どうも、ハガネ屋(@imech_jp)です。
言わずもがな i文庫と言えば、iOSの定番電子書籍リーダー。
登場時期もかなり古く、ブロガーさんが力を入れて書いた比較記事などが 2010〜2011年辺りに集中していることからも分かるとおり、老舗中の老舗であり決定版。
ところが、貧乏性の僕は最強のi文庫シリーズをずーっとスルーし、競合他社の電子書籍リーダーばかりを手当たり次第に試していたのです。
i文庫シリーズの何がそんなにスゴイのか?
i文庫HD(iPad専用アプリ)を触ってみて最初に感じたことがあります。
「電子書籍 ”端末” を買い増ししたぐらいの満足感じゃねーか」と。
iPadを既に持っているけど i文庫HDは持っていない人に向けて表現すると、購入予定だった他の端末を買い控えしてしまうかもしれないレベルのクオリティ。
これまで他社製のリーダーを色々試してみた時には、どれも残念ながらここまでの気持ちには至りませんでした。
(ユーザー層を ”漫画” に絞った『ComicGlass』は割と好き)
と書くと、あまりにもザックリし過ぎでステマ記事臭いので、この後もう少し具体的に書いてはいますけども。
とにかく、ページめくりの気持ち良さ。
この一言に尽きると言っても過言ではないでしょう。
i文庫 vs SideBooks
リアルに”本”をめくるようなエフェクトという点だけで言えば、無料の『SideBooks』というアプリも、結構良い線を行っています。
参考リンク (公式サイト)
SideBooks
しかしながら、SideBooksには致命的な欠点があります。
何かと言いますと・・・ページめくり直後の硬直です。
比較的最近の機種である iPad3なら大丈夫かと思い試してみましたがやはりダメ。
どうやら、マシンパワーの問題だけでも無かったみたい。
めくりのエフェクトだけなら "ポストi文庫" と言っても申し分ないですが、やはりユーザーとしては読後感にストレスを感じる挙動が気になるところ。
i文庫 vs Bookman Pro
「最もi文庫に近い存在」と評判の「Bookman Pro」。
参考リンク (公式サイト) ※魚拓
電子書籍リーダー | Bookman
こちらも i文庫に決してひけを取らない優秀な電子書籍リーダーですし、Bookman Proが持つ最大の武器であるキャッシュ機能も非常に魅力的。
しかしながら、こちらはSidebooksとは真逆で、ページめくりの際 一気にめくれ過ぎるという欠点があります。
もちろん、めくり後の硬直に比べればストレスは全然少ないんだけど、注意していないとサーッとページが滑って行ってしまい少々残念。
何なら、おっさんへ向けて無理やりアクションゲームで例えましょう。
- マリオ = i文庫
- ルイージ = Bookman Pro
- シモン・ベルモンド = SideBooks
こんな感じの挙動。わかるかなぁ・・・この感じ。
i文庫Sと i文庫HD他を、俺はこう使い分ける!
そんな i文庫Sと i文庫HDなんですけど、もし僕だったらこんな感じで使い分けます。
- i文庫HD = ページ数の多い (100ページ超の) PDFファイル専用
- i文庫S = 小説、文庫本を読む用
ちなみに、他のビューアーはこんな感じで実際に使い分けてます。
- GoodReader = PDF説明書、ネットで拾ったPDF小冊子用
- ComicGlass = マンガ専用
で、持っていない人用の代替品がこれ。
- Bookman Pro = i文庫の代替品
- Documents by Readdle = GoodReaderの代替品
『Documents by Readdle』は『GoodReader』以上にインターフェースが分かりやすいし、GoodReaderの目玉アイコンが落ち着かない人には "これ一択' レベルです。
ただ Readdleの立ち位置 (無料定番アプリ路線) を考えると・・・無いとは思いますが、元有料アプリが無料化 → 頃合いを見て広告が突如出現というケースも他で結構見るので。
個人的には少々値が張っても、有料定番アプリの安心感を取りますね。
というか、GoodReader買っちゃったから元を取りたいだけです。
あと、i文庫は本棚を使ってジャンル毎に分けることもできますから・・・例えば、ComicGlassが担っている役割を i文庫一つに集約しちゃうのも有りです。
(一応ComicGlassも、若干ですが "めくり時の硬直" がありますので)
僕はただ "勉強系" と "娯楽系" をアプリ毎に振り分けたいだけだし、一つのアプリで 一元管理したいのであればホント i文庫だけで十分だと思います。
i文庫Sとi文庫HD。両方揃える必要ってありますか?
まず iPadと iPhoneを両方持っていなければ、そもそも揃えられません。物理的に。
(それぞれが専用アプリとなっていますので)
ですが、もし両機種を持っているなら個人的にはオススメです。
決め手は重量。文庫本って元々が軽いじゃないですか。
それを iPadで読むというのは、文庫本をわざわざハードカバーに直すようなものだと思うんですよ。
- ハードカバー = 腰を据えて読む = 勉強系 = iPad (i文庫HD)
- 文庫本 = 小説を気軽に読む = 娯楽系 = iPhone (i文庫S)
はたまた、両者の良いとこ取りで iPad mini + i文庫HD という選択肢。
i文庫Sを買う必要がなくなるので、こういうパターンも有りかもしれません。
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