HAGANEYA(@imech_jp)です。
Game*Sparkさんの記事で、ロックマンの新しいファンメイドゲームがリリースされたことを知りました。
ファンメイドゲーム界隈からは、密かに名作ゲームが多数誕生しています。中でもロックマン(海外名:Mega Man)は特に人気が高いため、国内外問わずたくさんの作品がリリースされています。
今回は、有志によって作られた「本家は絶対出してくれない(出せない)」ロックマンのファンメイドゲームをご紹介します。
目次
- STREET FIGHTER x MEGA MAN
- Mega Man: Day in the Limelight
- Mega Man: Revenge of the Fallen
- Mega Man Revolution
- Mega Man: Rock Force
- Mega Man: Super Fighting Robot
- megaman vs metroid
- megaman vs ghosts ‘n goblins
- MegaMan Unlimited
- ロックマン7をFC風リメイクする
- ロックマン8をFC風にリメイクしよう
おまけ
ロックマンの「ファンメイド」ゲーム11選
STREET FIGHTER x MEGA MAN
ファンメイドゲームが本家CAPCOMに認められちゃった、まさかのパターン。ちなみに「ロックマン4」をベースに開発されています。カプコンは、ロックマン9~10でいち早く「デメイク(逆リメイク)」を実践していたぐらいなので、ファンメイドゲームに寛容なイメージです。
タイトルの通り「ストリートファイター」の世界にロックマンが挑むゲームです。ロレント・ダルシム・ユリアン・リュウ・ブランカ・ローズ・クリムゾン ヴァイパー・春麗といった8人のボス+四天王が、おなじみのロックマンのステージセレクト画面に現れます。
ストリートファイターのBGMがFCロックマン風チップチューンにアレンジされているだけでなく、若干マッシュアップっぽく作られてあるため、かなり芸が細かいです。リアルタイム世代にはたまらないと思います。
ジョイスティックはゲーム起動する前に接続しておけば、普通に使用可能です。
ダウンロード:STREET FIGHTER x MEGA MAN
Mega Man: Day in the Limelight
「Day in the Limelight」シリーズは、現在3作出ていて、その内「1」「2」が完成しています。
このゲームは、ロックマンではなく「ボス」をプレイヤーキャラとして使用し、ステージを攻略していくゲームです。Day in the Limelight1では「ロックマン1のボスキャラが、ロックマン2のステージを攻略」し、Day in the Limelight2では「ロックマン2のボスキャラが、ロックマン3のステージを攻略」する、という仕様になっています。
通常のロックマンと異なるのは「対戦する相手(ステージ)があらかじめ指定されている」ことです。そのため、攻略のバリエーションはどうしても少なくなってしまいがちですが、これはこれで面白い試みだと思います。
「ロックマンロックマン」や「ロックマン・ザ・パワーバトル」「ロックマン2・ザ・パワーファイターズ」などのタイトルが好きだった人は、結構楽しめるのではないでしょうか。
ダウンロード:Mega Man: Day in the Limelight
Mega Man: Revenge of the Fallen
「過去のボスキャラがDr.ワイリーによって復活させられてしまう」というストーリー。
BGMのMIDI感は若干気になりますが「過去のボスキャラが一堂に会する」「過去作の武器が色々使える」というシチュエーションだけで、思わずプレイしてみたくなります。
ダウンロード:Mega Man: Revenge of the Fallen
Mega Man Revolution
完全オリジナル作品。プレイヤーキャラを「ロックマン(Megaman)」と「フォルテ(Bass)」の2人から選ぶことが可能です。「ロックマン&フォルテ」がファミコンで発売されていたらこんな感じなのかな。。。と思わされます。
また、チャージショットが「ロックンアーム」だったり「タンゴ」が出てきたりと、「ロックマンワールド5」の要素もあったりするのも特徴です。
ちなみにBGMや全体の雰囲気は、ロックマンっぽくないというか・・・すごく洋ゲーっぽいです。
ダウンロード:Mega Man Revolution
Mega Man: Rock Force
完全オリジナル作品。導入ステージがあったり、演出が細かかったりと「本家のファミコン版ロックマンっぽくない」感じで独特です。OPやゲームの途中で入る「挿し絵のグラフィック」は良くも悪くもファンメイドっぽい仕上がりで、結構好きだったりします。
難易度に関しては、ファンメイドのロックマンの中では比較的カンタンな部類に入るのではないでしょうか。あと、BGMはファンメイド作品の中ではトップクラスの出来だと思います。
ダウンロード:Mega Man: Rock Force
Mega Man: Super Fighting Robot
先日リリースされたばかりの完全オリジナル作品。グラフィック・挿し絵・BGM・隠し要素・システムなど、全てが高次元でまとまった完成度の高いファンメイドゲームだと思います。
Steamでリリースされた2Dアクションゲームとして有名な「Shovel Knight」とのコラボも。「ファンメイドでここまでやって大丈夫なの?」と思わせるほど豪華です。
ボタン配置は変更可能ですが、ジョイスティックを使用したい場合は「JoyToKey」などのソフトが必要です。
ダウンロード:Mega Man: Super Fighting Robot
megaman vs metroid
