HAGANEYA(@imech_jp)です。

メタル・ダンス・ユニット『BABYMETAL』が、明日4月1日に発売される 2ndフルアルバム『METAL RESISTANCE』収録曲『THE ONE』の MV を公開しています。

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巷でも既に囁かれていますが、今回はプログレッシブ・メタル(テクニカル・ロック)です。プログレッシブ・ロックではなく “プログレメタル” なので、前衛的な要素は特にありません。

プログレメタルの定義は色々ありますが、わかりやすい所で言うと「超絶技巧」「変拍子」「長尺」「スペーシー(宇宙的)・SFライクなコード進行・メロディライン ※バンドによっては当てはまらない場合もある」と言った感じでしょうか。今回の BABYMETAL の楽曲にはそれら全ての要素が含まれています。

というか、メタル好きには「Dream Theater みたいな楽曲」と言えば・・・通じますよね。イントロは、もろに Dream Theater です。ただ、全編そこまで似ているかと言えば、そうでもない気もします。Pagan’s Mind とかのほうが近いかも?

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メロハー(メロディアス・ハード・ロック)ライクなプログレメタルなので、Dream Theater で言う所の “Rush寄り(メロディ寄り)” の作風になります。ひとくちに Dream Theater風と言っても、”METALLICA寄り(ヘヴィ寄り)” の楽曲も存在しますが、少なくとも「そっちの作風ではない」ですね。

気持ち良いと思えるコード進行だけで構成された “プログレメタルの最大公約数的な楽曲” に、”さりげなく超絶技巧を挟み込む” 神バンドの演奏が圧巻です。Dream Theater のフォロワーバンドがやってそうな “あまりにもベタ過ぎる” 作風に時折恥ずかしくなってしまう部分もありますが、メタルリスナーの多くはベタを好みますし、この曲を聴いてテンションが上がらないメタル好きはいないでしょう。ある意味、ズルいと言えばズルい。

 

というわけで、BABYMETALは基本的に “何かしらのオマージュ” で構成されているプロジェクトですが、それは『THE ONE』も例外ではありません。

“有名バンドのオマージュ” という基本ラインは相変わらずですが、『Road of Resistance』辺りから本格的なメタル路線に舵を切りつつあるため、アイドルサイドから入ってきた人達はそのうち付いて来れなくなりそうな雰囲気は多少感じます。度々例に挙げてしまい申し訳ないのですが・・・メタルバンドに転身した後の DIR EN GREY を「自分の中で消化できていないにも関わらず、惰性で無理やり絶賛してしまう」みたいなV系時代のファンの方々がいらっしゃいますが、それの “アイドル” 版が発生しそうです。これは、複数のジャンルにまたがって活動するミュージシャンの宿命ですね。

ところで、気になるのは「先人のオマージュを一通りやり尽くした後、どう展開していくのか?」ということ。個人的には、BABYMETAL の個性は “コンセプト” にあり “楽曲ではない” と思っています。この先、BABYMETAL にしか出せない独自色の強い楽曲は生まれるのか、それともオマージュだけで繋いでいくのか・・・

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