一昨年の7月に導入した業務用ホワイトボード。
正直、未だに使いこなせているとは言い難いのですが「どうすれば、自分のライフスタイルに上手く溶け込ませられるだろうか?」と考えた結果、ひとまずは "イヤでも目に飛び込んでくるToDoリスト" といった用途に落ち着いていました。
とは言え 1200×900mmとなると、なかなかのサイズです。"次にやることを羅列" するだけの用途だと、余白が大幅にできてしまい非常にもったいない。
次に考えたのが "真ん中に区切り線を引き、左半分と右半分で用途を分ける" 方法です。
要は、システム手帳のような使い方をしようと思ったわけですね。フランクリン・プランナーで言うと、左半分にタイムスケジュール&ToDoリスト。右半分にブレインダンプ、みたいな感じで。
これもこれで1つの方向性としてはアリだと思ったのですが「書いて消してを繰り返すというホワイトボードの性質を考えると、罫線を増やし過ぎて複雑になり過ぎるのもなぁ・・・」と思い、却下。
ただ "区切り線を引いて使う" という構想自体は悪くないと思っていたので「この方向性で、もう少しシンプルにしてみよう」と考えました。
ホワイトボードで "時間管理のマトリックス" を習慣化する
そこで、ふと思い出したのが『7つの習慣』というビジネス本で紹介されている "時間管理のマトリックス" です。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、『7つの習慣』をものすごく簡単に説明すると "自制心を身につけるための本" です。
この本では、日々の行動を大きく4つに分けています。
- 第一領域 → 緊急かつ重要
- 第二領域 → 緊急ではないけど重要
- 第三領域 → 緊急だけど重要ではない
- 第四領域 → 緊急ではなく重要でもない
普通に考えると「この中でもっとも重視すべきは第一領域なのかな?」となりそうなものですが、7つの習慣では "第二領域の行動を最重要視すべき" と書かれています。
第一領域が "直近で次々に飛び込んでくる面倒ごとの処理" だとするならば、第二領域は "より良い将来をおくるための仕込み作業" とでも言えば良いのでしょうか。"備えあれば憂いなし" ってやつです。
この表って7つの習慣の中でも極めて重要な項目の1つだと思うのですが、ぶっちゃけ今まで使いこなせていなかったんですよね。「手帳に書いても文字が細かいから見ないし、目に見える場所に貼るとなると壁が汚れるし・・・」みたいな言い訳をしつつ、見て見ぬ振りをしていた期間は意外と長かったかもしれません。
そしてこれこそが、"思考を掲示できる大きなスペースを部屋の中に居座らせ続けたい" という、私がホワイトボードを導入した理由の1つとリンクしてくるわけです。
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マグエックスの『マグネットスリムバー』を買ってみた
「ホワイトボードを4等分したいのであれば、真ん中に十字の線を引けば良いだけじゃん」と思った人もいらっしゃるのではないでしょうか?確かにその通りです。
ただ、それだと区切り線が目立ちにくいというか、他の文字に埋もれてしまう気がしたんですよね。なので「せっかく大きなホワイトボードを買ったんだし、どうせなら "ひと目で見てパッと情報が脳内に飛び込んでくる" 工夫をしようじゃないか」と。
というわけで、マグエックスの『マグネットスリムバー』を "区切り線" 用に購入してみました。色は、個人的に文房具っぽいイメージの "青" をチョイス。
バーの形状は、断面が台形の四角柱。台形の幅が狭いほうに磁石が付いています。
1本につきネオジム磁石を3個使用しているため、ホワイトボードに近付けると吸い付くように張り付きます。
使わない時は、1つにまとめておくことも可能です。
マグエックスの『マグネットスリムバー』で "区切り線" を作ってみた
さっそく、マーカーで引いた区切り線をマグネットスリムバーに差し替えてみました。
まあ・・・Afterで ToDoリストの文字サイズを大きく書き直しているせいか、ちょっと Before側の分が悪いっちゃ悪いですね(わざとじゃないですよ)。
でも何となく、メリハリが付いて見やすくなったと思いませんか?
拡大すると、こんな感じです。
ちなみに、上記写真は時間管理のマトリックスをそのまま書き写したものなのですが、これを私の生活スタイルに置き換えるとこうなります。
あくまでも一例(しかも年末限定)ですので、もし解釈が間違っていたらご容赦いただけると幸いです。
しかしこうしてみると、第三領域(ホワイトボード左下)に該当する行動が意外と思い浮かばないんですよね・・・他の領域は普通に出てくるんですけど。この辺りは、業種によって変わってくるものなのかもしれません。
ちなみに、こんなものも作ってみました。フランクリン・プランナー。
あとがき
マグエックスの『マグネットスリムバー』を区切り線の代わりにしたことで、以下のメリットが手に入りました。
- 文字を消す際に、区切り線が一緒に消えてしまうのを防ぐ
- ホワイトボード全体にメリハリが付き、視認性が上がる
- 状況に応じて、線の引き方をスピーディーに変えられる
デメリットは "マグネットバーが手前に盛り上がっているため、周辺に文字を書きにくくなる" ことぐらいでしょうか。大したデメリットでもないですけど。
ともあれ、大切なのはホワイトボードを見やすく飾り付けることではなく "明るい未来を手繰り寄せるための仕組みづくり" です。その一貫として、約1,500円の出費は意外と悪くなかったように思います。
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