HAGANEYA(@imech_jp)です。
あなたもご存知の通り、マイクロソフト社は Windows/7/8/8.1 ユーザー向けに「Windows10 の無償アップグレード」キャンペーンを行っています(XP/Vistaは対象外)。
キャンペーンは2016年7月29日(日本時間)で終了予定です。
"予定" とありますが、公式が「絶対にない」と言い切っていますし、おそらく延長はしないのでしょう。前言撤回したらしたで、マイクロソフト社の信用が失墜しますからね。
参考記事
7月29日で終わるWindows 10無償更新、期間延長は絶対に『ない』 。日本マイクロソフトが明言 - Engadget Japanese
そんなわけで、ツールでアップグレードを回避してきた方々も、そろそろアップグレードを考えたほうが良い時期に差し掛かってきたというわけです。
かく言う私も、ようやく重い腰を上げて Windows10のクリーンインストール用ディスクを作成しました。今回はその手順をご紹介します。
Windows10のクリーンインストール用ディスク作成方法
マイクロソフト公式サイトから、Windows10 のクリーンインストール用ディスク作成に必要となる『MediaCreationTool』をダウンロードしましょう。[ツールを今すぐダウンロード] ボタンをクリックすると、ダウンロードが始まります。
ダウンロードリンク
MediaCreationTool.exe を起動すると、ライセンス条項が表示されますので [同意する] をクリック。
今回はアップグレードではなく "クリーンインストール" なので、[他のPC用にインストールメディアを作る] を選択し [次へ] をクリック。
[この PC におすすめのオプションを使う] にチェックが入っていることを確認して [次へ] をクリック。
ちなみに、チェックを外すと推奨項目以外も選択可能になります。今では 64ビットの方がほとんどだと思いますが、32ビットOS 向けのディスクを作成したいのであれば、[アーキテクチャ] から変更しておきましょう。
使用するメディアは "USBメモリ" と "DVD-R" から選択可能ですが、今回は DVD-R で作りたいので [ISOファイル] を選んでおきます。
保存先を指定して [保存] 。
iso ファイルのダウンロードが開始されます。
引き続き「ダウンロードを検証しています」の文字が。
その後「Windows10 のメディアを作成中」と表示されます(あと少しの辛抱です)。
「ISO ファイルを DVD にコピーしてください」との案内がされますので、[DVD書き込み用ドライブを開く] をクリック。
そろそろ DVD-R を挿入しておきましょう。
今回は、三菱化学メディア『Verbatim』を使いました。
若干お高くなりますが、太陽誘電『That's』が書き込みエラーの低さ・データ寿命の長さで評判なので、データの消滅が怖いのであればこちらをオススメします。
[Windowsディスクイメージ書き込みツール] のウィンドウが表示されるので、そのまま [書き込み] をクリックし、DVD-R が焼き上がったら作業終了です。
前の画面で右下の [完了] をクリックした後「セットアップを終了する前にクリーンアップしています」と表示されますので、しばらく待ちましょう。
無償期間中にクリーンインストールを行う際の注意点
「無償アップグレードキャンペーン期間中であれば、クリーンインストールも無償でできる」と思われているのであれば、要注意です。普通にクリーンインストールしようとすると、プロダクトキーの入力で詰まります。
参考記事
アップグレード後の Windows 10 再インストールについて|マイクロソフトコミュニティ
そこで、少々回りくどいですが、以下の手順を踏みましょう。
- 無償アップグレード期間中(2016年7月29日まで)に現在使用中のOSを "アップグレード" する
- アップグレード後の Windows10 で "自動オンライン認証" を行う
- Windows10 を "クリーンインストール" する
これで「クリーンインストール時にプロダクトキーの入力をスキップ」できます。すぐにクリーンインストールせず「一度 "アップグレード" を経由しなければならない」ということですね。
なお『Windows Product Key Viewer』というフリーソフトで、プロダクトキーを確認することも可能とのこと。スキップせずに入力したい場合は、こちらを利用すると良いかもしれません。
参考記事
アップグレード済みの環境でWindows 10のプロダクトキーを確認する|エンターテイメント系節約術 キリツメ!
最後に
余談ですが、Windows10 を普通に購入するとなると、パッケージ版・ダウンロード版ともに最低13,000円前後は掛かってしまいます。
今まで「Windowsは買うもの」というのが世の常識でしたが、せっかくマイクロソフト本家が「タダで良いよ」と言ってくれているわけですし・・・今回の無償アップグレード期間(2016年7月29日にキャンペーン終了)を逃すのはもったいないと思います。
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