ではないので大量の本を入れておくことはありませんが、確かに「毎回、本棚から本を取り出す手間が省ける」「デスク周りが散らからない」などのメリットは大きいです。
暗い場所でも読める
最近の電子ブックリーダーやタブレットには "バックライト" や "フロントライト" が標準搭載されています。このおかげで「暗がりでも本が読めるようになった」ことは、革命と言っても過言ではありません。
電気すらなかった時代の先人が "現代のハイテク機器" を目の当たりにしたら、驚いて腰を抜かしそうです。
わからない言葉が出てきてもすぐに調べられる
電子ブックリーダー(Kindle Paperwhite・Kobo Touch)の場合は難しいかもしれませんが、iPad や Nexus などのタブレット端末であれば「わからない単語が出てきたときにサクッと検索」して調べることができます。
紙の書籍の場合、いちいちタブレットやPCに持ち替えて検索しなければなりません。「1つの道具だけで全てが完結する」というのは、かなりのストレス軽減につながります。
プリントする手間が省ける ※PDFの場合
「PDFは印刷して読まないと行間が(ry」なんて言う人も未だに存在しますが、タブレットの出現によって状況はだいぶ変わりました。
”印刷したPDF” "タブレットのPDFリーダー" 両方を実際に使い比べた私が結論を言うと「PDFをプリントする手間はムダ」です。
中には「プリントしただけで満足してしまう」ような人もいるでしょう。そうなるぐらいなら、プリントする時間を "アウトプット作業" に割り当てたほうが遥かに有益だと思います。
インク代が掛からない ※PDFの場合
純正インクって高い
んですよね。実際私も "5~6万円分" ぐらいは使いました。しかも、経費節約のため下手に他社製のインクに変えると "インク詰まり" を起こしちゃったりして。
これが原因でプリンタが完全に壊れてしまいました。数千円のプリンタを修理に出して直すのもバカバカしいので、押入れに眠ったままです。
iPad は決して安い買い物ではないので購入の際は真剣に悩みましたが、(インク代の件も含め)結果的に "10倍以上" は元が取れています。ホント導入して良かったです。
注釈・マーカーなどの編集が自由自在 ※PDFの場合
"書き込み" 派の人にとっては「注釈やマーカーなどを書き込めるか否か」は気になるところでしょう。
"GoodReader" や "PDF Expert" などのPDFリーダーアプリを使えば「いちいち印刷しなくても、PDF書類に好きなだけ注釈やマーカーを書き込むことが可能」です。
手書きのみならず、”キーボード入力” "罫線入力" などにも対応しているので、整った注釈を書き込みたいニーズにも応えてくれます。
電子書籍のデメリットと”解決策”
立ち読みが出来ない?Amazonで "無料キャンペーン" をやることもあるよ
Amazon.co.jp では、Kindleで読める "無料コミック" や "無料書籍" などを手軽にダウンロードできます。
ただし「期間限定無料お試しキャンペーンの対象商品は、ダウンロード期間以降利用できなくなる」とのことなので、注意が必要です。
それにしても、まさか「デジタルデータで "立ち読み" の概念を再現」できる日が来るとは思いませんでした。
眼が疲れる?だったら"PCメガネ"を掛ければ良いじゃん
"紙の書籍" 派や "PDF印刷" 派の中には「眼が疲れやすい」という部分に引っかかりを感じている方も多いかと思います。
PCメガネについては 「どうせ "プラシーボ効果" だろう」という意見の方もいるみたいですが「間違いなくプラシーボではない」と断言します。何を隠そう「四六時中パソコンでキーボードを叩いている私が効果を実感している」からです。
冬季うつで眠くなって作業効率が落ちる人がしておくべき5つの予防策
PC用メガネをかける効果・かけないリスク [目の病気]|All About
PCメガネを常時かけるようになってから、ブルーライトが原因で生活リズムが狂うことが一切なくなりました。これがプラシーボ効果(錯覚)なのであれば、長期間かけ続けているうちに絶対ボロが出てくるはずです。
最後に
「電子書籍のメリット自体は理解できるんだけど、敷居が高い」というのが、正直なところではないでしょうか。
実際、タブレットにしても電子ブックリーダーにしても「導入するまで良さがわかりにくい」のは事実です。
私自身、店頭に出ている試用のiPadなどを触っても、なかなかピンと来ませんでした。自分で色々と有料アプリを入れて試すようになってから、電子書籍の醍醐味に気づくことができた感じです。
"紙媒体" 派と "電子書籍" 派の温度差は、しばらく続くのかもしれませんね。
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