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【linuxBean】アップデート後にOSが上手く起動しない不具合を解消する方法

2016年4月18日

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HAGANEYA(@imech_jp)です。

[sudo apt full-upgrade] や [sudo aptitude full-upgrade] などでパッケージのアップデートを行った後に、linuxBean が上手く起動しなくなりました。

GNU GRUB(ブートローダ)までは表示されるのですが、その後「OS を起動する際に画面が真っ暗になってしまう」という不具合?です。正常にローディングが行われる時もありますが、ほとんど失敗します。

パッケージのアップデートを行わないことによる不具合もあるため、アップデートしないという選択肢はあり得ないのですが・・・どうにも挙動が不安定なのが気がかりです。

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『Grub Customizer』で古いカーネルを強制起動するように変更してみる

GNU GRUB を放っておくと、数秒後に linuxBean が起動(Enterキーを押すと即起動)しますが、その際に選択されているのは一番上の [Ubuntu] という項目です。

この時に読み込まれるのは、基本的に "最新バージョンのカーネル" です。私の環境だと [Ubuntu, with Linux 3.13.0-85-generic] になります。

これを旧バージョンの [Ubuntu, with Linux 3.13.0-34-generic] で読み込むように設定してみました。

 

『Grub Customizer』は GRUBの設定をGUIから変更できるアプリケーションです。linuxBean ユーザーの場合はデフォルトで入っているはずですが、もし入っていない場合は Synapticパッケージマネージャからインストールするか、以下のコマンドを入力してインストールしてください。

 

Grub Customizer を起動し、[一般] タブの [デフォルト起動] 部分を [Advanced options for Ubuntu>Ubuntu, with Linux 3.13.0.34-generic] に指定します。

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あとは、左上の [保存] をクリックして Grub Customizer を終了しちゃってOKです。

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再起動後、GNU GRUB の初期カーソル位置が [Advanced options for Ubuntu] に変わっています。

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そのまま放っておくと、先ほど指定した旧バージョンのカーネルが自動起動し [Linux 3.13.0-34-genericをロード中...] [初期 RAM ディスクをロード中...] と表示されるはずです。

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なお今回は、こちらの情報を参考にさせていただきました。

参考記事

カーネルアップデートしたあと最新のカーネルを削除する - Ry0 Note

ちなみに、リンク先の記事では「最新カーネル自体を削除してしまう」方法も書かれてあります。怖くなければ、そちらの方法を利用するのもアリでしょう。

 

最後に

何回か再起動を繰り返してみましたが、やはり旧バージョンのカーネルだと起動に失敗することが無くなりました。

先日の記事で「linuxBeanはアップデートの類を一切してはいけないという結論を導き出しかけた」と書きましたが、やはりアップデートは慎重に行う必要があります。

私の環境では、[Synapticアップデートマネージャ] [linuxBeanスクリプトの更新] [ソフトウェアの更新(アップデートマネージャー)] 経由でのアップデートは、何度挑戦しても OS が不調になりました。

Linux に詳しい方であれば、1つ1つ問題を炙り出して潰していくことも可能だとは思うのですが、私のような素人はうかつにアップデートしないほうが良さそうです。

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