HAGANEYA(@imech_jp)です。
モバイルバッテリーは iPhone4 購入と同時期に1つ、東日本大震災の発生時に1つ購入しています。
前者がリチウムイオン電池(1000mAh)の "直挿し" タイプで、後者が単3乾電池を4本入れて使う "ケーブル" タイプのものです。
いずれも iPhone を50~60%充電する程度のパワーしか備えておらず、この時に "モバイルバッテリーは使えない" という先入観を何となく抱いていました。
無論、2016年現在のモバイルバッテリーは当たり前のように大容量である上、Amazon などの EC サイトで驚くほど安価で購入することが可能です。ただ「自宅を仕事場としている自分のような人間が、果たしてモバイルバッテリーを導入する必要性はあるのだろうか?」という点で、長いこと購入を躊躇していました。
そんなことを言いつつ最近は、iPad の使用頻度が高くなりバッテリー不足に悩まされる場面が増えてきたので「ここらが買い時かな」と思い、22000mAh の超大容量モバイルバッテリーをポチってみることに。
今回私が購入したのは、RAVPower 社の『RP-PB052』というモバイルバッテリーです。
品質へのこだわり
- iPhone6sと同じメーカーに製造された高品質なリチウムポリマーバッテリーを使用、iPhoneと同じレベルの品質管理を受けています。
- より安全性・安定性・効率のある充電をご提供するため、パナソニック製スマート充電ICを搭載しております。
超大容量だがコンパクト
- 数日のご使用にも十分な22000mAh超大容量より、スマホを約9回の充電が可能です。※お使いの機器や使用状況により、充電可能回数は異なります。
- 長く使える大容量以外、放熱性、充電保護の安全性や急速充電などの要素もいろいろ考慮したうえ、できる限り小さく作り上げ、10000mAhぐらいの2倍重量と2倍サイズに行かないばかりではなく、10000mAhぐらいの2倍以上の容量を持ちます。
最新のiSmart2.0テクノロジー
①急速充電:出力自動判別機能
- 2つポートのどちらに挿しても、自動的に認識して最適な電流で急速充電を行います。
- わざわざ充電ポートを選ぶ必要がないです。
②安定した充電:電圧補償機能
- 負荷までの抵抗性の接続によって生じる出力電圧誤差を打ち消し、電圧の不足分を自動的に補正し、いつも安定な出力電圧を供給します。
③安心安全:マルチ保護機能
- マルチ充電保護システムが搭載し、過電圧、過電流、過熱、ショートから大切な機器を保護します。
デバイスへの急速充電
- 高出力なUSBポートが3つあり、1ポート当たり2.4Aまで、合計5.8Aまで出力します。iPad、iPhone、Androidなど、デバイス3台を同時にフルスピートで充電できます。
本体へも急速充電
- 5V/2.4Aの高入力により、10-11時間で本体が満充電できます。
- 本体へ急速充電を楽しめるには、出力2Aまたは2A以上充電器をご使用ください。
日本国内永久保証
- 当製品について、【18ヶ月保証+永久保証】の保証対応を提供しており、万が一商品不良のようでしたら、ぜひ店舗・RAVPowerカスタマーサポートまでご連絡ください。
ご注意
- 充電ケーブルが破損した場合、不具合のケーブルのご使用を直ちに中止してください。
- 本体への充電時間が充電器の出力によって左右されます。1A充電器(例えばiPhone純正充電器)で充電すると、非常に時間がかかるため、お薦めしません。
- iPhone/iPad用のライトニングUSBケーブルは付属しておりません。
パッケージ内容
- RAVPower 22000mAh モバイルバッテリー
- Micro USBケーブル×2
- トラベルポーチ
- 取扱説明書
※ Amazon 商品ページより引用
私の場合、今回は自宅以外で持ち歩く予定が無かったので、迷うことなく 22000mAh タイプをチョイスしました。
となると当然、重量もそれなりになってしまうわけですが・・・男性なら普通に持ち歩けるレベルです。ただ、女性は少々躊躇してしまいそうな重さのような気もします。
『RAVPower RP-PB052』を開封してみる
同社の USB 充電器は普通に外箱が裸の状態で梱包されていましたが、本商品の外箱はビニールの袋に入った状態で梱包されていました。
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据え置き型4ポートUSB充電器の決定版?『RAVPower RP-UC07』は充電ケーブルの短さで悩む方にオススメ!
