結論から言いますと、この商品は割と役に立ちます。
自宅でノートパソコンを使う際、作業場所を1箇所に固定・・・つまり、実質デスクトップPCに近い使い方をされている方々も多いでしょう。このような場面で本製品を持っていると、地べたやベッドの上でも比較的快適にパソコン操作を行うことが可能です。
そしてもちろん、タブレットスタンドとしても使えます。ビジネス用途だけではなく、リラックスした体勢で YouTubeなどの動画を楽しみたい場合などにもオススメです。
ただし、いくつか気になる点もありました。
中には「期待していたのと違ってた・・・」とガッカリされる方が出てくるかもしれません。なので、実際に届いた商品を触ってみての印象を率直にお伝えしたいと思います。
『OOKISTORE ノートPCスタンド』のココが良い!
アルミなので軽い
商品ページに重さ1.3kgとの記載がありますが、届いた商品を持ち上げてみたら、思っていた以上に軽くて驚きました(材質にアルミニウムを使用)。女性の腕力でも無理なく、軽々と片手で持ち運ぶことができるかと思います。
軽いと、載せた物の重みで本体が倒れてしまわないかと心配になるかもしれませんが、アームの角度は自由自在に決められるため、任意のポジションでバランスを取ることが可能です。※次項にて詳しく説明します
ちなみに、アーム部分の質感は "脚立" に近いと思います。ストライプ加工がそう感じさせるのかも?
アームの角度が自由自在
関節部分は360度、自由に回転させることが可能です。
アームが反転できちゃうため、天板部分も裏面が使えるような形状(リバーシブル)になっています。
上記写真の【コの字】の角度では、真ん中のアームを完全に折り畳んでいるため、引き延ばすことで2倍の高さにすることも可能です。
いつものパソコンデスクで作業したくない時などに、椅子に座りながら "サブのパソコンデスク" として使うというのも良いかもしれません。
ちなみに、ベッドや地べたで使う(足を隙間に入れて使う)際のオススメ角度は、上から 30度・30度・15度あたりでしょうか。それ以外だと位置が高過ぎるので、腕が疲れてくると思います。
アームが天板の外側に付いている
地味ですが、意外と「良いな~」と思った仕様の1つだったりします。
比較対象として、隙間に "ホームセンターで購入したミニテーブル" を置いてみたのですが・・・お分かりでしょうか?
ミニテーブルの場合、天板の内側から脚が伸びているため、単純に "狭い" んです。このタイプのミニテーブルって、自分の足を隙間に入れて使いにくいんですよね。
一方、見てのとおりノートパソコンスタンドは、ほぼ同サイズの天板を持つミニテーブルに完全に覆いかぶさっています。となると当然、自分の足を入れた状態の "楽な姿勢" で、パソコンやタブレットを操作することも可能だということです。
アタッチメントで急な角度にも対応
ゴム製のアタッチメントを天板の手前側に装着することで、かなり急な角度でタブレットなどを置くことも可能です。
そして繰り返しになりますが、角度は自由自在に変えられるため "置いた物が手前に倒れてこないような角度" をアーム側で設定してやることで、上手くバランスを取ることができます。
『OOKISTORE ノートPCスタンド』のココが惜しい!
細部の作りが甘い
品質は、お世辞にも良いとは言えません。バリやら擦り傷やらが所々に見受けられます。
類似品が多数存在する中で本製品を選んだのは販売元が日本のメーカー(?)だという安心感が理由だったのですが・・・パッケージを見る限り輸入品ですね。完全に英語表記だし。
角度表記が分かりにくい
上記写真を見てお分かりの通り、0度を起点として左右に同じ表記の数字(30°、60°、90°・・・)が広がっています。時計で言うと、24時間表記ではなく "AM/PM" みたいなスタンスの表記が採用されている感じでしょうか。
そのため、慣れるまでは「どっち回りの60度なの?」みたいな感じで混乱するかと思います。何せ説明書を見ても、60度だとしたら単に60°としか書かれていませんからね。
ただ、これはおそらくアームを反転して使う時のことを考え、あえてこのようなザックリした表記にしているのだと思います。これは仕方ないのかな・・・
角度の変更が面倒くさい
これは完全に私の勝手な思い込みなのですが・・・何となく、ワンタッチで関節を曲げられると勘違いしていました。
ちなみに実際は、関節部分のボタンを深く押し込みながら、角度を細かく決めていく仕様となっています。
例のごとくボラギノール風の GIF画像で表現してみたわけですが・・・とにかく、単純に面倒くさいです。角度を変えるのが。
関節部分のボタンも、もうちょい浅めのストロークだったら良かったんですけどね。これだと、押し込む度にツメが剥がれそうになります。
もしくは、ボタンをON/OFFの2段階式にして、ONの時だけグルングルン自由自在に関節が回せるようにするとか。その仕様だったら、深いストロークでも我慢できたかなぁ。
あとがき
開封直後に商品を触った感想としては、ぶっちゃけ微妙です。主に "質感" と "角度設定時の面倒くささ" で。
ただ「お好みの角度が決まったら、しばらくは角度を一切変更しない」みたいな使い方をされるのであれば、まあまあ重宝するかと思います。高さや角度に制約が無いというのは、結構なアドバンテージですからね。
3,000円出す価値があるかどうかは正直何とも言えませんが、あったらあったで役に立つかもしれません。
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