HAGANEYA(@imech_jp)です。

2017年春に打ち切り・最終回を迎えたバラエティ番組&スタートしたバラエティ番組について、個人的に気になるものをピックアップしてみました。

 

2017年春の改編で終了した番組についての雑感

そんなバカなマン

2015年4月レギュラー放送開始(パイロット版は2014年4月)。

『パシフィック・ヒム』『ノーリアクション柔道』『そんなバカなホームステイ』『バカリズムとタッグを組んでくれるアイドル探し』など、お笑い通向けの人気企画を数多く生み出した、バナナマン&バカリズムさんによる冠番組。通称 “フジテレビ版ゴッドタン”。

ナイナイで言うところの『めちゃイケ』、雨上がり決死隊で言うところの『アメトーーク!』、ロンブーで言うところの『ロンドンハーツ』などのように、彼らの軸番組となる可能性を秘めていただけに、終了は残念。

終了理由は、やはり “シオプロ臭の強さ” ではないかと個人的には思っています。

シオプロと言えば『ゴッドタン』『クレイジージャーニー』『ウレロ☆シリーズ』などを筆頭に、バナナマン・おぎやはぎ・バカリズムさん・東京03などと親和性の高い番組制作プロダクションとして有名です。後述する『万年B組ヒムケン先生』にもシオプロが関わっています。

同プロダクションが関わる番組には攻めた企画が多く、好きな人はとことん好きになる反面、人によっては “低俗” と捉えられかねない危険性を孕んでいたように思います。いわゆる “裏笑い” 要素の強いバラエティが苦手な人にも向いていなさそうです。

レギュラー放送開始当初から「フジテレビらしからぬ面白い番組だけど、どうせすぐ打ち切りになるんだろうな」と思っていただけに、丸2年も持ったのはむしろ意外でした。シオプロと相性の良いテレ東やTBSなら、もうちょい延命出来ていたのでしょうか・・・

 

万年B組ヒムケン先生

2016年4月放送開始 。『学校へ行こう!』『さんまのスーパーからくりTV』の総合演出を務めていた江藤俊久さんがチーフプロデューサーとして参加した、日村勇紀さん(バナナマン)の冠番組。

『ガチンコ!』のスタッフも多数参加しています。

いずれも “素人イジリ” を中心に据えた構成を特徴としており、上記番組のエッセンスはヒムケン先生にも脈々と受け継がれています。

“ケブ君” と “デスバンド” を屋台骨に、ユニークな企画を多数輩出しましたが、健闘むなしく1年で終了。学校へ行こう!チーム×シオプロのタッグは凶悪過ぎたか・・・

ちなみに、レギュラー出演していた小峠英二さん(バイきんぐ)&小宮浩信さん(三四郎)の2人は、テレ東で『浅草ベビ9』という新番組のMCに起用されています。

テレ東の日曜深夜24~25時では現在『乃木坂工事中』『欅って、書けない?』が放送されており、25:00~25:30に “浅草~” が入る形です(3番組とも『K-max』が制作協力)。

奇しくも、日村さんが出演する “乃木中” と近い時間帯に小峠さん&小宮さんが入ったことになるわけですが、これは偶然ではないような気がします。

 

クイズ☆スター名鑑

TBSバラエティ界の良心と言っても過言ではない藤井健太郎さんが演出を務めた『クイズ☆タレント名鑑』の後継番組。2016年10月放送開始。

番組内容的には、藤井さんが手掛けた『タレント名鑑』『テベ・コンヒーロ』『Kiss My Fake』『クイズ☆正解は一年後』『チーム有吉』といった一連のシリーズと同様、スタジオ寄りの構成となっており、一応『水曜日のダウンタウン』との差別化は図られています。

終了理由は多くの方がご存知かと思います。案の定、”日曜ゴールデンは無謀だった” ということでしょうね。

「深夜に移って細々とやれば良いじゃん」なんて思いましたが、そこをカバーしているのがそもそも『水曜日のダウンタウン』なので、単に “放送期間が長いほうを残した” のかもしれません。

スター☆名鑑の存在意義は、おそらく “制約だらけの日曜ゴールデンで藤井節が通用するかどうか試す” という一点にあったのではないでしょうか。そう考えると、爪痕はしっかり残せたんじゃないかな・・・と(個人的には)思いました。

 

ケンゴロー

田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)時代の『ごぶごぶ』の後番組としてスタートした、浜田雅功さん(ダウンタウン)の冠番組。2016年4月放送開始。

番組開始当初は “ケンゴローサーカス団” のタイトルで “ダウンタウンDX” スタイルの企画を行っていましたが、程なくしてロケ番組へと移行。結局、ごぶごぶ第5期(2016年1~3月)の終盤と近いスタイルに落ち着きました。

