HAGANEYA(@imech_jp)です。
YouTubeなど動画サイトへの「TV番組の無断アップロード」に対する牽制として始まったのが、各テレビ局による「見逃し配信」。バラエティ番組に限らず、ドラマ・アニメ・Web限定番組など様々なコンテンツが配信されています。
「いつも観ている大好きな番組をうっかり見逃してしまった」「ネットで話題に挙がる人気番組なのに、ド田舎過ぎて放送がされず(あるいは放送が遅れ)話題に付いていけない」みたいな人にとっては、非常にありがたいサービスではないでしょうか。
例えば、私が住んでいる岩手県では「テレビ東京」に該当するテレビ局が存在しないため、TBSにテレ東をくっつけた感じの「IBC岩手放送」なるテレビ局が存在します。ただ、どうしても数週遅れての放送になってしまいがちなので、番組終了後すぐに見逃し配信してくれるのは嬉しいです。
なお、会員登録は「見逃し配信に限って言えば(基本的には)不要」です。会員登録が必要なのは「有料でも良いから、過去の配信動画も見たい!」という人向けがほとんどですので、常に最新の動画を閲覧するのであれば無視して問題ありません。
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見逃したバラエティ番組を視聴できるサイト
今回ご紹介する見逃し配信サイトの中で唯一「会員登録(無料)が必須」となります。
登録無しで視聴できないのは不便ですが、無料枠のコンテンツが意外と盛りだくさんなので悪くないです。過去に放送された「朝の連続テレビ小説」をまとめて観れるキャンペーンが開催されていることもあるので、興味があれば登録してみても良いと思います。
MBSテレビ(毎日放送)は関西のテレビ局ですが、全国区でも「情熱大陸」「プレバト!!」「サワコの朝」など有名な番組を制作しています。他にも「ごぶごぶ」「痛快!明石家電視台」など、関西圏向けの人気番組も多いです。
数年前まで若干低迷気味だったイメージがあるTBS。最近は「マツコの知らない世界」「水曜日のダウンタウン」「クレイジージャーニー」などを筆頭に、”通好み”のバラエティ番組が好調なテレビ局です。
また「世界ふしぎ発見!」を始め、既に終了した番組にも「世界ウルルン滞在記」「アイ・アム冒険少年」「ホムカミ(さまぁ~ずの世界のすげぇにツイテッタ~)」などがあり、旅モノにやたら強いイメージがあります。
その一方で「クイズ☆タレント名鑑」から脈々と続く、ゲスなバラエティ番組作りも魅力です。テレ朝と言えば加地倫三。フジと言えば片岡飛鳥。テレ東と言えば佐久間宣行。そして、TBSと言えば藤井健太郎。藤井Pの「PTA・プロ視聴者を無視したかのような」攻撃的な番組制作スタンスは、閉塞感が漂いがちな昨今のバラエティ界の中では群を抜いています。
センスの良さで言えば、テレ東と肩を並べるレベルだと思いますが「面白い番組に限って、アッサリ打ち切ってしまうことが多い」ので、もうちょっと粘ってくれれば。。。
ウォルト・ディズニー・ジャパンの子会社である「ブロードキャスト・サテライト・ディズニー」が提供するBSテレビ局です。海外ドラマ・海外バラエティ・洋画・ディズニー作品などを主に扱っています。
Flash Playerはともかく「Widevineプラグイン」という独自のプラグインが必要な上に「Chromeが未対応」というのは痛いですね・・・もし興味のある番組があれば、試してみても良いと思います。
「ロンドンハーツ」「アメトーーク!」「マツコ&有吉の怒り新党」「いきなり!黄金伝説」などの人気番組を多数生み出し、フジテレビと入れ替わるような形で、00年代以降のバラエティ界を引っ張ってきたテレビ局。
日テレやテレ東ほどではないものの「当たったバラエティ番組は大事に育てる」印象が強いです。深夜番組からゴールデンに昇格した番組が多く、しかも打ち切り率が少ないのが「ゴールデン=降格」と揶揄されがちなフジとは対照的。
ただ、ロンハーとアメトーークの影響力が強いこともあってか、加地P(及び、加地Pっぽい演出)に依存し過ぎな気もします。
「ザ!鉄腕!DASH!!」~「世界の果てまでイッテQ!」~「行列のできる法律相談所」といった鉄壁のディフェンスに加え「ガキ使」「しゃべくり007」「有吉反省会」「月曜から夜ふかし」といった人気コンテンツを山ほど抱えるといった隙の無さで、トップを爆走中です。
個人的には、日テレバラエティ特有の「撮れ高の無い箇所は徹底的に排除」した「極端なまでのツギハギ的な番組構成」が苦手だったりします。まるで、ヒットシングルだけで構成されたベストアルバムのようで味気ないです。もしこれが高視聴率の秘訣だとしたら、あまりにも視聴者に媚を売り過ぎというか。。。
