HAGANEYA(@imech_jp)です。
ブログで購入した商品をレビューする際、今までは床やヨガマットなどを背景代わりに利用していました。
個人的には、大手サイトなどには無い "素人臭さ" があるレビューのほうが逆に信頼感を感じるタイプだったりするのですが、小汚い印象を抱いてしまう方も中にはいらっしゃるかと思います。
この件については以前から私自身も気になっており「何か良いツールは無いものか?」と探していました。すると、1,000円前後で良さげな小物用撮影ボックスを発見。
『JP-川子』というメーカーのものです。メーカー名で検索してみたところ、スマホケースや Bluetooth ヘッドフォンなどの販売もされていました。
ただ、関連商品に類似商品が多数出てくるので、このメーカーのオリジナル商品というわけでは無さそうですね。
商品到着~開封まで
注文から商品到着までは、約10日掛かりました(2016年12月21日到着)。
見てお分かりの通り "中国発" の商品ですので「まあこのぐらいは時間掛かるよね・・・」といった感じでしょうか。
既に到着したにも関わらず、Amazon の注文履歴が "発送済み" のまま止まっているのはご愛嬌。
封を開けた状態。プチプチで緩めに巻かれただけの梱包であり、商品が無事かどうか若干不安を煽ってくる辺りがいかにも中国。
で、こちらが商品。A4 サイズぐらいの収納バッグに入っており「随分とコンパクトにまとまるんだなぁ」というのが率直な印象です。
セット内容は、以下の通り。
- ミニ撮影ボックス本体 × 1
- 背景用シート(黒)× 1
- 背景用シート(白)× 1
- USBケーブル × 1
- 収納バッグ × 1
LEDライト付き撮影ボックスを組み立ててみる
なお、本体は "組み立て式" となっているのですが、開封直後はベロ部分(フラップ?)が内側に入ってしまっています。
ちなみに、30分ぐらいは "開けない" 撮影ボックスと格闘していました。ぶっちゃけ「壊れるかも?」と心配になるぐらい、ベロ部分を強めに引っ張らないと展開できない感じですが、無理は禁物。
展開した状態。最初っから、これを三つ折りにして送ってくれるだけで良さそうなものだけど・・・
三角形のベロ部分の先端には "弱めの磁石" が付いており、重ね合わせるだけで勝手にくっついてくれます。Amazon の商品ページには "マジックテープ" と記載されているので、仕様が変わったのでしょう。
組み立てると、こんな感じ。本体上部に搭載されているのは "LEDライト" です。
LED ライトの右端に "USB端子の挿入口" がありますので、さっそく接続してみます。
ちなみに、この商品は "USB給電" タイプですが、iPhone 用の充電器などがあれば家庭用コンセントも利用可能です。
ドキドキ・・・
おお~、なるほど。こんな感じになるのか・・・
LED ライト部分が見えなかったので、ひっくり返して撮影。
本体には背景用シート(台紙)を引っ掛けるための "ツメ" が二箇所存在し、背景用シートにも "穴" が二箇所空いています。
つまり、こういうことですね。
LEDライト付き撮影ボックスを実際に使ってみた
というわけで、テキトーに小物(初代ゲームボーイ)を撮影してみました・・・が、"左右の余白" が気になる。※画面上のキズは、以前床に落としてしまった時の名残りです
とは言え、最近はスマホで商品を撮影される方がほとんどでしょうし、縦向きで良ければ特に問題無いかと思います。
私の場合、商品を "横向き" で撮影することが多いので、シートを横向きに敷いて使うことにしました。
なお、冒頭でも書きましたが、以前は床に商品を直接置いて撮影していました。
こちらの色合いのほうが好みだという方もいらっしゃるかもしれませんが、LEDライトや天板が無い環境で撮影すると、天候・時刻・陽のあたり具合によって光の差し込み方が大きく変わってしまうのが難点です。
一つだけだと寂しいので、他にも色々撮影。上から順に、ゲームボーイライト(銀)・ゲームボーイカラー(ブルー)・ゲームボーイアドバンスSP(オニキスブラック)・ワンダースワン(スケルトンブラック) です。
影になっちゃっている写真もありますが、これは私自身の撮影スキルの低さが原因だと思います。
気になったところ
LEDライトの取り付け方が雑
ことが何度もありました。
撮影ボックスとしての機能は申し分ないのですが、安物ゆえの "作りの粗さ" は覚悟しておいたほうが良いでしょう。ま・・・1,000円だし。
背景用シート(台紙)のキズ
これは、若干テンション下がりました。背景用シートに "キズ" や "小さい穴" が空いている場合があるようです。
前項で書いた欠点と同様、ある程度の妥協は必要ですね。"裏返して使う" などして、上手くカバーしてください(裏にもキズがあったらご愁傷様・・・)。
家庭用コンセントの利用にはアダプタが必要
可能であれば家庭用コンセントに接続するためのアダプタも付属してくれていれば有り難かったのですが、商品価格が上がっちゃうでしょうし、付けないで正解だと思います。
というか、そもそも "撮影ボックスを利用する層が PC やスマホを持っていないわけがない" でしょうし・・・電源の確保には苦労しないはずです。
良いと思ったところ
"自分の姿" が写り込まない
本商品の購入を決めた一番の動機です。構造上、商品を "真正面" から撮影しても撮影者の姿が反射しないので、下から見上げる感じの角度にこだわる必要が無くなります。
撮影ボックスを使用せず、単に台紙を敷いた状態でも似たような写真は撮影出来るかと思いますが、後からフォトショップなどでモザイクをかける羽目になりがちです。このような "撮影後の一手間" が省けるだけでも、導入するメリットはあるのではないでしょうか。
LEDライト&付属の背景用シートが良い仕事をしてくれる
当記事では撮影キット "自体" に焦点を当てていますので、ガワの作りの粗さを(わざと)目立たせているわけですが・・・当然のことながら撮影する "商品" 自体に、ガワの粗さが映り込むことはありません。
吹けば飛ぶような "掘っ立て小屋" レベルの耐久性ではあるものの、被写体の魅力はきちんと引き出してくれるので、個人的には全然問題無し。
光源の環境を整えてくれる LEDライトの貢献度は言わずもがなですし、シートの質感も(写真で見る限りは)高級感があります。
組み立てが爆速
開封直後の "破損覚悟レベルの" 折りたたみ状態には若干イラッとしましたが・・・展開してしまえば、以降の組み立ては超カンタンです(というか、組み立てと言えるほどの作業量ですらありません)。
とは言え、例の LEDライトの件があるので、個人的には "組み立てっぱなし" で保管することをオススメします。
最後に
撮影ボックスを自作される方も意外と多いですし、自分で作れば大きさなども自由自在なので、そっちのパターンも全然アリでしょう。
ただ、中には私のように "部品を一つ一つ買い揃えていくのが面倒" だという方もいらっしゃるでしょうし「自作するのが億劫だけど、素人くさい写真をアップするのも嫌だ」みたいな方には、うってつけのキットだと思います。
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