過去記事でも触れていますが、当初はライセンス・どりあんず・ミサイルマン・プラスマイナス辺りのいわゆる “浜田ファミリー” が頻繁に出演していました。ところが、視聴者からの評判が悪かったのか、徐々にダイアンや尼神インターが頭角を現すようになっていきます。

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2016年春の番組改編で最終回を迎えたバラエティ番組についての雑感

ダイアン・尼神インター共に全国区の番組でも露出が増えてきており、”尼神~” の東京進出のタイミングで打ち切りに近いような最終回を迎えた同番組。

表向きの理由は “尼神インターの東京進出” といった印象ですが、やはり個人的には「番組自体が視聴者にあまり受け入れられなかったのかな」と率直に思いました。

二度とレギュラー放送の復活が無さそうに終わった『ごぶごぶ』がアッサリ戻ってきたのが “答え” なのかもしれません。

 

マツコ&有吉の怒り新党

2011年4月にスタートした、マツコ・デラックスさん&有吉弘行さんによるトークバラエティ。2016年3月に夏目三久さんが卒業した時は、結構話題になっていた記憶があります。

視聴率は比較的良かったようですが、MC陣の2人の怒りが弱くなってしまったことにより、後継番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』へとリニューアル。

“かりそめ天国” は初回だけ観てみたのですが、まだ具体的なコンセプトが固まっていないのか、終始ふわふわした雰囲気が漂っていたように思います。

思えば、怒り新党に興味を持ったキッカケは “新・3大「チャージマン研!」の突飛な展開” でした。同様の経緯で番組に興味を持たれた方も結構多いのではないでしょうか。

とりあえず一旦、”かりそめ~” は視聴リストから外しましたが、チャー研クラスの当たり回が出てきたら再び観始めるかもしれません。

 

モシモノふたり

2016年4月にスタートした、バナナマン&小泉孝太郎さんによるバラエティ番組。

同局(フジテレビ)の『テラスハウス』と、TBS『ラストキス』のちょうど中間を狙ったかのような、リアリティ番組風の “芸能人同士のおためし同居生活” 企画がメイン。

長寿番組になりそうにも見えるし、1クールで終わりそうにも見える・・・と、動向を密かに注目していました。1年は続いたので、結構頑張ったほうなのかもしれません。

テラスハウス系の番組は個人的には嫌いじゃないので若干寂しくはありますが、晩年に “番宣だけが目的” みたいなコーナーが出てきたので「そろそろだろうな」とは薄々感じていました。

“本音でハシゴ酒” に一本化した『ダウンタウンなう』もですが、この手の “芸能人のプライベート暴露” 系バラエティは、そもそも出てくれる人を探すのが難しそうです。

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ダウンタウンなうは、もう「ハシゴ酒」一本に絞ったほうが良い気がする

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新番組&復活した番組について

新しい波24

2017年にスタートした、若手芸人発掘番組。通称 “なみにじ”。

  • 新しい波 →『とぶくすり』『めちゃモテ』『めちゃイケ』
  • 新しい波8 →『はねるのトびら』
  • 新しい波16 →『ふくらむスクラム!!』『1ばんスクラム!!』
  • フジ算 →『ピカルの定理』

黒歴史である “なみいろ” を除けば、意外と健闘している気がします。ニッチェ・かまいたち・しゃもじも、何やかんやで生き残ってますけども。

ちなみに、個人的には『大自然』と『バビロン』が “本命” なのかな・・・と勝手に想像していたりします。

最近のお笑い界の動向を考えると使い捨てられそうな雰囲気がバンバン出ていますが『フースーヤ』も来そうな気配がありますね。若手時代のとんねるずを彷彿とさせる勢いを感じるコンビです。

 

ごぶごぶ

浜田雅功さんとパートナーとなる芸人が “対等な関係で” 街ブラロケを行う、MBSの人気バラエティ番組。2007年2月放送開始(レギュラー放送は2012年4月開始)。

初代パートナーの東野幸治さん、二代目パートナーの田村淳さんに代わり、誰が新パートナーとなるのか・・・と思っていたら、まさかの “ゲスト制” にリニューアル。

これにより、同じく浜田さんがMCを担当していた『浜ちゃんと!(浜ちゃんが!の前身番組)』と似たようなスタイルに変わってしまいました。松本人志さんのいない “フレンドリーダウンタウン(リンカーン)” とも言えるかもしれません。

今のところ、宮根誠司さん → 小池徹平さん → 西川貴教さん・・・と関西出身者が続いているので、おそらく今後も関西人限定でパートナーが出演していくと思われます。

個人的には、東野さん時代の “程良い毒” を彷彿とさせる西川さんと浜田さんとの掛け合いに、相性の良さを感じました。レギュラー固定はおそらく無いと思いますが、ぜひ定期的にゲスト出演してほしいところです。

 

出川哲朗の充電させてもらえませんか?

