HAGANEYA(@imech_jp)です。
2010年にパソコンを使ったお仕事をスタートして早7年。事務所を借りたこともありましたが、意外にも "マトモな" パソコンデスクを導入したのは今回が初となります。
ちなみにそれまでは、スチールラックと中古の省スペース用パソコンデスクを組み合わせて、擬似的に L字型の環境を構築していました。
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リンク先では若干マイナスなことも書いていますが、スチールラックをパソコンデスクとして使うこと自体は割とオススメです。
ホームセンターに行って5~6千円ぐらいのスチールラックを買ってくれば、そこそこ快適な環境を構築出来ると思います。
そもそも、なぜ私がスチールラックをパソコンデスク代わりに使っていたのかと言いますと "組み合わせの自由度が高くて何でも置ける" からです。
アームが付けられない(VESA非対応)モニターでも、大きなスチールラックを2つに分解して奥のほうを高くするだけで "縦型デュアルモニター" 体制を作ることが容易に出来ます。
横幅も奥行きも非常に広いので、作業スペースに不満を感じることはありません。
鉄のワイヤーで構成されているため、配線を伝わせる能力に長けています。
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こう言っちゃなんですが、スチールラックはメリットだらけです。だからこそ、長い期間パソコンデスクとして使えていたわけですからね。
欠点と言っても、冒頭のリンク先でも書いている通り "(既製品に比べると)若干みすぼらしく見えがち" なところぐらいだと思います。
あと、しいて言えば "キーボードスライダーなどの特殊なギミックを搭載するのが難しい" とか "ワイヤーむき出しだと手首を置いた時に痛い" ことぐらいでしょうか。あれ?意外と欠点多かったかも・・・
というわけで、上記の諸問題を一気に解決してくれそうなパソコンデスクを導入してみました。
Viseo『L字型ガラスパソコンデスク』のここが良い!
ただ黒いだけじゃない、高級感をまとった黒
高級感・・・というか、"よく知らないメーカーが出しているパソコンデスク" としては比較的高い部類に入るので、価格相応に高品質です。台湾製と聞いて納得。
コーナー・外枠・タブレットスタンド・キーボードスライダー部分に使われている木製天板は、真っ黒というよりは "若干こげ茶がかった黒" といった印象。
また、ガラス天板は表面に直接塗装が施されているのではなく "裏側から塗られている" ため、誤って引っ掻いてしまっても安心です。
言うまでもなく、ホームセンターでカラースプレーやペンキを買ってきて仕上げられるレベルの塗装ではありません。"ちゃんと" オフィスデスクしてるので、自然と頭が仕事モードに切り替わりやすくなります。
部品がことごとく頑丈で、重心もしっかりしている
別記事でも触れましたが、本商品は非常に重いです。
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Viseo『キーボードスライダー付きL字パソコンデスク』の組み立て方&注意点
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商品到着~組み立ての時点では欠点となる部分ですが、裏を返せば "精密機器の置き場所としては物凄く頼りになる" とも言えます。
実際、完成後の圧倒的な安心感を目の当たりにすると「組み立ては大変だったけど、これ選んで良かった~」と感じるはずです。
強化ガラスを採用した天板の厚さは8mmもありますし、木製部分の天板も塗装がしっかりしています。
フレームも丈夫だし、キーボードスライダーのガタツキなども一切無し。
デスクトップ環境で作業を行う場合、ほんのちょっとぶつかっただけでデスク全体がズレたりすると意外とモチベーション低下に繋がりがちです。そのため、ある程度の重さは必要だと思っています。
余裕のある奥行き
ネット通販でパソコンデスクを買う際に何となくイメージ写真だけで決めてしまうと、いざ商品が届いた際に「あれっ・・・奥行きこんなに狭かったの?」なんてことになりかねません。
