HAGANEYA(@imech_jp)です。

うーん・・・これは久しぶりのヒットかもしれない。

中田ヤスタカ氏がプロデュースするアーティストは一通り聴いているんですが、三戸なつめさんについてはデビュー作「前髪切りすぎた」の時点では完全にノーマークでした。

「1つの曲に対して何通りものMVを用意」したり「木村カエラの焼き直し的なビジュアル」っぽかったりと、良くも悪くもビジネス臭がプンプンします。

三戸なつめ – 前髪切りすぎた-白菜篇-

ただ、そんなネガティブな第一印象を抱きつつも「ここのチームは色々な展開を考えてるんだろうな」と興味自体は持ってました。 今回、初めてちゃんと聴いてみましたが、実は前作も意外と悪くないんですよね。

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それにしても、2作目にして「CAPSULE・Perfume・きゃりーぱみゅぱみゅ」に脈々と流れる、中田サウンドの「最大公約数的」な作風で来たのには意表を突かれました。もっと別路線を模索してるのかと思いきや、これまでのヤスタカプロデュースの延長線上にあるサウンド。ともあれ、ファンとしては「そうそう!これこれ!」といった感じです。

三戸なつめ – 8ビットボーイ

https://youtu.be/PMM3W_SFsw4

サビは、どことなくYMOを思わせる懐かしいメロディライン。全編このメロディだと懐古主義的な作風に偏ってしまいそうですが、それ以外(イントロ・Aメロ・Bメロ)のメロディラインと程良いアレンジでバランスを取ることによって、見事に「2010年代のテクノポップ」を打ち出すことに成功していると思います。

個人的に、この曲で一番の悶絶ポイントは「Aメロ」です。日本人は、この手のスペーシーなコード進行が嫌いなのかわかりませんが、売れてる曲でこういう作風のものってあまり見かけないんですよね。そんな日本のメジャー音楽シーンで、こういうコード進行の楽曲を作ってくれる数少ないアーティストの一人が、中田ヤスタカ氏だと思っています。

ちなみに、全体的には「GAME~edge期のPerfumeサウンドに、Chiptune(チップチューン)を散りばめた」ような印象を受けました。現在のPerfumeサウンドは欧米市場を意識し過ぎてか、この頃の「ちょうど良い格好良さ」が失われているような気もしますが、このモヤモヤ感を「8ビットボーイ」が吹き飛ばしてくれたので、個人的にはうれしいです。

 

MVの「ブラー(残像)掛かった&チラツキのあるサイケデリックな映像」もたまりませんね。「ブラウン管時代のテレビ映像」の雰囲気を再現してるのでしょうか?

最近だと、BILLIE IDLE®の「be-bop tu-tu」。ちょっと前だと、電気グルーヴの「少年ヤング」が、80年代をモチーフにしたユニークなMVで目を引きますが、8ビットボーイもそれに通ずるセンスを感じます。ダサい映像も「一周回ると格好良く見える」ってやつですね。

BILLIE IDLE® – be-bop tu-tu

電気グルーヴ – 少年ヤング

 

最後に

デビュー作があまりにもシュール過ぎて「展開の仕方次第では、一発屋で終わりそう」なんて思ってましたが、今作で大きく軌道修正してきた・・・のでしょうか?

映画「ピクセル」のテーマ曲だから、たまたまこの作風になったのか、はたまた次回作以降は全然違う作風になるのか、非常に先が気になるアーティストです。次回作の作風がまるで読めない。。。

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