2017年4月レギュラー放送開始(パイロット版は2014年8月)。出川哲朗さんの初冠番組です。

バイク旅&テロップに『水曜どうでしょう』を彷彿とさせますが、どちらかと言えば “ウンナン不在の『気分は上々』” といった印象を抱きました。

カミカミの会話をもテロップに残すという悪意のある編集が笑いを誘う、まさに “リアクション芸人・出川哲朗の魅力” だけで成立している番組と言えるでしょう。

ただ、個人的にどうしても気になる点があります。一般の方の出川さんに対する “呼び捨て” 行為です。

「芸能人は見世物だから呼び捨てでOKじゃない?」とか「スポーツ選手を呼ぶ感覚だから別に良いでしょ」「呼び捨てで呼ばれるのは人気の証」など人それぞれ考えはあるのかもしれませんが、やはり「いい大人がなぁ・・・」と思ってしまう点は否めませんでした。

というか、呼び捨てシーンがあまりにも不快過ぎて、番組を観るのを辞めようと思ってしまうぐらいです(調べてみると、同じような感想を抱いている方は結構いらっしゃるみたいですね)。

出川さんが良くても視聴者が不快に思ってしまっては本末転倒なので、可能であれば “呼び捨てのシーンだけごっそりカット” するなどすれば番組の印象は良くなるでしょうし、結果的に長寿番組へと繋がる気がします(あくまでも個人的意見)。

 

バナおぎやドリーのもろもろのハナシ

2017年4月にスタートした、バナナマン・おぎやはぎ・オードリーの冠番組です。

ちなみに、過去に2回パイロット版が放送されており、その時点での印象は「バナナムーン・メガネびいき・オードリーANNがまとめて楽しめる!」といったものでした。

ただ残念なことに、レギュラー放送以降は “テーマトーク” がメインになり、自由度が無くなってしまいました。実力派3組の魅力が削がれてしまったのは痛い・・・

早くも、人気芸人を飼い殺し状態にした戦犯『キカナイト』と同じ末路を辿りそうな予感がプンプンしています。筋書きの無いフリートークから面白い部分をピックアップしていくとか、普通に出来そうな気もするんだけどなぁ・・・素人考えでしょうか。

 

バラエティ開拓バラエティ 日村がゆく

2017年4月にスタートした、日村勇紀さんの冠番組。制作局はなんと AbemaTV!

まだ3話までしか観ていませんが、Abema×シオプロということもあり、(テレ東以外の)地上波では難しかった企画にガンガン挑戦しまくっているのがわかります。風俗嬢とか女王様とか・・・

一言で表すと “そんなバカなマンの後継番組” です。また、OP&ED曲を用意している辺り “ヒムケン先生” の匂いも漂っています。

放送時間が1時間(CMを除く)と長尺なので、バカなマン&ヒムケン先生ファンの受け皿として十分に役割を果たしていると個人的には思いました。

ただ、中には「番組の空気がダラダラしている」とか「日村さんをいじめているように見える」といったネガティブな感想も出てきており、一概に高評価とも言えないようです。

ダラダラしているという感想が出てくる辺りは『内村プロデュース』と『内村さまぁ~ず』の関係に似ていますし・・・日村さんへの当たりの強さなんかもそうですが、良くも悪くもネット番組の特色が如実に表れている番組だと思います。

 

勇者ああああ

2017年4月にスタートした、アルコ&ピースによるゲーム番組。

ファミコン~スーファミ時代のレトロゲームを扱う企画が多いですが、毎回1つのゲームをクローズアップする『ゲームセンターCX』とは趣が異なります。

『メイドインワリオ』的なノリで「4人で◯◯を成功させろ!」「目隠しして◯◯をクリアしろ!」といったチャレンジ物の企画や、ゲーム芸人のネタ見せコーナーなど “お笑いの要素が強い” のが特徴です。

個人的には、似非ゲーム好きグラドルを検挙するコーナーでの、平子祐希さんのファミコンものまねが大好きだったりします。ドラクエ4の “ほこら” のBGM完全再現は、腹がちぎれるほど爆笑しました。

 

