HAGANEYA(@imech_jp)です。

1984年リリース。日本国内においては『背徳の掟』の邦題で有名な作品です。

当然のことながら、私は世代的に “後追い” ですので、リアルタイムで1作1作衝撃を受けてきたわけではありません。このバンドを知ったキッカケも、SUM41 の『Fat Lip』という曲の一節にある “Maiden and Priest were the gods that we praised” の部分。実を言うと “パンク” 経由で入ってきたクチです。

そんな後追い世代ゆえの “名盤選び放題” な状況で私が一番最初に手に取ったのが、本作『Defenders of the Faith』になります。13〜14年前になるでしょうか・・・当時は試聴する機会もなかなか無かったため、直感を信じてジャケ買いするしか方法がありませんでした。『Turbo』の “竜巻” ジャケと迷ったのですが結局、メタリアン(ジャケット表に描かれている “キャタピラ” が付いた怪獣)のインパクトにやられてこちらを選んだのを覚えています。

この当時の私は、まだ “伝統的なメタル” に対する免疫が弱く、初めて聴いた時は「うわ、ダッセー!買って失敗した!」という感想しか出てきませんでした。Shadows Fall の『The Art of Balance』がギリ許容範囲だった頃の話です。

もしかすると『Screaming for Vengeance(邦題:復讐の叫び)』から入っていれば第一印象が多少変わっていたかもしれませんが、いかんせん “メタル=ダサい” という偏見が強かった当時は、どの作品から聴いても同じ感想だったと思います。

結局、第一印象のあまりの酷さにより、本作購入後しばらく “寝かせる” ことになるわけですが・・・なぜか数年後に聴けるようになっていました。直接的なキッカケは忘れましたが、色々なメタルバンドの作品に触れ続けたことによって “ハイトーンボーカルに慣れた” のが転機だった気がします。

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クソ真面目に “クオリティ” を追求する格好良さ

Judas Priest に限らず、正統派メタルやメロディックスピードメタルを聴く上で絶対に避けては通れないのが “ハイトーン” のボーカルです。

ポップスやR&Bなどにおいて “◯オクターブの美声” 的なキャッチコピーはよく見かけますが、この表現にはどことなくお洒落な雰囲気が漂っています。それがメタルとなると、同じ高音にも関わらず、聴く人によっては “ダサい” 印象を持たれてしまっている気がするのです。

私が思うに・・・メタルの格好良さって “斜に構えてる格好良さ” ではないんですよね。どちらかと言うと “クソ真面目にクオリティを追求する格好良さ” が根底にある、と思っています。

学校の掃除時間にサボって遊ぶやつらを横目に、淡々と教室をキレイにし続けるヤツ。私の中の “正統派メタル” は、こんなイメージです。

 

“疾走曲” と “落ち着いた曲” のバランス感

数ある Judas Priest の名作群の中でも本作は、最も “誠実” にメタルの格好良さを体現しているように感じます。

冒頭からエンジン全開で疾走しまくる #1『Freewheel Burning』#2『Jawbreaker』、落ち着いた雰囲気のミドル・チューン #3『Rock Hard Ride Free』、前作における The Hellion 〜 Electric Eye の流れを1つの曲に凝縮したかのような #4『The Sentinel』、エレクトロなアレンジが光る #5『Love Bites』、メジャーコードのA・Bメロ〜マイナーコードのサビが個性的な #6『Eat Me Alive』、Queensryche のコンセプト作品を彷彿とさせるドラマチックな構成の #7『Some Heads are Gonna Roll』、大人の色気漂う #8『Night Comes Down』、ダイナミックなドラム・サウンドが耳に残る #9『Heavy Duty』。

前半〜中盤に疾走曲が集中していますが、後半はしっとりとした大人のサウンドが堪能できます。

本作の良い点は、この “疾走曲と落ち着いた曲のバランス感” にあると思っています。前作も似たようなバランスで曲が構成されているので、個人的には “姉妹作” 的なイメージです。

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