先日レンタルサーバーを『さくらのレンタルサーバ』から『mixhost』へお引越ししたのですが、WordPress管理画面の上部に以下のような警告が表示されるようになってしまいました。
Your backup folder is NOT writable
Your backup folder MIGHT be visible to the public
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エラー元は、データベースのバックアップに使用する『WP-DBManager』というプラグイン。
最初は何が何やらわからなかったのですが、よくよく見てみるとエラー表示されているディレクトリのパスが旧レンタルサーバー(さくらのレンタルサーバ)のものになっていることに気付きました。
おそらく、この部分を新レンタルサーバーのパスに修正することで、警告画面は消えるはずです。
旧サーバーのパスを新サーバーのパスに変更しよう
先ほどの警告画面の下の方に "Click here" と書かれたリンクがあるのでクリックしてみましょう。
すると、エラーの詳細が表示されます。
.htaccess が / home / ドメイン名 / www / wp-content / backup-db にありません。
index.php が / home / ドメイン名 / www / wp-content / backup-db にありません。
/ home / ドメイン名 / www / wp-content / backup-db は有効なバックアップパスではありません。
MYSQL のダンプパスが存在しません。 [DB Options] の mysqldump パスを確認してください。 不明な場合は、サーバー管理者に連絡してください。
MYSQL のパスが存在しません。[DB Options] の mysql パスを確認してください。 不明な場合は、サーバー管理者に連絡してください。
先に進む前に、赤で強調表示されているエラーを修正してください。
WordPress管理画面の左サイドバーから [Database] → [DB Options] をクリックし、設定画面の一番上にある [Paths] の項目に注目してみてください。
[Path To mysqldump] [Path To mysql] 部分にデータベースまでのパスが記載されています。
『FFFTP』などの FTPソフトを使い、旧レンタルサーバーから該当箇所を探してみたところ、やはり存在しました。
新レンタルサーバーに同ディレクトリは存在しないため、警告画面が表示されたということです。
ところで、新レンタルサーバーの [mysqldump] [mysql] フォルダは一体どこにあるのでしょうか?
該当フォルダを自力で探すこともできますが、面倒っちゃ面倒ですよね。
そんな時は、各項目の右端にある [Auto Detect] ボタンを両方クリックしてみましょう。
すると、[mysqldump] [mysql] それぞれのパスが、新レンタルサーバーのものに自動で書き換えられます。
続いて、データベースバックアップ用フォルダまでのパスも変更しましょう。
[Path To Backup] の /wp-content/backup-db より前の部分を新レンタルサーバーのパスに書き換えたら、ページ一番下の [Save Changes] をクリック。
ところが「有効なバックアップパスではありません」という警告メッセージが表示され、弾かれてしまいました。
「パスは間違いなく合っているはずなんだけど・・・」と不思議に思い、再び一番最初の警告画面に目を通してみたところ、あることに気付きました。
新レンタルサーバーのパスが表示されており、しかも /home から始まっているのです。
どうやら、データベースバックアップ用フォルダまでのパスは "絶対パス" じゃないとダメみたいです。
「そもそも、WordPress における絶対パスって?」と思いましたが、上記内容から考えると "/homeから始まるパス" こそが絶対パスなのでしょう。
というわけで、先ほどの入力内容を絶対パスに修正して保存。
すると、緑帯の「Database Options Updated」というメッセージが表示され、修正内容が適用されました。
WordPress管理画面を再読み込みしてみて、赤帯の警告画面が消えていれば OK です。
最後に
身も蓋もない話をしてしまうと、実は警告画面の中に全ての答えが書かれています。
わからない場合は、とりあえず翻訳ソフトにかけてみてください。この手の技術的なメッセージは割とキレイに日本語化されますので、突破口が開けやすいです。
慣れていないとドキッとするかもしれませんが、異変を的確かつ迅速に指摘してくれるので、とても親切な機能だと思います。HTMLサイトに比べて構造が複雑な WordPress ならではの仕様ですね。
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