ロックマンが「メトロイド」のマップに挑む、短編Flashゲームです。ディスクシステム版メトロイドのグラフィックがベースになっていますが、BGMはアレンジされています。また、ボス戦のBGMは「ロックマン3ボス戦」のアレンジです。
ボタン配置は変更可能ですが、ジョイスティックを使用したい場合は「JoyToKey」などのソフトが必要です。
ダウンロード:megaman vs metroid
megaman vs ghosts 'n goblins
「megaman vs metroid」作者の続編。
ロックマンが「魔界村」のマップに挑む、短編Flashゲームです。ファミコン版魔界村のグラフィックがベースになっていますが、前作と同様にBGMはアレンジされています。ボス戦は、ロックマン3のアレンジBGMです。
ボタン配置は変更可能ですが、ジョイスティックを使用したい場合は「JoyToKey」などのソフトが必要です。
ダウンロード:megaman vs ghosts 'n goblins
MegaMan Unlimited
完全オリジナル作品。「本家から最新作が出る前は、ロックマン10として開発されていた」ことで話題のゲームです。
9~10にあった「ショップ」などの要素や「簡単な謎解きが必要なマップ」などに加え「チャージショットが撃てない」という最大の特徴が、初期3作を思わせる難易度を実現しています。
ジョイスティックはゲーム起動する前に接続しておけば、普通に使用可能です。
ダウンロード:MegaMan Unlimited
ロックマン7をFC風リメイクする
頭身が上がった「SFC版ロックマン7」をリアルタイムで見た時はワクワクしたものですが、時は流れ「最新作がファミコン風のグラフィック&BGMで発売される」ような時代になりました。つくづく、人間の欲求というものは身勝手だと感じます。
ロックマン1~6がファミコンで開発、ロックマン9~10がファミコン風で開発・・・となったことで、合間にリリースされた「ロックマン7~8」の綺麗なグラフィックが良くも悪くも目立ってしまったんですよね。
FC風にリメイクしようと思い立った彼らも、おそらく「ファミコン風の7が見てみたい!」と思ったのでしょう。見事に「本家カプコンが7を作ったらこうなった」レベルのクオリティで、ゲームがプレイ可能です。ステージセレクト前の「導入部分のステージ」はカットされていますが、逆にファミコンっぽい味が出てて良いと思います。
ダウンロード:ロックマン7をFC風リメイクする
ロックマン8をFC風にリメイクしよう
「FC風ロックマン7」の開発陣とは特に関係無いみたいですが、こちらも完成度が高いです。
なぜか、まとめページのほうに最新版が置かれていないようなので「8bit demake」というサイトからダウンロードしてください。余談ですが、FC風ロックマン8の下にある「FC風ファイナルファンタジーⅦ」も、かなり作りこまれています。
ダウンロード:8bit demake(まとめページ:ロックマン8をFC風にリメイクしよう)
おまけ
Rokko Chan
Flash製のロックマン風ゲーム。
オマケ枠に入れてはいるもののロックマン度はかなり高く、まるで「無印ロックマンのスタッフが、コッソリお遊びで開発したのではないか?」と思わせるほどグラフィック・挿し絵・BGM・操作性が優れています。
パッと見の雰囲気はファミコン風ですが、スライディングではなく「ダッシュ」を使用する点が異なります。そのため、操作感はむしろ「ロックマンX」に近いかもしれません。
「チャージショットが無い」ので、初代~2のような硬派な作風を求めている人には、うってつけの作品だと思います。
プレイ:Rokko Chan
ユニティちゃんのアクションシューティング
厳密に言うとファンメイドの定義に当てはまらない気もしますが、全クリするほどハマったので最後にご紹介します。
このゲームは、スマホ(iOS / Android)専用です。ただ、スマホにありがちな「基本無料」ではなく、完全無料で最後まで遊べます(軽めの広告は入ってます)。
ロックマンというよりはむしろ「弾幕シューティング」に近いかもしれません。ショットボタンを押すと、ババババっと一気に弾が発射されますし、ボスも弾幕を放ってきます。これをバーチャルパッドでやらなければいけないため、難易度はかなり高めです。
とは言え、昔のアクションゲームのように「死んでパターンを覚える」タイプのゲームなので、ひたすらプレイして感覚をつかめば必ず先へ進める作りになっています。2段ジャンプが可能なので、本家ロックマンほど難しくはありません。
「ショップ」などのRPG要素や、隠し要素なども盛りだくさんなので「これを個人で作っちゃったの?」と驚かされます。
最後に
ファンメイドゲームは「クローンゲーム」とも呼ばれています。ファンメイドゲーム・クローンゲームといったものは、原則としてアウトなんだけど「黙認されている」みたいな状態です。YouTubeにアップされている「DVD化されていない昔の映像」などと立ち位置は似ているかもしれません。
メーカーとしては「放ってはおけないんだけど、面白い作品が出てくるから潰すに潰せない」みたいな感じなんでしょうか。STREET FIGHTER x MEGA MANのように「趣味で作ってたら、本家に引っ張りあげられちゃった」パターンも存在する一方、「Chrono Resurrection」のように公開停止を余儀なくされてしまった作品もあるので、各社で対応は異なるようです。
個人的には「メーカーが作品を引き取って、ダウンロード販売でもしちゃえば良いのに」と思います。これならメーカー側・作者ともにWin-Winだと思うんですが。。。権利関係などで実現が難しいんでしょうか。
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