笑×演

2017年4月にスタートした、バカリズムさん&山崎弘也さん(アンタッチャブル)がMCを務めるネタ見せ番組。

一応ネタ見せ番組ですが、実際にコントや漫才を行うのは “俳優・女優” であり、彼らのブレーンとしてネタを作成するのが芸人の役目となっています。

“芸人が書いたネタを俳優が再現する” という、今までありそうで無かった形式は斬新かつ新鮮(私が知らないだけで、過去に同様のコンセプトの番組があるかもしれません)。

しいて言うなら『オモクリ監督』辺りが一番近い気もしますが、向こうが “ショートムービー” だとすれば、こちらは “舞台” です。

舞台袖で息を殺して本番を待つ役者の方々の緊張感は視聴者にも伝わり、単に笑いを楽しむのみならず「がんばれ!」と思わず応援したくなってしまうのが特徴。

芸人と役者がお互いにリスペクトを感じ合える、とても素晴らしい番組だと思います。

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リニューアルした番組について

ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!

1989年10月放送開始。みんな大好き “ガキ使” が、2017年4月にフルリニューアル。『さまぁ~ず×さまぁ~ず』『バナナ炎』『にけつッ!!』などのフリートークバラエティに多大な影響を与えた原点的番組です。

突如発表された “フリートーク復活” の一報に、多くのファンが驚いていたのを覚えています。

実際の放送では、円熟味&安定感を増した2人の掛け合いが印象的で「今のダウンタウンがフリートークをやると、こう仕上がるんだな」と感動しました。

初回フリートークでのテロップの多用はぶっちゃけ過保護だと思いましたが、巷の反響を受けてか、2回目の30分フリートークではテロップが消えています(バックの巨大モニターにトーク中のテーマがうっすら映る程度)。

ただ、Coldcut の『Theme From Reportage』が無くなったのと、フリーフォントみたいな番組ロゴへの変更は微妙な気がしました。「今は良いかもしれないけど、向こう10年持つのかな・・・」といった印象です。

 

ザ・ヒットスタジオ(火)

2011年3月スタートの『ザ・ヒットスタジオ〜レッツゴーヤンヤン〜』を源流とする、コアな音楽通向けのラジオ番組。『ザ・ヒットスタジオ(火)』としては、柴田阿弥さん&伊東紗冶子さんの後任として、2017年4月から吉田照美さん&小池美波さん(欅坂46)へとバトンタッチ。

自分の世代だと『どうーなってるの?!』2代目MCのイメージが強い吉田さんですが、言わずもがなラジオ界においては超大物。そんな “ラジオ界のビッグ3” とも言える吉田さんのパートナーとして、なぜか昭和カルチャーに詳しい小池さんを起用した同番組スタッフの嗅覚の鋭さには驚愕します。

大物タレント×若手アイドルといった形式のラジオ番組は枚挙に暇がないので、当初は「テレビで昭和好きを公言していたし、とりあえず組ませてみたのかな?」程度にしか思っていませんでした。

ところが回を重ねるごとに、その先入観は崩れ去っていくことに。

“能ある鷹は爪を隠す” とばかりに、昭和愛溢れる知識で吉田さんに食らいついていく小池さんのポテンシャル。昭和の知識だけではなく “そこにきちんと愛がこもっている” というのがポイントです。

スタッフ・リスナー共に、彼女がここまで昭和に精通しているのは想定外だったのではないでしょうか。まさか、10代女性アイドルの口から渡辺香津美さん・高中正義さんの名前がスルッと出てくるとは・・・

もちろん吉田さんの昭和エピソード&ウンチクは必聴ですが、たった数回の収録にも関わらず既に “長年の相棒” 感が出てきている小池さんが互角の活躍を見せており、早くも “小池さんの魅力を引き出そうと奮闘する吉田さん&スタッフ” といった番組スタイルへと形を変えつつある気がします。

“欅坂46の小池美波” に興味が無い方も、”まるで同世代のように昭和の話題で盛り上がる60代&10代” という視点で聴いてみると面白いかもしれません。

 

最後に

今期で特に注目しているのは『笑×演』『日村がゆく』『充電させてもらえませんか?』の3番組です。

今までありそうで無かった、俳優が本格派漫才・コントに挑戦するネタ見せ番組『笑×演』。フジテレビから離れたことで本来のポテンシャルを引き出してきそうな『日村がゆく』。出川さんの人間力だけでどこまで行けるか未知数な『充電させてもらえませんか?』。

いずれも、新たな切り口を模索しようと奮闘しており、今後に期待が持てます。

ラジオについては、最近 “坂道シリーズ” にハマっているせいか、乃木坂・欅坂関連ばっかり聴いている気がしますね・・・

とは言え、ラジオは放送時間が長いため視聴リストから除外したものも多く、唯一切れなかったのが “ヒットスタジオ” でした。元々音楽好きなので、欅坂に関係なく聴き続けそうです。