HAGANEYA(@imech_jp)です。

Windows には、ゲームパッドに対応していないゲームを無理やり対応させる『JoyToKey』『JoyAdapter』などの有名なアプリがあります。 キーボード・マウス操作をゲームパッドの各ボタンに割り当てて、PC を操作することも可能なので、ゲーム以外の用途にも使えて便利です。

冒頭からいきなり話がそれますが、Ubuntu(Linux)では『Wine』というプログラムを利用して Windows アプリケーションを動かすことが可能です(一部動かないアプリケーションも存在)。

わかりやすく言うと “Windowsアプリのエミュレータ” になるのですが、Wine は一般的なエミュレータと異なり「CPUに負荷をかけない(CPUエミュレーションを行っていない)」ため、Windows と遜色ない動作を実現しています。

フリーゲームの多くは Windows 用にリリースされていることが多いですが、Wine を利用することによって Windows 時代の名作ゲームが Ubuntu 上でそのまま動いてしまうことも多いです。XPからの乗り換え組の一部が、7/8/8.1/10 に行かず Ubuntu に流れる理由がよくわかります。

スポンサードリンク

 

『QjoyPad』の使い方

さて、Windows の名作フリーゲームをプレイしようと思った時にふと気になったのが「コントローラ非対応のゲームをどうやって動かそう?」ということです。前述のように Windows には『JoyToKey』がありますが、Ubuntu 向けにはリリースされていません。

そこで、JoyToKey の代わりになるアプリケーションが無いかどうか探してみたところ『QjoyPad』というものがあることを知りました。Synapticパッケージマネージャ か こちら からインストール可能です。

 

QjoyPad は、ターミナルから起動するタイプのアプリケーションです。『Xfce Terminal』を起動して、以下のコマンドを入力してみてください。

2(83)

 

すると、デスクトップ上に “黒い正方形” が出現。黒い正方形の部分をクリックすると、QjoyPad の設定画面が表示されます。

3(73)

 

設定の仕方はいじっている内にわかるとは思いますが、簡単に解説します。

6(48)

 

Axis 1 : [KEYBOARD] には、左/右カーソルキーを割り当て。

4(64)

 

Axis 2 : [KEYBOARD] には、上/下カーソルキーを割り当て。

5(58)

 

Button 1 ~ Button 16 については、お手持ちのゲームパッドによって配置が全く違いますが、それ以上に気をつけなければいけないことがあります。それは「Button 0 が存在しない」ということです。

いや・・・厳密に言うと [Button 0] は存在するのですが、表記がズレています。試しに『jstest-gtk』を起動してみてください(linuxBean の場合は、スタートメニューの [システムツール] にあります)。

7(43)

 

『jstest-gtk』は、Windows で言うところの「ゲームコントローラーのプロパティ(ボタンを押すと対応したボタン番号が赤く表示されるアレ)」に相当するアプリケーションなのですが、なぜかこちらには [Button 0] が存在しています。

8(36)

 

つまり、QjoyPad でボタン配置を設定する場合は、ボタン番号を1つずつズラして考えればOKだということです。jstest-gtk の [Button0] は、QjoyPad における [Button1] となります。

9(28)

 

キー押しっぱなし状態になるゲームには『QjoyPad』を使おう

国内外の Metroidvania 系ゲームクリエイターに多大なる影響を与えた超名作フリーゲーム『洞窟物語』も、Ubuntu で普通に動作します(スクリーンショットを撮るためウィンドウモードで起動しましたが、フルスクリーンでもプレイ可能です)。

10(28)

 

このゲームの場合、元々ゲームパッドに対応しているのですが、付属のコンフィグアプリで設定すると “十字キーが押しっぱなし” になってしまいます(”パッドの仕様” か “ゲームの相性” かは不明)。

11(25)

 

こういった場合は、無理にデフォルトの機能にこだわらず、QjoyPad を使って設定してしまったほうが早いかもしれません。

12(21)

 

最後に

Windows機を2台持っていますが、ゲーム関連はなるべく Ubuntu(linuxBean)でプレイするようにしています。なるべく Windows を “仕事専用機” にしておきたいからです。

“仕事” と “遊び” の切り替えが出来るタイプの人であれば、全てを1台の PC でまかなうことも出来るかもしれませんが、私のようなズボラな人間にはそれが難しかったりします。フリーランスで働く場合「いかに仕事に集中できる環境を作るか?」が鍵だったりするので、娯楽は隔離するに越したことはありません(”排除” ではなく “隔離”)。

Windows のフリーゲームには古典的名作が非常に多く、10年以上前の PC でも動くものが多いです。使わなくなった PC だからといってすぐに捨てず「Ubuntu/Linux を入れて、ゲーム専用機にしてしまう」というのも悪くないですよ。

スポンサードリンク