HAGANEYA(@imech_jp)です。
デスクトップパソコンを使っていると、モニターの電源ボタンを付けたり消したりする機会が頻繁にあります。画面を点けっぱなしにしておくと、モニターの寿命が気になって仕方がないんですよね。
ところが「頻繁な電源のON/OFFも、モニターの寿命を縮めてしまう原因になる」というのをご存知でしたか?
上記ブログやGoogleの検索結果などを見てみると「一長一短」みたいですね。個人的には、パソコン本体の電源ON/OFF時にパソコンが壊れて使えなくなるトラブルが何度かあったので、モニターの場合も電源をなるべく切らないようにしています。
さて、そうなると、スクリーンセーバーでも起動しない限りは「作業中の画面が点けっぱなし」になります。これは・・・精神衛生上よくないです。
ただ、スクリーンセーバーを自動起動に設定しておくのも、それはそれで煩わしかったりします。画面を休ませたい時に休ませられず、一定時間パソコン操作を止めないと起動してくれません。通常の使い方にこだわると、なかなか使用の機会がないんですよね。
そこで、ふとある考えが頭をよぎりました。「スクリーンセーバーって手動で起動出来ないのかな?」と。
思い立って、色々調べてみると・・・あるある!やっぱり同じ人間ですから、似たような考えに至る人って案外いるもんです。
目次
- スクリーンセーバーのショートカットを作る
- 高解像度icoファイルの作成方法
- ショートカットアイコンを好きな画像に変更する方法
- ショートカットアイコン右下の矢印を消す方法
- ショートカットの文字(名前)部分を消す方法
- 最後に
スクリーンセーバーのショートカットを作る
スクリーンセーバーの元ファイル(.scr)は「Windows」フォルダ→「System32」の中に入っています。ファイル数が多くて探すのが面倒だと思いますので、右上の検索窓に「scr」と打ち込んで、検索結果を絞り込みましょう。
以下のスクリーンセーバーは、元々入っています。
- Bubbles.scr(バブル)
- Mystify.scr(ラインアート)
- PhotoScreensaver.scr(写真)
- Ribbons.scr(リボン)
- ssText3d.scr(3D テキスト)
私は、なるべく”スリープ”感を出したかったので「ブランク」を選びました。画面上が真っ暗になるスクリーンセーバーです。このファイルだけ、ちょっと離れた場所にあるので気をつけてください。
※「scrnsave.scr」という名前のファイルです。
ショートカットの作り方は、普通のファイルと全く同じです。「右クリック」→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」で、デスクトップにショートカットを作成できます。
スクリーンセーバーのクリック起動自体は、これでもう実現可能です。特に見た目にこだわりがないのであれば、このまま使えば良いと思います。
せっかくなので、もうちょい”スリープボタン”感を出してみましょう。
高解像度icoファイルの作成方法
「ICO Convert」というサイトを使用します。
png画像・jpg画像→ico形式に変換するサイトはいくつもありますが、変換時に解像度が落ちてしまいがちです。元の画像解像度を保ったままicoファイルを作成できるサイトを探していたら、このサイトに辿り着きました。
「Batch PNG to ICO」タブを選択。
「Select the output icon type」→「ICO for Windows 7, Vista and never(It's compatible with Windows XP)」を選択。
「Select the input files」→「Upload & Convert」をクリックすると、zip圧縮されたicoファイルがダウンロードされます。
さっそく、たった今作ったアイコン画像を「スクリーンセーバーのショートカット」に設定してみましょう。
ショートカットアイコンを好きな画像に変更する方法
ショートカットアイコンを右クリック→プロパティ→「アイコンの変更」を選択。※警告画面が出てきますが「OK」を押して無視して進んで問題ありません。
「このファイル内のアイコンを検索」の右の「参照」を選択。この際に、ズラーっと出てきたデフォルトアイコンももちろん使用可能です。
icoファイルがあるフォルダまで移動し、該当のアイコンを選択して「開く」→「OK」をクリック。ちなみにアイコン画像は、ググってテキトーに拾ってきました。「iphone button icon」とかでググれば出てきます。
「適用」→「OK」をクリック。
これで、元の画像を劣化させることなく、高解像度のicoファイルをショートカットに設定することができました。
こうなると「ショートカット左下の矢印」すらうっとうしくなってきましたね。これも消しちゃいましょう!
ショートカットアイコン右下の矢印を消す方法
「Winaero Tweaker」というアプリを使用します。
DOWNLOADS → Software → Winaero Tweaker → Download Winaero Tweaker からダウンロード可能です。
いわゆる「窓の手」や「いじくるつくーる」系のアプリですが、Winaero Tweakerはインストールしなくても使えます(一応、いじくるつくーるにもzip版があります)。いじくるつくーるでも同様の変更は出来ますので、お好きなほうでどうぞ。
アプリを起動し「Appearance」内の「Shortcut Arrow」を選択。
「Customize Shortcut Arrow」メニューから「No Arrow」を選択。
「Change shortcut arrow」をクリックすると設定が反映されます。
※もしショートカットアイコンの設定情報が消えてしまったら、再びそのアイコンを選んで、ショートカットアイコンの画像を設定し直せばOKです。
ショートカットを示す、左下の矢印が消えました。
なお、全てのショートカットの矢印が無くなってますので、くれぐれも「元のファイル」を間違って消さないようご注意ください。
ショートカットの文字(名前)部分を消す方法
これは、思ってた以上に超カンタンです。「右クリック」メニュー→「名前の変更」で「全角スペース」を入力してください。たったこれだけ。
巨大な「iPhoneのホームボタン」が出来上がりました。
もちろん「ただのアイコン画像」なので、お好きなものを選べます。Windowsのシャットダウンボタン(Powerボタン?)みたいな画像も、用途に合ってて良いかもしれません。
最後に
冒頭のほうでも書きましたが、スクリーンセーバーのショートカット自体はすぐに作れますので、興味があれば試してみてください。5分も掛かりません。
今さらですが、これはあくまでも「スリープ”風”」であり、中身はスクリーンセーバーです。PC本体を休める・節電という意味では、効果は期待できません。
ブランクだと多少効果はあるみたいですが、あくまでも「モニター点けっぱなし状態の、精神衛生面の気持ち悪さを緩和する」程度のものだと思ってください。
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