例えば、Amazon で "パソコンデスク" と検索すると1ページ目によく出てくる、システムK社の L字パソコンデスク『ゼフィール』。
一見、本商品と同じようなサイズに見えますが、よくよくスペックを見てみると奥行きが50cm。ちなみにこちらは60cmなので、10cmも奥行きに差があることになります。
L字タイプに限らず、パソコンデスクにとって奥行きは大事です。とりわけ、デスクトップPC をメインに使用されている方であれば、作業スペースとは別に "モニター置き場" がほしいところです。
キーボードスライダーがメチャメチャ広い
多少お金を掛けてでも本商品を導入したいと思った、一番の決め手です。
キーボードスライダー付きパソコンデスクの多くは、スライダー面積がデスク部分に比べて大幅に狭くなっています。
そのため "フルサイズキーボードを置くとマウスが置けない" し、"マウスも置きたいならテンキー無しキーボード" を使うしか方法がありません。
ただ、ぶっちゃけ「キーボードスライダーなんてどうせオマケ。置くならテンキーレスキーボード一択だろ」と思っていた部分もあるので、半分諦めていました。
ですから、天板とほぼ同サイズのキーボードスライダーを搭載した本商品を見つけた時は「これだ!」と心の中で叫びましたね。
度々比較対象に挙げてしまい申し訳ありませんが、システムK『ゼフィール』の51cm に対し、こちらは79.5cm。約30cmも横幅に差があります。
これだけ広いと、キーボードを使用しない方でも "ノートをとる" など別の用途に使うことも出来そうです。
Viseo『L字型ガラスパソコンデスク』のここが惜しい!
タブレットスタンドのグリップ力が低い
厳密に言うとガラス天板のほうの問題になるのですが、タブレットを支える滑り止めゴムの縦幅が短いため、振動を加えると滑り落ちてしまうことがあります。
なぜこうなるのかと言いますと "タブレットの背面にケースや滑り止めラバーを付けている" からです。
全く使えない機能というわけでは無いのですが、あくまでも "裸タブレット専用" と考えておいたほうが良いかもしれません。
タブレットスタンド周辺にマットを敷くことで、対処は可能だと思います。景観を損ねるのが嫌であれば、ガラス天板全体を同サイズのマットで覆ってしまうのもアリでしょう。
キーボードスライダーをコーナー部分(デスク中央)に設置できない
これはどちらかと言えば要望ですが・・・コーナーにキーボードスライダーが設置出来たりすると、尚良かったかなーと思います。
中央部分にキーボードが置けると、デスクの左側・右側両方のモニターをバランス良く使えますし、どこのメーカーでも良いので検討してほしいところです。
もちろん、そんな気の利いた L字パソコンデスクなんて本商品以外でも見たことがありません。左端・右端いずれかに取り付け可能なだけで、かなりの親切設計だと思います。
最後に
初期状態のままでもすぐ使い始められますが、ガラスに指紋やキズが付くのが嫌な方は、デスクマットを敷いて使うことをオススメします。
ガラス部分を測ってみたところ "横810mm×縦450mm" ぐらいだったので、以下の『大きいマウスパッド(800mm×500mm)』の縦を5cmカットすれば、ピッタリハマるはずです。600mm×300mm タイプだと価格が4分の1に抑えられるので、見栄えが気にならないのであればコチラを選ぶのもアリかもしれません。
切らなくて良いタイプ(800mm×400mm)もありました。こっちのほうが良いかもしれませんね。
さて、この商品。組み立てが大変なことさえ除けば、極めて平均点の高い L字パソコンデスクです。高級感が "感" で終わっておらず、しっかりとした設計・材質に裏付けられたものだというのがよくわかります。
Amazonカスタマーレビューで指摘されているようなガラス欠けも一切ありませんでしたし、組み立て後の目立つ欠点と言ってもせいぜい "タブレットスタンドの足場が不安定" ぐらいです(ただ "そこが売り" じゃなかったのかと・・・)。
本商品に限らず、オフィス家具は次から次へと試すには大き過ぎるので導入するかどうか非常に悩みましたが、買って大正解でした。長く愛用していこうと思います。
※Viseo社の L字デスクが販売終了したため、別メーカーの類似商品を掲載しています
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