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Colorburn:1000種類のフィルターが課金無しで使える写真加工アプリ

2016年1月3日

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HAGANEYA(@imech_jp)です。

「App Store 史上、最も多くのフィルターを搭載している」ことで話題の、写真加工アプリ『Colorburn』を使ってみました。

本アプリは App Store Best of 2015(今年のベスト)に選ばれ、Best New Apps にも2回以上選出されています。また「開発に2年を要した」とのこと。どうやら "フィルター作り" に時間が掛かったみたいです。

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Colorburn の良いところ

1000種類のフィルター

このアプリは App Store ナンバー1のフィルター収録数を謳っています。全部試しているわけではないので何とも言えませんが、確かに「誇大広告ではなさそう」だと思えるだけのボリュームです。

なお、実際に数えてみたところ、間違いなく1000種類のフィルターが搭載されていました。本当は全てのフィルターをキャプチャしてお見せしたいところですが、あまりにも多過ぎてキリが無いので一部だけご紹介。

この写真をサンプルとして使ってみます。

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1~48までのフィルター。

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※画像をクリックで拡大

 

953~1000までのフィルター。

3
※画像をクリックで拡大

 

これを見てふと "バッタモンのファミコン版餓狼伝説SPECIAL" を思い出してしまいましたが・・・「カブりはおそらく無い」はずです。これだけあれば写真加工で困ることはまず無いでしょう。

 

10種類のカテゴリから検索することも可能

直感だけでフィルターを探すのが苦手な人は「ネコの瞳」「ポスター」「レトロ」「ロマンティック」「ピュア」「モノ」「虹」「ビビッド」「ユニーク」「反転」などのカテゴリ別に探すことも可能です。

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橋の写真を "物悲しい" 雰囲気にしてみたり、

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バイクの写真に ”ビンテージ” 風の加工をしてみたり、

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カフェの写真に ”Instagram” 風のセピア加工を施してみたり。写真によって相性があるので "良い組み合わせを探す" 楽しみもあります。

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撮影しながらフィルターを掛けられる

競合アプリに比べて優れている点が、この「撮影中にフィルターを掛けられる」機能です。

私が知らないだけで他にも似たようなアプリはあるのかもしれませんが、何しろ「1000種類もフィルターがある」ので、単純にカメラを使うのが楽しくなります。

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インドア派の人間には使う機会があまり無いと思いますが・・・よく屋外で風景画などを撮る方々にとっては「その場で効果を確認できる」というメリットによって、クリエイティビティを大いに刺激されそうです。

 

加工後の写真をカメラロールに保存する方法

気になるフィルターを発見したらタップしてみてください。すると "全体表示" に切り替わります。

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この状態で右上の "レ点" マークをタップすると、加工した写真がカメラロールに保存されます。

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また、気に入ったフィルターの上部にある "ハート" マークをタップすると、お気に入りタブにフィルターが追加されていきます。膨大な数のフィルターを擁する Colorburn ならではの便利な機能です。

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Colorburn のここがイマイチ

カテゴリ分けが甘い

ある程度のカテゴリ分けはされているんですが、"10種類" ではさすがに分け方がザックリし過ぎです。

1000種類もあるフィルターをサクッと検索して適用するには「最低でも100種類のカテゴリ分けは必要」だと思います。100カテゴリでようやく、1カテゴリあたりに10種類のフィルターを割り当てられる計算です(これでも少ないかな・・・)。

また「ただフィルターを羅列されてもピンと来ない」ので、各フィルターにコードネーム的なものを付けてもらえるとありがたいかもしれません。

 

繊細な加工に向いていない

"フィルター1000種類" の売り文句は決して嘘ではありません。

嘘ではないんですが・・・ちょっと「仕上がりがベタッとし過ぎ」かな、と思いました。

正直、Colorburn の色調整の仕方は極端です。"0か100か" といった感じで、間(あいだ)の微妙なニュアンスを無視しちゃってる印象があります。彩度が全体的に落ちてしまっている感じです。

"セロファンを上からかぶせた" 感じの仕上がりになってしまうフィルターが多いので、もうちょっと「特定の色だけを重点的に補正する」みたいな融通が効くように改良されれば、良くなると思います。

 

魅力を感じるアドオンが少ない

「1000種類のフィルター」という "売り" を作るために無理したのでしょうか。アドオンの弾数がスッカスカです(今後、追加されていくとは思いますが。。。)。

アドオンの内容は「グリッド」になるんですが(商売的には)むしろこちらを標準搭載して、フィルターを有料化したほうが良いんじゃないかと思いました。正直「基本パックとアドオンの内容が逆なんじゃないか?」と思ってしまいます。

逆に言うと「フィルターに関しては追加課金無しで全部使える」ので、良心的と言えば良心的です。

料金表示が鬱陶しい人は「全パック360円」と少額ですし、いっそのこと買ってしまっても良いかもしれません。ただ、機能的には無料の範囲で十分使えるので、無理して購入する必要はないと思います。

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総評

「フィルターが検索しにくい」という難点はありますが、"直感で色を選べる" 人であれば使いこなせそうなアプリだと感じました。"色そのもの" で完成図をイメージできるタイプの人には、かなりオススメです。

ただやはり個人的には、フィルター毎のイメージがわきやすい&繊細な色調整ができる『Aviary』のほうが(フィルター収録数では劣るものの)総合的に使いやすいと感じます。

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結局 Aviary を推してしまっているような気もしますが、Colorburn に使い道がないわけではありません。

Colorburn の強引な色調整を "味" と捉え、逆に利用する」という手もあります。"ポスター" っぽい加工には向いていると思うので、写真をアレンジするというよりも「ポスターを作る」感じで使ってみると面白いかもしれません。

『Colorburn』も『Aviary』もそれぞれ "毛色が微妙に異なる" ので、両アプリを用途に応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。

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