HAGANEYA(@imech_jp)です。

2015年10月11日に放送される「キングオブコント2015」の審査員が松本人志さん・さまぁ~ず(大竹一樹さん・三村マサカズさん)・バナナマン(設楽統さん・日村勇紀さん)の5名に決まりました。

 

決勝進出者10組

  • コロコロチキチキペッパーズ
  • アキナ
  • バンビーノ
  • 藤崎マーケット
  • ザ・ギース
  • 巨匠
  • うしろシティ
  • ロッチ
  • ジャングルポケット
  • さらば青春の光

 

ご存知の方も多いかと思いますが、キングオブコントの審査方法は元々「敗れた芸人が、勝ち残った芸人に投票する」というスタイル。第1回・第2~6回・第7回で若干ルールに変更がありましたが、その部分だけは変わっていませんでした。

ではなぜ、今回から大幅に審査方法を変更することになったのでしょうか?

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ダウンタウン・さまぁ~ず・バナナマンのファンを取り込み「視聴率を上げる」ため

たまたまTwitterを見ていて発見した今回のニュースですが、私個人が抱いた感情としては「マジで?絶対観る!」でした。ダウンタウン・さまぁ~ず・バナナマンは、個人的に大好きなお笑い芸人で「ベスト3」に入る3組なので、極端な話「出場者抜きでも観たい」ぐらいです。

若手芸人がなかなか育たない(活躍の機会が少ない)と言われる昨今ですが、実際今のバラエティ界を引っ張っていっているのは中堅芸人です。

審査員である「さまぁ~ず・バナナマン」を始め、爆笑問題・くりぃむしちゅー・雨上がり決死隊・有吉弘行さん・フットボールアワー・アンジャッシュ・山崎弘也さん(ザキヤマ)・おぎやはぎ・ネプチューン・ブラックマヨネーズ・タカアンドトシ・カンニング竹山さん・千原ジュニアさん・田村淳さん・博多華丸大吉・などなど。現在テレビで活躍している中堅芸人を挙げればキリがありません。

ただでさえ若手芸人が目立つチャンスが少ないのに「若手のコント大会に大御所・中堅どころが顔を出しちゃう」のもどうかと思いますが、背景には「視聴率の低下」が絡んでいるように思えてなりません(2013年が9.3%で、2014年が8.3%)。大御所・中堅の人気芸人をセットで出すことによって「若手芸人に興味が薄い」お笑いファンの視聴を促そうとしているのではないでしょうか。

 

過去の優勝者・出場者がイマイチ売れていない

審査員がこの3組に変わった理由は、イマイチ「優勝者がブレイクしきれていない」のも理由のような気がします。

過去の優勝者を見る限り、ブレイクしたと判断しても良さそうなのは「東京03」「ロバート」「バイきんぐ」のみです。もっとも、ロバート・バイきんぐの場合「1人だけが突出して売れている」ような状態なので、何とも言えないですが。。。

一番気になるのは、直近の優勝者である「かもめんたる」「シソンヌ」が(優勝した割には)売れていない、ということです。

シソンヌは次世代の中核を担うコンビ(今のおぎやはぎ・バナナマン的なポジション)になりそうな雰囲気があるので、個人的にはもっと爆発的にブレイクすると思ってましたが、どうにも中途半端な状態です。かもめんたるに至っては、優勝直後の女装キャラが若干注目されたものの、現在は消えかかっているようにも見えます。どちらも、コントの完成度は非常に高いんですけどね。。。

ただ、審査自体は(第1回である2008年を除いて)妥当ではないかなと思います。2013年・2014年に関して言えば、正直なところ「消去法的に優勝した」感じにも見えますが、優勝は優勝なので問題ないでしょう。

審査員をベテランに変えたからって優勝者や出場者が売れるとは限りません。ただ、審査員から「絡み・イジり」をされる機会が以前よりも増えそうなので、そこから「キャラが確立」して売れるキッカケをつかむ若手芸人が出てきそうな気もします。M-1でいうところの「オードリー春日」のような感じ、と言えばわかりやすいでしょうか。

 

事務所の「組織票」を防止するため

笑いのツボは人それぞれなので評価は分かれるかと思いますが。。。

やっぱり、2008年の優勝者は、バッファロー吾郎ではなく「バナナマン」だったのではないか?と思います。バッファロー吾郎のネタが面白い・面白くないというよりは「バナナマンの笑いの量が他を圧倒していた」といったほうが良いかもしれません。

そこで、どうしても頭をよぎってしまうのが「あれっ…バッファロー吾郎って確か”吉本”だよね?」ということです。

吉本興業と言えば、言うまでもなく「お笑い事務所の最大手」です。そうなると「抱える芸人の数」も必然的に多くなるので、結果としてキングオブコント出場者の割合も高くなります。

もちろん、これは噂に過ぎない話ですので断定はできません。ですが、仮にこれがまかり通ってしまうと、お笑いコンテストとしての意味が無くなってしまうので、絶対にあってはならない話です。

ちなみに、自分が見る限りでは、第2回(2009年)以降は、比較的公平な審査がされていたように思います。

 

そもそも、過去の審査システム自体にムリがあった

第1回、第2〜6回、第7回で若干の違いはあるものの、去年(2014年)までは「敗れた芸人が、勝ち残った芸人を審査する」というシステムを採用していました。まさに「俺の屍を越えてゆけ」状態です。

私は以前から、このキングオブコント独自の審査法に違和感を感じていました。果たして、全ての芸人審査員が心の底から「純粋な”面白さ”を基準に、審査をすることができるのだろうか?」と。

健全に審査する芸人ももちろんいるでしょうが、やはり「私怨」を抱く人間がいてもおかしくはないと思います。どんなに「勝者を応援しよう!」と思っていても、心のどこかで負けた人間としての悔しさはあるでしょう。そう考えた場合、もっとも客観的に審査できるのは「賞レースに参加していない人間」なので、自ずと今回のような審査システムに修正されたのではないかと思います。

一方で、審査員を自分たちの”ホーム”に引っ張り込んで優勝をつかんだ「バイきんぐ」のようなコンビもいるので、必ずしも2008~2014年までの旧審査システムに問題があるとも言い切れません。実際、2012年にバイきんぐが披露した「2本のコント」は今でも記憶に焼き付いていますし、キングオブコント史上最も素晴らしいステージだったと個人的には思います。

 

最後に

今後はキングオブコントも、M-1やTHE MANZAIのように「ベテランのジャッジ」によって評価を決める方向に向かっていくのでしょうか。賛否両論あるかと思いますが、個人的には、今回の審査システム変更は英断だと思います。

なお、吉本1組・ホリプロ2組なので「ホリプロびいきになってしまうのでは?」との声もあるみたいですが、さまぁ〜ずもバナナマンも、他事務所の芸人との絡みが非常に多い(分け隔てなく接する)コンビなので、公平なジャッジを下してくれるのではないかと期待しています。

良くも悪くも「松っちゃん・さまぁ〜ず・バナナマン」にハマる芸人コンテスト、みたいになってしまいそうではありますが、この3組の芸風がもれなく大好きな私にとっては「そういうパターンもアリかも」なんて思っています。

みんながみんな、今回選ばれた審査員3組の芸風が好きというわけではないでしょうし、どうなることやら。。。

ただ、キングオブコント史上「最もオンエアが楽しみな年」になりそうです。

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