もっと、ガキ使のような「実験的なバラエティ番組を生み出す土壌」を育ててほしい気もしますが、案外開き直って「そういうのは他の局に任せれば良いじゃん」的なスタンスなのかもしれません。
他の民放各局(+α)に比べて偏向報道が少なく、良心的な番組づくりで評価の高いテレビ局です。「ゴッドタン」「YOUは何しに日本へ?」「モヤモヤさまぁ~ず2」「ざっくりハイタッチ」などを筆頭に、数え始めるとキリがないほど”当たり”のバラエティ番組が多いと思います。
「テレ東を持ち上げておけば良いみたいな風潮がある」と揶揄されることもありますが、番組のクオリティを見れば、実が伴っているのは素人目にも明白ですし「必然的に持ち上げられている」のだと思います。
「純粋に面白い番組」を「長く続ける」ので、番組毎のファン層が厚いイメージです。ゴッドタンなんて視聴率1%にも関わらず、50万枚を売り上げるDVDが出てくるぐらいなので「視聴率なんてアテにならない」とつくづく思います。
80~90年代のような独壇場ではないものの、フジテレビが持つ独特の”華やかさ”は他局には出せない魅力です。
フジバラエティの特徴といえば「内輪笑い」。内輪笑いは好みがわかれるところですが、視聴者が置いてけぼりにならない範囲であればスタッフの笑いを足すのはアリだと思います。
TBSと同様、切るべき番組を切らずに「伸びしろがある番組ばっかり切る」ので、新規のバラエティ番組がなかなか育たず非常にもったいないです。直近で最終回を迎えた「オモクリ監督」や「ヨルタモリ(2015年9月いっぱいで終了)」のような、今までのフジテレビに無い切り口の番組こそ、キラーコンテンツとして積極的に育てていかなければならないはずなのに。。。
見逃し配信ではないけど押さえておきたいサイト
「内村プロデュース」の血を受け継ぎ、2006年スタートした人気ネット番組も、気づけば10年に手が届きそうな勢いです。
ウッチャン×さまぁ~ずから醸し出される「ユルさ」が最大の売りですが、あまりにもユル過ぎる&放送時間が長いため、ゲストや企画によっては「中盤以降に眠くなる」こともあります。それでもついつい観続けてしまう中毒性の高さが魅力です。
実質「めちゃユル(めちゃ×2ユルんでるッ!)」専門のサイトです。昨今の「めちゃイケ」の体たらくぶりに愛想を尽かしたファンが、こちらに流れている気がします。実際、本家めちゃイケでは絶対にやらないような攻めた企画が多いです。
この番組を観る限りだと、めちゃイケスタッフ&フジテレビのセンスが落ちたのではなく「地上波だと、何かしらの大人の事情で出来ないことが多いのかも?」という印象を受けます。
見逃し動画をまとめて視聴できるサイト
アニメ・ドラマの「第1話だけ」を配信する体験版サイト的な印象が強いですが、期間限定で「全話配信」などを実施することも多く、なかなか侮れません。
ただし「時間泥棒」過ぎるので、有り余るほど時間がある人以外はサイトを開かないほうが良いです。逆に言えば「特にこだわりが無ければ、永遠にヒマをつぶせる」魅力的な動画サイトと言えます。
上記のGYAO!と同様「見逃し動画のまとめサイト」です。
GYAO!とテレビドガッチに関して言えば「誘惑が多過ぎる」ので、各局の公式の見逃し配信サイトを利用したほうが良いような気もしますが・・・確かに便利っちゃ便利です。面倒くさがり屋タイプの人は、こういったまとめサイトだけ押さえておくのもアリだと思います。
ニコニコ動画も、GYAO!・テレビドガッチと同様のサービスを行っています。通常のニコ動と異なり「ログイン不要で動画が視聴できる」ので、会員登録をしたくない人にはもってこいです。
それとご存知のとおり、ニコ動には「コメントが付く」ので、コメント欄の反応を確認しながら観たい(楽しさを共有したい)という方にはオススメです。
本当に無料で観て良いの?料金は発生しない?
見逃し動画の再生ボタンを押すと、再生中に「15~30秒程度の広告」が入ります(入らない場合もあります)。ですので、実質「テレビで民放の番組を(CM付きで)観る」のと条件は一緒です。
以下は、ニコニコ動画からの引用です。
コンテンツ製作者還元作品について本来、有料課金でないとご視聴頂けないコンテンツが、
サポーター企業(広告主)と権利者のご賛同により、
動画広告付きでの期間限定無料視聴が可能になります。ご視聴による広告収益は、権利者・製作者へ還元させて頂くことで、
コンテンツ制作の資金に充てられ、新たなコンテンツをみなさまへお届けする
サイクルを生み出します。
というわけで、全く心配する必要はありません。しっかり製作者側に還元されてます。
見逃し配信サイトだけで全ての人気番組が視聴可能というわけではありませんが、結構な数のバラエティ番組をカバーできますので知っておいて損はありません。
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