直挿しタイプの充電器に比べると携帯には不向きですが "電源コードが延長ケーブルの役割を果たす" ため、据え置きでの使用に適しています。
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まずあり得ないとは思いますが、おそらく配送時に万が一 "液漏れ" などが発生した際の防止策ではないかと思われます。
中には、"モバイルバッテリー本体" と "Micro USB ケーブル×2" "携帯用ポーチ" が入っています。
1本目のケーブルは、本体の充電用。2本目のケーブルは一応スペアですが、Micro USB なので Android 端末の充電にも利用可能です。
モバイルバッテリー本体を上から見ると、こんな感じ。同社の USB 充電器は目の粗いマット仕上げですが、こちらの手触りはサラサラ系マット仕上げ。
右側にある4つのドットから、バッテリー残量を "4段階" で確認可能です。
裏面。テレビのリモコンみたいなデザインに見えます。
この流れだと非常に紛らわしいですが・・・右側面の手前にあるのは赤外線ポートではなく "バッテリー残量確認用" のスイッチです。
そして左側面の手前には、Micro USB ケーブルの差込口。ここから本体を充電します。
USB ポートは、全部で3つ。本体充電用に1つふさがるなどといったことはなく、3ポート全て同時に利用可能です。
『RAVPower RP-PB052』で iPad を充電してみた(100均の充電ケーブル編)
さて、モバイルバッテリーということで「充電ケーブルも、なるべくかさばらないものを・・・」と考える方が多いのではないでしょうか。
ちょうど100円ショップで見つけた "リール型の充電ケーブル" を持っていましたので、まずはこちらで充電してみたいと思います。
モバイルバッテリーは"満充電" で、iPad は "放電" 状態からスタート。
16時19分に iPad 起動。
少々分かりづらいかと思いますが、午前1時21分(約9時間後)の時点で "49%" まで充電完了。おやおや・・・?
満充電に達したのは、午前11時30分。
どうやら100均の充電ケーブルで iPad を充電した場合、放電状態(0%)から満充電(100%)までに "約19時間" 掛かるようです。
『RAVPower RP-PB052』で iPad を充電してみた(Yellowknife編)
いやいや、そんなはずは・・・
"時間は掛かるけど満充電できますよ" ということなのか?と一瞬納得しかけましたが、カタログスペックによると本商品の出力は 5V/2.4A(iPad用充電器の電力)なのです。そもそも、22000mAh と容量に余裕のあるモバイルバッテリーで、充電の時だけ 5V/1A(iPhone用充電器の電力)にパワーを落とす必要性は無いはず。
というわけで、"100均の充電ケーブルで" という当初の条件がどうしても腑に落ちなかったため、後日改めて別の充電ケーブルを使用して検証を再開。
今回は、断線しにくい "きしめん型ケーブル" で定評のある『Yellowknife』製の充電ケーブルにしてみました。
午前4時26分に iPad 起動。ここから計測します。
すると、午前6時22分(約2時間後)の時点でバッテリー残量は早くも "47%" に到達。ほら~、やっぱりそうだ。
午前9時15分には、ほぼ満充電と言える "99%" まで充電完了。
Yellowknife 製の充電ケーブルを併用すれば "約5時間" で放電から満充電に達するということがわかりました。
『RAVPower RP-PB052』で iPad を充電してみた(純正ケーブル編)
前項・前々項の検証で "ケーブル選びは超重要" だということを痛感しました。とりあえず、100均の充電ケーブルは引き出しの中にしまっておこう・・・
で、私個人としては「Yellowknife 使えばいいや」で済むところなのですが、"モバイルバッテリーだけに出費を抑えたい" という方も多いかと思いますし、ダメ押しで Apple 純正の充電ケーブルで検証を行ってみることにしました。
15時51分に iPad 起動。ここから計測します。
すると、意外や意外・・・50%充電完了したのが、翌日の0時47分。100均の充電ケーブルと同様、"約9時間" も掛かってしまいました。
満充電に達したのは、13時00分(約22時間後)。ちょうど席を外していたので実際はもっと早く充電完了していると思いますが、いずれにしても "遅かった" です。
最後に
スマホやタブレットの急速充電に詳しい記事をご紹介しておきます。
参考記事
知らなきゃ損するiPhone、iPad、Android、タブレットなどの急速充電の仕組み(改訂版:2015/05)|瀧/TAKI's Blog
とりあえず私の環境では、Yellowknife 製の充電ケーブルと本商品の組み合わせで上手く急速充電が行われました(Amazon の商品ページにも "急速充電" の記載あり)。一方で Apple 純正の充電ケーブルや100均の充電ケーブルを使用した場合、iPhone の充電器で iPad を充電した時ぐらいの低速にとどまっています。
なんだか、モバイルバッテリーよりも Yellowknife ケーブルがメインの内容になってしまった・・・
ちょっと、現在持っているマトモな社外製ケーブルが Yellowknife しか無いのですが、私としては「セットで導入したほうが良いかも」と言っておきます。
- Apple 純正ケーブル → 放電から満充電まで20時間前後
- 100均のケーブル → 放電から満充電まで20時間前後
- Yellowknife → 放電から満充電まで5時間前後
もちろん、速度にこだわりが無ければ "Apple 純正ケーブル" や "100均ケーブル" でも全然大丈夫です。ただし、検証によるとケーブル次第で3~4倍ぐらい充電速度が変わってくるみたいなのでご注意ください。
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